効率的な買い物のために決めるべき3項目
自分を好きになる理系ファッションアドバイザー、Kaori です。元はダサめの理系オタク、IT企業を退職し、とある強い思いからファッションの仕事をしています。
前回は洋服のお買い物時間を短縮する方法を書きました。効率的なお買い物のために、事前に決めておくべき項目とその理由を記します。
※なんとなくウィンドウショッピングしたい時は、この限りではありません。が、男性の多くは「買い物が面倒」と感じています)
① 何を買いたいのか(コート、ズボン、靴、など)
今日は靴を買いたい?コート?かばん?求めるアイテムが決まっていなければ、闇雲に店内を探すことになります。目的地もなく旅している様なものです。
「こんな柄で、ボタンの大きさはこれくらいで・・・」などと、自分の欲しい服を細かく妄想するもの楽しいですが、その妄想にピッタリな服には中々お目にかかれないのが現実です。
こういった細かい妄想は、旅行で言うとスケジュールぎちぎちのプランと似ています。あちこち連れ回され、●●寺院での滞在期間は5分!疲れますよね。
何を買いたいか。は「スッキリしたズボン」「セーター」など、一般的にカテゴリー分けできる範囲で決めればOKです。
② 何用に買いたいのか(仕事用、普段着、旅行などのTPO)
TPOはとても大事です。服は自分が着ると同時に、人に見せるものでもあります。
かわいい服だと思って買ったけど、全然着る機会がない
この現象が起きるのは、②の何を目的に買うのかが定まらないまま購入しているからです。
たとえば、以下のように用途と希望が定まっていると、選択肢はぐっと絞られ、選びやすくなります。
目的:社員と面談したり、取引先とも商談できる靴
希望:フォーマル風に見えるけど、履き心地はスニーカーに近い靴
いくらオシャレで似合っていても、取引先との商談に使えないレベルのカジュアルな靴は選ばないからです。
なんとなくショッピングをしたいのは女性に多く、多くの男性は「買い物が面倒くさい」と感じています。あちこち店舗を周り、あれこれネットショップサイトを周り・・・・買い物は工程が多く面倒な作業でもあります。
それをやりやすくするためには、自分の希望をしっかりと定めましょう。
③予算(店舗選びに大事)
言わずもがな、予算設定は大事です。「お金を気にせず好きなだけ買える♪」という富裕層なら必要ないですが、多くの方は予算設定は大事です。
どの店で買い物をするのか、予算によって変わります。
予算が10万円のコートを買いたい人は、伊勢丹や三越に行く方が良いし、全コーデの合計予算が2万円ならばOIOIの店舗やユニクロ、H&Mなどを活用するのが吉です。
予算15000円だから、すごく気に入ってるけど17000円の服は買えない・・・
こんな風に厳密に決めすぎると、せっかく出会えた素敵な洋服とのご縁が切れてしまうことがあります。設定予算±10%位の余裕はある方がおすすめです。
買い物は消去法で
買い物は基本的には消去法です。希望を定めるとは、他の選択肢を捨てることです。自分の希望がブレブレだと、取捨選択ができなくなります。
・自分の望む価格帯から外れる店舗は除外。
・自分の生活には不要なTPOの服は除外。
・自分に必要ないアイテムは除外。(ズボンは沢山持ってるので、追加は必要ない、など)
除外することは結構大事です。私がGoogleで働いていた頃、広告運用のサポート業務もしていました。
広告運用での除外設定では「ここの媒体では広告を出さないで欲しい」「関連するキーワードだけど、〇〇という単語では広告が出ないようにしたい」などの希望を叶えることが可能でした。
※製品がリニューアルしたりして、この除外設定の仕様は変更している可能性大です。あしからず。
何は欲しいのか。何はいらないのか。
ここを事前にハッキリさせておくだけで、買い物効率が大きく変わります。
店員さんは、店舗内の服については詳しいです。けれど、貴方の希望を一番知っているのは貴方自身です。自分は何が欲しいのか、何が必要なのか、自問自答してみてください。
消去法ではない買い物ができる唯一の方法は、オーダーメイドです。オーダーメイドには不思議な魅力があって、いずれその経験談も書きたいです。