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私が着物を着る本当の理由
理系ファッションアドバイザーの Kaori です。元はダサめの理系オタク、IT企業を退職し、とある強い思いからファッションの仕事をしています。
あなたのお気に入りの服はなんですか?
どんなストーリーがありますか?
私は洋服が好き。
そして、着物も好きです。
なぜ着物が好きか?って、金持ちや文化人に見えたい、とかではないです。
着物を着ている自分が好きだからです。
着物にも季節がある
着物にも季節があります。柄はもちろんのこと、生地の厚さも異なる。夏物は「薄物」と呼ばれ、涼しげにできています。
私の薄物の着物は2枚。絽(半すけすけ)と紗(すけすけ)1枚ずつ。
秋めいて来た今、薄物もそろそろ着納めです。
着物は形はすべて同じなので、柄や素材感で季節感を演出しています。
そんなうんちくはともかく。
着物がなんで好きかって、似合う似合わないではない。
着物を着ている自分が好きなんです。
私が着物を好きな本当の理由
私は祖母や母の着物を愛用してます。自分では買わないので、むしろそれしか無い。
着物を着ることで、祖母たちや母につながる。
若き日、祖母や母はどんな思いでこれに袖を通していたのだろうと思いを馳せる。
そして、自分のルーツにもつながります。たとえば、この黄色い帯。黄八丈という織物で、八丈島の特産物。八丈島は、私の祖父が生まれ育った島です。
祖父は50年以上前に亡くなっています。私は一度も会ったことがないけれど、着物や帯があれば、死んだ祖父とも繋がれる。
着物を着るとは、過去や祖先とつながることなんです。
とは言え、少し前まで私はこんな事思えませんでした。なぜなら、第一親等である両親に、「会社を辞めた事を言えなかった」からです。
こんな事を公言できるようになった。実家の着物を着れるようになったのも、「会社を辞めて新しいことをしている」と両親に伝えることができたからなんです。
そしていつか、今着ている着物は、娘たちが着るかもしれない。過去とつながる。未来ともつながる。
着物とは、そんな不思議なストーリーのある服なのです。
だから、私は着物を着ている私が好きです。
自分を好きになる服を選べばいい
賛否両論あります。TPOももちろん重要。
けれど、上記のいずれよりも大切なのは、「○○を着ている自分が好き」と思える服を選ぶこと、
自分を好きになる服を選べば良いと思うんです。
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