高級感と艶のファッション-艶とは何?
自分を好きになるための理系ファッションアドバイザー、Kaoriです。どちらかというと元はダサめの理系オタク、IT企業を退職し、ファッションの仕事をしています。その思いはこちら。
女性のプロフェッショナルとしてステップアップしたい
こんな思いから、オンラインでできる「自分に似合う柄・形・素材を知るトータルファッション診断」を受けてくれた Kさま。
K様の診断結果も含め、「どうやって似合うファッションを分析しているのか」も合わせてご紹介します。
似合うコーディネートを集める
Kさまの似合うファッションには、とにかく「高級感」が大切でした。たとえば、こんなコーディネートです。
どれも「大人の女性」に相応しい高級感と艶があるコーディネートです。
お客様の顔写真を使い、一番魅力的に見えるコーディネートを探します。貧相に見えない、不健康に見えない、眠そうに見えない、うるさく見えない。その人の顔が一番生き生きして見えるコーディネートを。
※実際の診断では、4コーデだけではなく、更に多くの「お似合いコーディネート」を集めて分析します。
似合うコーディネートの共通項を見つける
似合うコーディネートが沢山集まったら、これらを並べて共通項を探します。色・柄・形・素材、という項目別に探します。
たとえば、Kさまの服であれば・・・・・
色:濃い色(白黒コピーしたら黒っぽくなる)
柄:弱コントラスト・やや大きめな柄(レースなど) or 中サイズの柄を全体面積の40%程度(六角形の柄・ヒョウ柄など)
形:曲線的(ウエストを絞る・なだらかな肩)
素材:滑らかで柔らかい生地、艶がある
具体例を並べ、言語化する。それによって、ファッションに詳しくない人であっても、理解しやすくなります。
Kさまの場合は、「高級感」と「艶」がキーワードです。
高級感がある生地とは
グレーでまとまったこのコーディネート。
滑らかに波打つスカートとセーター。どちらもきめ細かく蜜に糸を紡いだ生地です。高級ウールやカシミアなどがこれに当たります。
糸を惜しみなく使った生地。その生地を広面積でたっぷりと使う。それによって、緩やかでなだらかな波ができあがります。
材料費をケチらず、糸を沢山使った素材には高級感が宿ります。このコーディネートに至っては、高い生地をふんだんに使っています。高級感ポイントがグッと上がります。
高級感がある柄とは
例えば、似合ったのは大きくてアンニュイなレース柄。出来上がった生地にインクをつけるプリント柄ではない。生地を作る段階から、優雅な柄ができあがるように糸を編んでいく生地です。量産するには少し難しい、手が込んだ生地。
こんな人の手間暇が沢山かかっている生地は、実際に高価だし、高級感が醸し出されます。
艶があるファッション
Kさまには「艶」があるファッションがお得意でした。バッグ・コート・靴、どこかしらに柔らかな光を感じ取れるでしょうか。
スワロフスキーよりもパール。柔らかな光沢があると、「艶っぽさ」が一気に増します。
偽物ではなく、本物の生地・素材を着ることが、Kさまにとって重要なポイントです。
艶とは何か
高級感と艶。ファッション診断が終了した後、Kさまに質問してみました。「艶とは何ですか?」と。
生き方に余裕があること
人を受け入れる隙は艶にある
これがKさまの答えです。生き方に余裕があってこそ、艶が生まれる。艶があることで、人の好意や気持ちを受け入れることができる。Kさまはこんな素敵な考えをお持ちの女性です。
女性のプロフェッショナルとしてステップアップしたい
これが、Kさまがファッション診断を受けようと思った理由。
高級な服をただ身にまとうのではなく、艶をお供に。
高級服のみで固めると、威圧感があって近づきがたい人になります。そこに艶を加えることで、元来お持ちの優しさを魅せることができます。
服装とはコミュニケーション
一言も喋らずとも、「私はこんな人です」「今は人の気持ちを受け入れる余裕があります」と伝えることができる。それがファッションです。
しなやかさと高級感。どちらも手に入れれば、プロフェッショナルとしてステップアップすること間違いなしです。現在はリモートワークが主だそうですが、Kさまが高級感と艶を双方を魅せる服を着て、オフィスに行くようになったら・・・・周りの反応はどう変わるでしょうか。
私は楽しみです。
あなたにとって艶とは何ですか?
一瞬、「えっ?」と思うような質問も、私はしていきます。こういった哲学的な質問が、その人の思想と嗜好に繋がっているからです。そこに、「自分自身をもっと好きになれる」要素が沢山、沢山含まれています。
こんな心理的な深堀りをされてみたい!そんな方に、自分に似合う柄・形・素材を知るトータル ファッション診断はオススメです。
ご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
写真出典:
Classy 2018年2月号、2017年12月号
Story 2017年12月号、2018年4月号
Gap press 2011〜2019年 春夏コレクション、秋冬コレクション
その他ウェブ媒体
等
20冊ほどの雑誌・ウェブ媒体を使って診断をしています