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ドラ掴みドラマーが思う共通点(前編)

麻雀の勉強を始めて9カ月。まだまだ麻雀初心者です。これまではドラムを長年叩いていました。足腰を壊してドラム休養中に出来る趣味を探していたのが、本格的に麻雀を始めたきっかけです。
ドラムと麻雀、どちらも経験して練習や大会(演奏会)の場数を踏んで見えてきた共通点があったので書いておこうと思います。
今回は語りたいことが多いため、2回に分けて書いていきます。


デジタル派かアナログ派か

麻雀でのデジタル・アナログと言うと、ネット麻雀orリアル麻雀。
ドラムの場合は、電子ドラムor生ドラムとなります。
どちらが好きか・・・状況によってそれぞれメリットデメリットはありますが、あくまでも好みで選ぶとしたら。
私は麻雀もドラムもアナログ派です。リアル麻雀と生ドラム。

理由はシンプルに、どちらに馴染みがあるかです。始めたきっかけであったり、やる機会の頻度で大体どちらかに偏り易いと思うんです。
ネットゲームが普及してからは、ネット麻雀から麻雀を始める人も多いでしょう。私の場合は、幼少期に麻雀牌が自宅にあったこと。そして、何よりも結婚後に家族麻雀をする機会があったことです。
ルールを覚えたのは、ほぼこの家族麻雀でした。
今も、麻雀を打つ機会は週1の健康麻雀教室と月1回の麻雀大会で全てリアル麻雀。ネット麻雀もたまにはするのですが、好きなのは断然リアル。
リアル麻雀の良さは

・実際の牌を握れる
・対面勝負なので心理戦が大きくスリルがある
・試合前後に生身の人間との交流がある

という感じでしょうか。こう思えるのも、4人集めること自体が大変なのに集めてくれる主催者のお陰です。心より感謝しています。

では、ドラムの場合。
これも同じく、ドラムは生ドラムから始まりました。レッスンにも通っていて、生ドラムでの奏法を学んでいたため電子ドラムではその奏法が使えないという不便さがあり電子ドラムは日々の練習パッド代わりとして使っていました。
ドラムスティックの先端(チップ)や側面(ショルダー)を使った奏法、叩く角度による音の変化等の細かい表現はやはり生ドラムでないと難しいのです。
あとは、叩いた時の体への振動感覚が全く異なります。音の響きによる空気の揺れ感も生ドラムでないと味わえません。
私の場合は、完全に生ドラム1本で育ったのでアナログ派といえます。

俺は手数王になる!!

某アニメの有名なセリフに似た見出しですが。
手数は麻雀にしかりドラムにしかり、その人の技術そのものです。
ドラムの世界では「手数王」の愛称で親しまれた菅沼考三さんがいらっしゃいました。
この方は手数の多さで有名で、多くの書籍や映像を多く出版されています。ドラマーは教則本として学ばれた方も多いと思います。
ドラムでいう手数とは、簡単に言うと「多くのフレーズを叩けること」
フレーズとは、通常のリズムの後に入るアレンジされた叩き方。(フィルイン)
♪タンタンタンタン……… タカトコタカトコジャーン
の”後半部分”と言えば、イメージ的に分かるでしょうか。
また、曲の始まりやラスト、曲間のソロパート的な部分も手数の1つになります。
手数が多いと何が凄いのか。
自分が客席にいると考えてみて下さい。同じフレーズばかり続く演奏を聴いていたら、だんだん飽きてしまいますよね。慣れてしまうと驚きが減り、ワクワクしなくなります。
そこです。プレーヤーとして、自己満足だけで終わらせない。客席を楽しませることも技術の1つなのです。
客席を楽しませて、ハートを掴みファンを作る事。これはアーティストにとって最高の勝利と言えるのではないでしょうか。

麻雀界には、そんな手数王はいるのか。います、手数王というより手数女王ですね。女流の瑞原明奈プロです。
麻雀で言う手数とは、「何切る」でしょう。同じ配牌とその後のツモという状況。それをどう切り、カタチ作っていくのかは「何切るの手数」がものを言うと思っています。
Mリーグの試合観戦をしていても、それをつくづく感じます。
麻雀は運の要素があるゲームではありますが、実力・技術があれば確実に成績に表れてきます。途中経過の今の段階でも、個人成績を見れば分かります。
切り方、手法が一定の選手は勝敗にも波があり、そして正直試合を見ていても飽きてくるのです。ほぼ、想定内の切り方になっているからでしょうか。

では、手数女王・瑞原明奈プロの場合。「なぜそう切る?!」と思うも、その後に生きていくんですね。さっきの何切るが。
瑞原選手の試合の様子を見ていると、プチ長考タイムが他の選手に比べて多いという印象があります。
おそらく、場況から頭の中であらゆる可能性・確率を考えた上で何を切るかを導き出しているのでしょう。
見ている側をワクワクさせてくれる選手だと思います。本人もワクワクしながら打っているのかは、瑞原さんご自身にしか分かりませんが。
とても素敵で見応えのある選手ですね。

まとめ

ここまでが前編です。前編だけでも長くなってしまいました。書いているとドラム愛と麻雀愛が溢れてきて。
手数については偉そうなことを書いていますが、ドラムも麻雀もプレイヤーとしての腕は全然実力を伴っておりませんのであしからず。
好きこそものの上手なれのレベルです。

単に私にとっての、麻雀とドラムの趣味嗜好を書いただけなのですが後編へ続きますので、よろしければそちらも読んでいただけると嬉しいです。


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