かわいくないおじさんが旅をした話(3/3)
明けましておめでとうございます。
このシリーズでこんな挨拶はしたくなかった。
2024年10月までに書き抜くといっていたところをサボってしまったからだ。
投稿が空くほど忙しかったわけではない。
なんなら師走を悠々と歩いていた。一歩ずつしっかりと踏みしめて歩いていた。
前回の投稿はこちら。
せっかく書いたので、今回のと併せてみてもらえると嬉しいです。
5.苦手なりに旅について考える。
自分のためにもおさらい
このnoteを投稿しようと思ったきっかけを一言で表すと、
旅行好きの会社の後輩に旅行嫌いのプレゼンをしてしまった罪滅ぼし、である。
昼食で話題を作ってくれただけ、というのは今はわかるし、その当時もわかっていた。
せめて今度旅行の話になったときに楽しそうな顔ができるようにしよう、を目標に3部構成にして、去年投稿した1~2部は今回の旅行の話をした。
今回は旅行が苦手な僕が旅行について改めて考える回である。
今回思ったのは、旅行が苦手な人間こそ漠然とどっかに行きたいというモチベーションで旅行してはだめだということ。
スマブラの大会に出る、友達と会っておいしい飯と酒を楽しむ、ちゃんとテーマがあることでしまっていた。
次の旅行ではこうしようと考えたことがあるので、つらつらと発表をしようと思う。
あくまで旅行が苦手な僕がこうしようと考えていることなので、
変なこと書いてても優しい目で見守っててほしい。
間違っても参考にしようなんて視点で見ないでいただきたい。
5.1.外せない予定を作る。
自分の経験上、
細かいスケジュールを立てるとなると、それを計画している段階でちょっぴり嫌になってしまう。
旅行先でイレギュラーがあってスケジュール通りに進まないとき、同行者と気まずい雰囲気になってしまう。そしてイレギュラーになる原因は大体旅行が苦手な人間だ。
かといって、旅行が苦手な人間はフリーで動いてはいけない。
カフェに逃げ込んで結局東京でもできるじゃんって時間を過ごすことになる。
だから旅程に社会的に極力キャンセルをしたくない予定を作ることにする。
友達と合流する約束をする、夕方に有名なレストラン・居酒屋を予約する等々。
これは僕が今作った詩の一節なのだが、外せない予定が何も思いつかないかつ半端にお金だけある独身の社会人は脳の片隅にいれておくといい。
1個イベントを作る、その程度でいいんじゃないかと思う。不安だったらちょっとずつ肉付けをしよう。
5.2.ミスを許容できるくらいには遠いとこに行く。
海外でパスポート紛失、なんていうスケールではなく、
結構なチョンボして萎えちゃったくらい。
今回の旅行だと、スマブラの結果はあんまり振るわなくてなかなか落ち込んだが、せっかく来たのだからと帰りまでグルメを楽しむ方向に切り替えた。
ランキングを気にしていない自分だから容易に口にできることかもしれないが、落ち込んで思い付きで帰宅ができないくらいには遠いところに行った方がいいのかもってことである。
もういっそ何しに来たんだっけ、ってくらい振り切ろうと思う。
できるだけ苦い思い出だけ残して帰らないように計画をしていきたい。
そう思ったら5.1.の話だと、宿や交通機関の予約をちゃんと事前にしておく、というのは大事だな。
退路はあらかじめ断っておこう。
5.3.ステータス値を事前に振っておく。
全部を充実させることを目標にすると、ギャップに苦しんでしまうような気がする。
RPGの初期ステータスのようにメリハリを作っておけばいいじゃんと思った。要は優先順位なんだけど。
ご飯はめっちゃおいしいものを食べる、結構奮発するか~。
行きはバスで行く、さすがに帰りは新幹線。
宿はAirbnbのドミトリーで。
みたいなイメージ。
