好きなのにイマイチなコーディネートをワンランクアップさせるには①
自分を好きになる理系ファッションアドバイザー、Kaori です。元はダサめの理系オタク、IT企業を退職し、とある強い思いからファッションの仕事をしています。
ファッションとは、色・柄・形・素材の4要素から成り立っています。私は各要素毎に分析して「貴方に似合うスタイル」を提案する専門家です。理系的、つまり再現可能な形で提案しています。
このコート、似合っていない訳じゃないんだけど、イマイチ・・・・。
コーディネートの仕方がわからない!
クローゼットの中に、こんな服はありませんか?
服は、単品で似合う・似合わないも大切ですが、組み合わせ、つまりコーディネートが大切です。この記事では、単品で似合う服を、ワンランクアップさせるための方法をお伝えします。
自分の好みのテイストだけでは、何かが足りない
今回は、先日いらしたMさまを紹介させてください。
ミニマリストになりたい。ナチュラル思考が好き。
Mさまはこんなお考えをお持ちでした。クローゼットの中身は、黒やベージュなど、ベーシックカラーの服だとか。
オーガニックコスメや無印良品が大好き、など確かに、Mさまはナチュラルテイストが似合うお方。けれど、Mさまの魅力は、ナチュラルなだけではなかったのです。
ナチュラルな装いに、何かをプラスする。
洗練感のある装いに、何かをプラスする。
こういったテイストの微調整をすることで、魅力度はグッと増します。自分に似合うテイストは、なんとなーくわかることが多い。どう微調整していくか、がわからない為、「イマイチ」になりやすいのです。
特定の服を避けてしまう心理
勉強やキャリアを頑張ってきた女性にありがちなのが、「可愛いものを避ける」です。ピンク・リボン・フリル・レース等。私自身も、淡いピンクのワンピースを避けていました。
男性と対等、またはそれ以上の成績や業績を上げて生きていく、とは「かわいさだけで生きていく」とは真逆です。
その様に生きていくと、「かわいさ」とか自分の中の「女性性」を否定しちゃうことが多いんです。可愛いを武器に生きている人の事を嫌いになっちゃったり。(「私だって、できることなら、そう生きたかった!」という気持ちの裏返しです。)
「かわいい」で生きていない自分。それを認識すると、「かわいい」物を敬遠し始めます。
好きなテイストを、自分に「似合う」に微調整する
Mさまも、勉強もお仕事も、ものすごく頑張ってきたキャリアウーマン。そんなMさまのテイストの微調整に必要だったのは、「かわいいもの」だったのです。
ナチュラル+上品な大人かわいい
それがMさまの魅力を一番引き出すファッションでした。たとえばこんな感じ。
これらは、ナチュラルなファッションテイストを、Mさま用に微調整した結果です。
無印良品を思わせる雰囲気の色や素材が沢山入っています。いわゆるナチュラルなファッション。けれど、それだけではないのです。
次回の記事では、「どう微調整したのか」を解説します。貴方のファッションの「微調整」にも役立つかもしれません♪
好きなもの・似合うものを、ほんのすこし変える、ほんのすこしの何かを加えるだけで、あっと言うほど垢抜けます。
参考文献: 紙面Baila, Story, Classy, GapPress,
https://pierrotshop.jp/blog/archives/11211