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【星歌杯優勝】封印石4投ミライドン

最終更新:2024.7.17

こんにちは。ふぁしゃです。
今回も備忘録も兼ねて書き連ねます。

いつもお世話になっている大吉さん主催の自主大会(星歌杯)が7/7に初開催されたので参加し、計8-1で優勝しました。

エントリーも1番でした
多くの方に見ていただけました!
ありがとうございます!

ポケカ飯さん、いつもありがとうございます!



1. デッキ選択の経緯

いつものようにTwitterを流し見してると、興味深いツイートを発見しました。

面白そうだったのですぐに仮組みし、再現性も高くとてもいいデッキだと感じました。
どんなデッキが今多いのかPDBをさーっと見ていた時、今環境は◯◯一強ではなくどのデッキも広く分布し何と当たっても不思議ではないと思いました。
また最近デッキ幅が広がりすぎた故にメタカードが抜けたことでルギアが風を吹かせており、環境的にも追い風だと考えていました。
どの試合も後攻1ターン目で試合を壊せる可能性があるミライドンを選択。

もう少し細かく言うと、後1ボスで種Vやexを倒せるほど火力を出せるデッキ、かつ後1ごっつぁんでサイド2枚取りスタートが出来るデッキはミライドンしかおらず、現状ミライドンは環境に少ないので先1で置いた種Vやexがとられるのはあまり想定されていません。そのため思わぬテンポロスでそのまま流れを掴んで勝つこともあります。

リザードン、ライコポンが主な苦手デッキですが、相手が少しでも下振れようもんならそのまま押し切って勝利も狙えますので、下振れ相手に捲る隙を与えないのも良い点です。

また、個人的にミライドンは序盤エレキジェネレーターブン!からの中盤以降の動きが弱くて敬遠していたのですが、ヘビーバトン、ガチグマに加えてキチキギスが登場し、中盤以降も息切れし辛くなったため、現環境に持っていっても十分戦えると判断しました。

2. 採用カード

ccaJ84-GSnE8H-c84xaK

【ポケモン】

2 ミライドンex

種V、種exを倒せる220打点、雷専用いつでもVIPパス。
たまに殴りますが1ターン目に1匹出せれば十分なこともあり2枚。

2 テツノカイナex

積極的に後攻取って後1プリファイ。
当日もいっぱいサイドぼったくりました。
ルールを壊すカードは強い&どの対面でも使う可能性があり、バトンタッチも出来るように2枚。

1 ライコウV

封印石起動ポケモンその1。
瞬足と2エネ攻撃がウリだけど大体封印石を貼る都合ボードが貼れないので、ビーチコートがないと瞬足→逃げの1枚お得な動きがやり辛いです。
Vポケモンは合わせて2枚は欲しかったので、後述のライチュウVと散らして採用。

1 ライチュウV

封印石起動ポケモンその2。
技を使うのは基本〆のターンだけです。
岩オーガポンを1ターンで倒せる唯一のポケモン。

1 ガチグマex

サイド4枚取られると1エネで殴れる偉いクマ。
一応テツノカイナからバトンを受け継げば2枚取られてからも攻撃できます。

2 イキリンコex

全試合イキったし、後1で強固な盤面作りに必須。
ボール4-4なので大体触れます。
1枚だとサイドでお留守番しているときに悲しくなるので2枚。

1 ミュウex

逃げ0とリスタートがミライドンにとても噛み合っています。
常にベンチにいてほしいけど、いないならいないで何とかなるので1枚。

1 テツノブジンex

20点乗せるメリットはすぐ思いつくだけでも、

・HP240(タケルライコなど)をミライドンで倒せる
・HP140(トドロクツキなど)にごっつぁんできる
・HP260(サーフゴーなど)をガチグマで倒せる

など、他にも色々あると思います。
サンダー(エレキシンボル)の代わりに1枚。

1 キチキギスex

帰ってきたたむけの舞。
相手視点無視できないテツノカイナの後ろに控えておくと、倒されたときにリスタート+逆手に取るで6枚まで手札が増えます。
場に出てない時は、後半腐り気味なネストボールで呼んで3枚引けるのも良い点です。

