映画「ルックバック」を観て※ネタバレ注意
こんにちは!だいすけです。
今日は最近何かと話題のルックバックを観てきました!
ルックバックとははチェンソーマンの作者でもある藤本タツキ先生の書いた読み切り漫画を映画化したものになります。
まず、この映画はYouTubeやネットでもたくさんのレビューをされている映画になります。
今日は自分なりにこの映画を観て感じたことを書かせて頂ければと思います。
才能の対比
まず他の方のレビューでもよく言われているのが才能の対比になります。
スポーツや人付き合いも上手い藤野と、画力はあるが引きこもりの京本の真逆の二人の物語となります。
同じ小学4年生の中では絵が上手い方の藤野ですが、圧倒的な画力の京本に努力しても敵わなかったことで一度絵を諦めてしまいます。
この一連のシーンは、学生時代部活や勉強を頑張ってきた人には刺さる部分があるのではないでしょうか。
「努力・友情・勝利」の少年ジャンプの中で、努力をしても敵わない人がいるという現実を綺麗ごと無しに描書かれており、僕自身青春時代を思い出し胸が締め付けられる気持ちになりました。
才能の共闘
対照的な二人ではありますが、藤野にない背景の画力を京本が担当、ストーリーやキャラクターを藤野が担当することでお互いに足りない部分を補う形で共闘することになります。対照的な二人が出てきたことで、二人がライバル関係になるかと思いきや、相棒として漫画を描いていく流れとなっていきます。
社会に出れば、一人の力でどうにかできることはほとんど無いです。
会社一つにしても、営業職、経理、開発、物流などたくさんの人が役割分担をして会社が成り立っています。
そのことに10代で気づいて、二人で頑張ることで若くして大きな成果を上げています。普通であればライバル関係になってしまいそうではありますが、
協力という道を提案できる藤野の柔軟性や器用さが表れているように感じました。
出会いと人生
ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、
藤野と京本が出会って、漫画の道で成功を遂げるのですが、
劇中では二人が出会わなかった世界線も描かれています。
出会いは大きく人生を変えることがあると思っていますが、この2人の出会いは、互いに大きく人生を変える出会いだったのではないかと思います。
ですが、2人が出会わなくてもそれぞれの人生を生きていくし、
その中でまた別の人と出会っていくと考えると、人生は出会いや巡り合わせによって全く違うものになるのではないかと思いました。
まとめ
全体を通して、人生について考えさせられる映画でした。
特に才能という面から見て、学生時代頑張ったことがある人には何かしら思うところがあるのではないでしょうか。
今この時期ですと、テレビでは甲子園をやっていますが、試合に出ている選手よりもベンチにも座れず観客席から応援をしている選手たちに感情移入をしてしまいます。私も部活にはかなり力を入れている方でしたが、世の中残酷なもので、試合に出ている選手よりもベンチ外の選手の方が努力をしているということもよくあります。部室でずっとスマホをいじっている部員が試合に出て、その間自主トレやトレーニングルームでトレーニングしている部員はベンチにも入れない、そういうことが当たり前にあるのがスポーツというものです。
人の才能に嫉妬してしまう気持ちは痛いほど分かりますが、どうしようもないと諦めてしまう気持ちもよく分かります。逆に自分を羨んでいる人もいることもあったりします。
スヌーピーの言葉で、「配られたカードで勝負するっきゃないのさ、それがどうゆう意味であれ」という言葉があるように、持っていないものはどうにもならないです。。持っていないカードがあるなら、そのカードを持っている人に協力してもらうのが一番効率がいいです。今回の映画の藤野と京本のように。
以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました!