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【コラム】社会人としてやっぱり「成長」は必要なの?

「成長できる人の特徴○選!」
「成長しない社会人の特徴○個!」
「高い目標を掲げて成長しよう!」

社会人になるとついてまわる【成長しろ】という風潮に疲れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
反対に、成長したいのにどうしたら良いか分からない方も、同じくらいいらっしゃるかと思います。

そこで、今回は「成長とは何か」、「成長は必要か」を私なりに考えてみました。
成長したい方も、成長への圧力が苦しい方も、考え方の1つとして、ぜひご一読ください。


成長=対応力が上がること

成長を辞書で引くと「育って大きくなること」とあります。
子供なら身長などでわかると思いますが、大人(または社会人)として育つ、大きくなるとはどういうことなのでしょうか。

私は「対応できることが増える(対応力が上がる)こと」ではないかと思います。
例えば・・・

  • スキルを身につけて仕事の幅が広がった

  • より難易度の高い案件に対応できるようになった

  • 相性の悪い人とも良好な関係が築けるようになった

  • いろんなバックグラウンドの人をマネジメントできるようになった

  • 昔は上司を呼んでいたトラブルも1人で解決できるようになった

  • 仕事一辺倒ではなく家事・育児との両立ができるようになった

  • 夫婦喧嘩をせずに話し合いができるようになった などなど。

このように、スキルや人間性といった領域に限らず、「できることが増えた」、「困る場面が減った」状態になることを、成長というのではないかと思います。

成長しない状態=できないことが増えること

裏を返せば成長しない人は「できることが増えない人」です。
つまり、今できないことは2年後も5年後も10年後もできない。
自分でできないから「誰かやって」というスタンスになってしまいます。

人は、歳をとると「できないこと」が増えていきます。
時代と共に社会には常に新しい情報・価値観・ツールが出てきてます。
その結果、できることが増えない人は、生物学的にも社会的にも「できないこと」が増えていきます
”現状維持=対応できるものの量が同じ”を望む時でさえも、できることを増やさないと、実質的には退化していってしまいます。

「成長したい」の中身を考える

転職理由を伺う中で、「もっと成長したい」とか「現職では成長を感じられない」といったお話も伺います。
でも「どう成長したいですか?」と伺うと、成長後の姿を全く描けていない方が多いです。

何をもって「成長した」と考えるのか、成長した自分はどうなっているのかを想像しないと、いつまで経っても成長しているという実感はもてません。

自分の成長を振り返ったり、成長した姿をイメージするときは、「できるようになったこと」に焦点を当てると考えやすいのではないでしょうか。

成長する必要はあるのか?

成長することは人生の充実につながる

成長する、つまり対応力を上げると、どのようなメリットがあるでしょうか。

より難易度の高い仕事に対応できれば、単価アップや年収アップに繋がります。
また人に頼らなくても良くなるので、色々な場面で自走することができます。
仕事でいっぱいいっぱいだった状態から、業務や家事を効率化することで仕事と家事を両立できれば、生活を豊かにすることができます。

このように、成長することで、お金や時間などの自由度が高まり、自分の人生に裁量を持てるようになります。
これが、成長することのメリットではないかと思います。

成長しないことのデメリット3つ

反対に成長しないとどのようなことが起こるでしょうか。
3つのリスクを説明します。

第1に、他責思考になり、生活の中で不満が増える可能性があります。
できないことが多いと、その分、人にお願いすることが増えます。
自分は限られた仕事だけをすれば良い、と言うのは一見楽そうですが、依頼先のミスや遅れが自分に降りかかってしまいます。
結果的に「誰々さんが○○してくれなかった」と他責的になり、生活に不満が増えていきます。

第2に、自分の行動範囲が狭くなることです。
例えば私は動画編集ができないので、Youtubeやtiktokなどの動画がメインのSNSは運用していません。
動画でもキャリアのことを発信すれば、より色々な方の役に立てる可能性がありますが、動画での発信ができないのです。
もし成長しない(動画編集ができないまま)としたら、動画での発信は、したくても永遠にできなくなってしまいます。

第3に、周囲との関係づくりが難しくなる可能性があります。
成長しないと自分のできる範囲が限られ、人に頼る必要があります。
同じ組織には、成長意欲が同程度の人が集まりがちです。
結果的に、個々人の対応範囲が狭いことでお互いに融通をきかせることができない上、1点目で挙げたように他責的になりやすいので、人間関係がギスギスする可能性があります。

こうしてみると、ある程度の成長を視野に入れた方が、自分の人生に裁量を持つことができ、周囲と協力しながら仕事ができるようになるのではないでしょうか。
成長するときは苦しいこともありますが、成長した方が結果的に自分の人生が楽になりそうです。

まとめ

成長すること/成長しないことと、そのメリット/デメリットについて、私の考えを書いてみました。

成長することは、自分の人生を楽しく充実させることに繋がると思います。
必ずしもゴリゴリに成長する必要はなく、自分にとって心地よいスピード・レベルで良いと思います。
そしてそれは仕事面だけでなく、プライベート面での成長も含みます。

自分の人生を楽しく充実させるために、できることを増やす。
そう考えると、「成長」に疲れた方も、少しは成長することを前向きに捉えられるのではないでしょうか。

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