SARのイラストがドチャクソイイので使いたかった。

1 テツノツツミ

前をどかしたい時、後ろに1匹しかいない時の疑似ボスなど、後半腐り気味のネストボールに意味を持たせられます。
置いておくだけで相手はテツノツツミをケアしたベンチ作りをしないといけないし、とってもサイド1枚しか取られないのでサイドレースに全く影響しない点も良いです。

【グッズ】

4 ハイパーボール

種ポケモンしかいないデッキに4枚も不要そうに見えるが、リスタートや後述するカシオペアととても相性が良いです。
事故った時に強引にイキリンコに繋げるためにも妥協しない4枚。

4 ネストボール

デッキ内の全てのポケモンを呼べるボール。
初手にあればあるほど嬉しいので4枚。

4 エレキジェネレーター

4枚固定。
適当に使っていいのはイキリンコで捨てないといけない時だけで、後は最大限圧縮してから使いましょう。

4 入れ替えカート

後ろでジェネレーターでエネルギー付けたポケモンを前に出したい、タキオンビットしたい、瞬足したいなど、用途はいっぱいあります。
カシオペアのために無理矢理ベンチに出したポケモンを縛ってターンを稼ごうとする動きに対応するためにも4枚欲しいです。

ACE シークレットボックス

箱を初手で開けたいだけに封印石を4投していると言っても過言ではありません。
不要札を捨てながらカシオペアが滅茶苦茶強いです。
10%でサイド行くけど無くてもなんとかなります。

【道具】

4 森の封印石

1回しか使えないから1枚ではなく、初手に絶対使いたいから4枚。
とにかくポケモンに貼ってリスタートの枚数を増やせたり、温存してスイーパーで1枚剥がされてもまだ3枚あるという安心感があります。
かつてWCS2023優勝したミュウVmaxも3枚入っていたし、何も珍しいことではないと思います。

1 ブーストエナジー未来

タキオンビットが言いやすくなったり、テツノカイナがピジョットやルギアにごっつぁん出来たりします。
タンデムユニットのミライドンは未来ではないので注意。
使う場面が限られているので1枚。

1 ヘビーバトン

テツノカイナのエネルギーを後ろに渡して後続の育成を楽にします。
マシマシラのアドレナブレイン、ベンチにいる時にサケブシッポの吠え叫ぶで取られると発動しない、自分のビーチコートでテツノカイナが痩せる点に注意。
テツノカイナにしか貼らないので1枚。

1 緊急ボード

ライコウにつけて1ドロー出来るようにしたり、とりあえず前のポケモンを逃がしたい時にあると嬉しい。
カート4枚、逃げ0のミュウexがいる点を考慮し1枚。

【サポート】

4 ボスの指令

強いカードは4枚。
カシオペアのためにハイパーボール、シークレットボックス、イキリテイクなどで捨ててしまっても、4枚積んでるのでなんとかなります。

2 カシオペア

発動条件がより厳しい代わりになんでも持って来れるブルーの探索。
封印石→シークレットボックス→カシオペアの流れが一番美しいです。
かつて活躍していたピオニーのように引いたからとりあえず使うが出来ないので、試合中に使えるのは1回、良くて2回です。
4枚積めば初手に来る確率は上がりますが初手にこれだけあっても何の役にも立たないので、シークレットボックスで持ってきて使う動きが一番楽に使えます。
そのため4枚では無く2枚にし、他に枠を割きました。

ボスxマジボスでアカギと背中合わせなの良くないですか?