試行錯誤を繰り返して、レベル上げをしていく感覚でいると、例えばなんかがっかりすることがあっても、まぁここのステータス振り低いしな~、今度はこうしようとチューニングもできる。
上限値はお金や時間で変わっていくし、ポイントを振る項目も人次第。
そこは各々行く人・場所やリソースによって決めていけばいい。
5.4.たまにはベタを楽しむ。
旅行が苦手な人がやりがちじゃないだろうか。
メタを張ってしまうというか、人込み(ベタ)を避けてしまうというか。
自分が京都に行ったときの経験でいうと、
一乗寺の古本屋さんを巡って、激戦区ということでラーメンを1杯食べて、
バスで移動して、森見登美彦作品によく出るから見に行きたいといって鴨川あたりを散策して、みたらし団子発祥と言われているお店で休憩して…。
みたいな一日を過ごした。
一見楽しそうに見えるが、これ、京都に何度か来たことあるやつが組む予定なのだ。
通ぶってて鼻につく。苦手なやつがこんなスケジュールを組んじゃいけない。
楽しかったかもよく覚えていない。なんかお気に入りの音楽聴きながら歩く時間結構あったぞ。
事実、なんか心残りで夕方嵐山の方面に行こうとしたら、公園の営業時間が17:00までだということを知り、トボトボ周辺を散歩していた。
こういう予定を組んだのも、観光スポットって結構混むよな~という先入観で勝手に避けていることが原因なのだ。
もう人がたくさん嵐山周辺を散策して飯たか~、バス移動して銀閣寺見に行って地味だな~って思っていた方がちゃんと楽しめているような気がする。
せっかくの旅行だから失敗しちゃいけないって思う必要はなくて、
上手くいかなかったこともネタにすればいいし、教訓にすればいい。
旅行が苦手なやつは一旦ベタを通ってレベルアップをするべきだ。
というか京都バス難しいんだよ。四つ角で全部行先違うのに行きたいところに行けるの、ぎょうさんお勉強してはりますな~、だよ。
5.5.人に話す心づもりで行く。
今回の旅行はnoteを書くつもりで行ったんだけど、これからもそうしようと思った。
もしかしたら、偉大な先人たちも語り継ぐために書いてる場合もあるだろうし、書くぞ~くらいにしか思ってない場合もあるんじゃないか。
でもこれは別に、あったことを絶対に友達に話せ、文字にしてネットの海に放り投げろということではない。
旅行先で楽しかったことはもちろんだけど、うまくいかなかったことや腹が立ったことも整理して他人に話す用にパッケージ化をしておくと、
そのとき思ったことや起こったことに対する熱量が分かって、自分と向き合えているような気がする。
新幹線で帰ってるときや宿で寝る前などにこんな感じで友達に伝えたらどうだろうと考えると幾分か気がまぎれる。
笑ってくれるかもしれないし、共感して一緒に怒ってくれるかもしれない。
泣いてくれるかもしれない。泣かせたら語り部として誇っていいだろ。
上述のものも含めて、僕を筆頭に旅行が苦手なやつは変に上手くやろう、失敗しないようにしようと思っているように感じる。
失敗も全部話せるくらいに整理して、もやもやした気持ちまで旅行先から持ち帰らないようにしたいところだ。
おわり
以上です。
読んでいただきありがとうございました。
また今回も3000文字くらいだ。
僕が話したいことって全部3000文字くらいなのかもしれない。
140文字向いてないんだよ。自分が伝えたいことを十分伝えきれず、みんなを置いてってしまってるような気がしてならない。
結局僕にとって旅行とは「疲れにいくもの」というのは変わらないんだけど、
今度の遠征はどこに行こう、
たまには疲れにいってもいいんじゃないかと思った良い旅行だった。
こんな感じで考えを整理できてとても良い機会だった。
もうちょっとスマブラSPは続くと思うし、各地方の遠征がどうだったか皆さんの話も聞いてみたい。
話したいよ~って方がいればぜひ。
では、今年もよろしくお願いします。