足の番人アドバンスより 〜リソークリニック院長 磐田 振一郎 Drから機能解剖を学ぼう〜
こんにちわ!
足の番人アドバンスが終わったのでアドバンスのまとめをリハビリ視点でまとめたいと思います。
今回のアドバンスコースは、リソークリニックの磐田振一郎医師を講師にむかえ「膝の機能と構造」とについての講義でした。会場はいつもと同じく足に意識を向ける多業種の参加者の皆様でほぼ満席となりましたよ!
皆さんモチベーションが高くて素晴らしいなと肌で感じました。
はじめの自己紹介では、とにかく失敗してもいいから「やってみる!」というポリシーでチャレンジをされてきて、現在に至ったことをお話しくださいました。
中でも驚いたのが再生医療を自分の髪の毛を増やすのに試されていると言う点です。髪の毛って再生医療で増やせるんですね。凄い需要がありそうでしたよ(^ ^)
次回は皆さん気になる靴・インソールのセミナーです!
そして10月はメインイベントの!足の番人サミット!
豪華ゲストに な・なんと!
菊池守先生(下北沢病院)、桑原靖先生(足のクリニック)、木下幹雄先生(TOWN診療所)と足病医の先陣をきっている方たちばかり!
病院、クリニック、在宅で行う足の診療をそれぞれの立場からお話頂こうと思います。
では早速膝についての勉強をしていきましょう。
日本で軟骨磨り減っている方は2400万人で、痛みなど膝に何らかの症状を抱えていらっしゃる方は、日本に820万人程度もいると言われているとのことで、とても身近な問題であることにあらためて気づかされることとなりました。
日本では60才以上の五人に二人は罹患しているとされていると言うデータもあるので症状がでていないけど痛くない膝の人も多く大多数いると言うことですね!
いつ痛くなっても膝は不思議じゃないですね。。
OAの基本の「き」について
膝の痛みの原因として考えられるのは
1、半月板 2、軟骨の問題、3、筋肉や腱などの問題が多いです。
上記のことから磐田先生の診断アルゴリズムは下記です。
レントゲンを読まなくてもなんとなく仮説が立てられるのはいいですね!
安静時でも痛いのが困りものですよね、安静時で痛い場合はやはりMRIなど撮って頂いて、神経の問題なのかなど詳しく調べたいところです。安静時でも痛くないけど膝の周りの筋肉などを押して圧痛があれば軟部組織性の問題もあると思います。
セミナーより引用:
とは言えレントゲン見る時のポイント知りたいですよね。膝の内側の軟骨が減るとO脚な事が多く、レントゲンで見るとO脚の人は内側が狭く見える事が多いです。隙間が狭い方が軟骨が磨り減っていると言う事なので痛みが出ている可能性が高くなります。
ただ、レントゲンを見ても、関節面が安定していれば痛くない人もいるので、ウォーマックインデックスなどアンケートを使うか、症状の問診をしっかり行うかすることが臨床は大事ですね!
下りで痛い、正座がしにくい、立ち上がりや歩き始めで痛かったり、膝を押して痛かったり、水が溜まっていたりするのがOAの良くある症状です。
水を抜くのは癖になると良く言いますが、炎症が止まれば水は溜まらなくなるので、癖にはなりませんので安心して注射も受けてみて下さいね。医学的には注射はもちろん打って大丈夫ですよ。
サプリメントについて
お気持ちだけで十分です。そのお金をご両親の靴を買うことや身近な人や自分へのプレゼントに使ってくださいね(^ ^) 心ある方々がの活動を支援してくださった場合には、いつもお世話になっている皆さまに1杯奢ります。足の番人で宇佐美と握手!!