詩子お姉さん
鈴鹿詩子という配信者がいる。
詩子お姉さんという愛称で親しまれた彼女が今月で卒業してインターネットから姿を消す。
彼女よりBL知識があって
彼女よりBLを愛して
彼女より下ネタがドぎつくて
彼女よりトークが上手くて
彼女より企画が面白くて
彼女より頑張り屋さんで
彼女よりダンスが上手くて
彼女より男性ライバーに配慮して
彼女よりリスナーを愛して
彼女より歌が上手くて
彼女より女性ライバーに好かれて
彼女より下ネタが許せる居場所を作れて
彼女よりスーパーチャットを丁寧に読んで
彼女より長く配信者として活動して
彼女よりオリジナル楽曲が多くて
彼女よりブログを書き続けて
彼女よりネタにされて
彼女より面白い切り抜きがあって
彼女より影響力があって
彼女より全てにおいて優れている
そんな配信者がこれから先、たくさん出てくるかもしれない。
それでも私は、貴女の面影をずっと探してしまうのだ。
よくぞここまで変わらずに炎上一つせず卒業出来る配信者がいたものだ。
貴女は気付いていないだろうが、貴女の存在は想像以上にこのインターネットの中では大きくて重いのだ。
寂しいよ。寂しいとも。大の大人がみっともなく涙が溢れて仕方ないが振り返れば沢山のどうしようもない下ネタ好きの馬鹿野郎達が同じように泣いていた。
6月12日、貴女は卒業する。
おめでとう。
いってらっしゃい。
願わくば幸せを。本音を言えばこっそり戻ってきても私は良いと思うよ。
詩子お姉さん。にじさんじに居てくれてありがとう。私の初めての出会いは貴女でした。
楽しかったなぁ、本当に。
お疲れ様でした。
ああ、そして
最後に
僕体好。