クリスマスのあの人はなぜ赤いのか?
メリークリスマス!
今日はクリスマスですね、いかがお過ごしでしょうか?
せっかくなので今回はクリスマスの色にまつわるお話でも。
なぜサンタクロースは赤いのか?
サンタクロース=赤色というのは、
元々司教キリスト教の司教の服装が由来と言われています。
実際にサンタのモデルは、実在したキリスト教のとある司教です。
とはいえ、20世紀初頭までははっきりとそのイメージ付けは確立していませんでした。
クリスマスカードに描かれるサンタの服装は、青だったり紫だったり様々。
では、赤色を強く結びつけたきっかけは何かというと、
コカ・コーラ社の広告宣伝だと言われています。
当初のコカ・コーラは子ども層への普及を狙い、
イメージカラーの赤色の服をまとったサンタを用いました。
その結果、世界的に
「サンタクロース=赤」
のイメージが形成されたんですね。
企業戦略が文化を作る。
なんだか日本のバレンタインデーみたいですね笑
クリスマスの色は引き立てあう組み合わせ?
クリスマスといえばもう一色、
「緑」を思い浮かべませんか?。
クリスマスツリーの色ですね。
実はサンタの「赤」とツリーの「緑」は
色彩学の中で、「補色の関係」と言われる関係性にあります。
組み合わせることでよりお互いの色を引き立て合うのです。
すご~く印象に残るんですね。
そのため「クリスマスの色」といえば、
「赤」と「緑」
と浮かびやすいのも、
偶然にもこの色の組み合わせが成り立ったことが
背景にあるのかもしれません。
色の持つ特徴が人の常識を作り出すのに一役買っているというのも
なかなか興味深いお話です。
身近なものの色も、その成り立ちや特徴に目を向けてみると
面白い発見があるかもしれませんね。
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