
宇多田ヒカル『Automatic』のカーゴパンツ
こんにちは!
10代~20代メンズファッションを応援する「オカンが買ってきた服」のオカンです。
昨日、CDTVライブライブを見ていて、またまたファッションチェックをしていましたら、宇多田ヒカルさんの『Automatic』(1998)のMVが流れました。
とっても有名なMVです。当時、大・大・大ヒットで、あの中腰で歌うモノマネもされてました。今で言うなら、瑛人さんの「香水」のMVみたいに社会現象になりました。YouTubeもTikTokもなかった時代なのに。
でもこれまで、彼女がどんな服を着ているかなんて、じっくり見たことありませんでした。それが今回は、なんておしゃれ、かっこいい、これほんとに1998年?!と感動してしまいました。

https://www.youtube.com/watch?v=-9DxpPiE458
宇多田ヒカル『Automatic』(1998)
無骨なカーゴパンツをはいています。きっとメンズですね。…と思ってカチカチとサーチしてみましたら、なんと、最近流行っているフランス軍M47カーゴパンツだそうです‼
私は今頃ようやく気付きましたが、おしゃれな人はすでにチェックしていて、有名な話のようですね。
知ってる方は既にけっこういらっしゃるかと思いますが、宇多田ヒカルが『Automatic』(1998)のMVで履いてたこの軍パンが最近大ブレイクを果たしたあのフランス軍M47カーゴって最近知ってなんかワクワクしました pic.twitter.com/7lphifQyjg
— バイアス (@_anti_fashion) January 14, 2021
彼女は確かニューヨーク育ちのはずだから、アメリカ軍のM65を選んでも良さそうなのに、GAPで売ってるカーゴパンツのデザインもこっちだし。
すっきりと洗練されたフレンチシックが息づくデザイン。女の子が履くことをちゃんと考えてのチョイスなのでしょうね。
ニットのほうは、赤のミドルゲージ。オリーブと赤って合いますよね~。オカンはこの色の組み合わせ大好きです。
ゆるめのタートルの部分は変わり編みになっていてガーリー。
このニットのおかげで、全体はちゃんと、当時15歳の等身大の可愛らしさを引き立てる女の子コーデになっているんですね。
全身シルエットはタイト過ぎず緩すぎず、ほどよいAラインになっています。MVの中で、中腰でも、ソファーに深くうずくまっても、色々なゆるーい姿勢で歌っているのにシルエットが崩れず、すっきりきれい。ベルトでキュッとウエストマークしていることも効いていますね。
先日、チャオパニックのお店に行ったら、若い女性の店員さんが、ガーリーな白のブラウスに無骨めのカーゴパンツを合わせて着ていらして、甘辛コーデがとってもかわいかったんですが、宇多田ヒカルさんの『Automatic』は24年前に既にそれをやっているのだから、カッコよすぎます。
衝撃的なデビューを飾った15歳の少女もアラフォーとなり、最近、ますますお母さんの藤圭子さんに似てきたような・・・。