【スタジアム】

1 ビーチコート

テツノブジン、テツノカイナ、ガチグマ以外逃げ0になるスタジアム。
タウンデパート2枚でも良かったですが、シークレットボックスで持ってくるグッズ枠をエレキジェネレーターにしたい都合上、緊急ボードかビーチコートを別で入れ替え枠として持っておくと選択肢が増えていいです。
テツノカイナがヘビーバトンを渡せなくなる点だけ注意。

1 タウンデパート

封印石を売っているので実質6枚目のシークレットボックス。
道具が計7枚入っているのでほぼ毎ターン1枚圧縮できます。

【エネルギー】

14 基本雷エネルギー

エレキジェネレーターの当たりを増やしたいので多く入れたいが、入れすぎるとカシオペアやリスタートが難しくなるジレンマ。

1 ダブルターボエネルギー

1枚入れておくとテツノカイナにエレキジェネレーターで2枚付いた時、カシオペアでダブルターボエネルギーを手貼りしてごっつぁん出来る選択肢が生まれるので入れ得です。

3. 不採用カード

・サンダーex

稲妻連弾はとても強力で後1で種切れ勝ちも狙えますが、サンダーに雷3エネ+タキオンビット+入れ替えx2 or 入れ替え+逃げの要求がかなり高く、後1で勝てるほど相手の先攻盤面が強くないならテツノカイナでも同様に試合を壊すことが出来ると思いました。

・テツノイバラex

バトンを渡すことができ、対面次第でとても強く出れる可能性がありますが、結局裏呼びで避けられて好き放題される、サイド2-2-2取りきりが狙えないので抜けました。

・かがやくゲッコウガ

ダボついたエネルギーを2ドローに変換できるメリットはありますが、ネストボールでゲッコウガ呼んで隠し札するならそのボールは初手はイキリンコ、後半はテツノツツミやキチキギスに回したく、デッキ枠もベンチ枠も余裕がありませんでした。

・ヒスイのヘビーボール

後攻1ターン目で絶対使いたい種ポケモンは現物を増やしたので不要になりました。
また、サイドを4枚取っても落ちたピン投ポケモンに触れない確率は約3%なので、正味割り切っているところもあります。

・すごい釣り竿

サイドに落ちてほしくなかったり、2回使う可能性のあるポケモンは2枚入れていること、仮に初手エネルギーいっぱい引いてイキって捨ててしまった後、1枚しかない釣り竿を引いてエネルギー3枚戻してエレキジェネレーターが出来ればいいけどちょっとご都合すぎるかなと思い抜きました。

4. 採用検討カード

・ネオラントV

リスタート→ハイパーボールがカシオペアになります。
Vなので封印石対象。

・ロストスイーパー

リスタート→ロストスイーパー(対象は自分の封印石)→カシオペアのプランが取れるようになります。

・夜のアカデミー

エネルギーを戻してエレキジェネレーターで確定で付けたり、カシオペアやリスタートのための手札調整が出来ます。
戻してリスタートする際は、引く前にタンデムユニットなどで山を混ぜましょう。

5. ペパー型との違い

主なポケモンやグッズ達はあまり変わらないと思いますが、サポート配分、雷エネルギーの枚数、ACE SPECが異なります。

     ┃サポート数┃雷エネルギー┃ ACE SPEC ┃
 ペパー ┃  多  ┃  約16  ┃主にプライム┃
カシオペア┃  少  ┃   14  ┃ ボックス ┃

単純な雷エネルギー枚数で見れば、ペパー型の方がエレキジェネレーターで2枚付きそうですが、今回の型はシークレットボックスで圧縮してからエレキジェネレーターを打ちます。
ペパーだと、エレキジェネレーターと封印石を持ってきてスターアルケミー使って3枚圧縮ですが、今回はスターアルケミーでシークレットボックスを持ってきて開けると5枚圧縮、持ってきたタウンデパートで1枚、カシオペアで2枚と最高8枚圧縮が可能で、従来の型より数枚エネルギーが少なくても圧縮枚数の差で期待値を高めています。

6. 対戦レポート

予選

・1戦目 〇後6-2 ロスギラ

 初手にヤミラミとゲッコウガしかいなかったので、しっかり後1プリファイ決めてテンポ取りました。

・2戦目 〇後3-0 ドラゴポン

 初手にかがやくリザードンとレジドラゴしか出てこなかったので、テツノツツミでレジドラゴを引っ張り出してミライドンで倒してそのまま勝ちました。

・3戦目 〇後6-0 サフゴパルキア

 後1プリファイし、倒されなかったので連打して勝ち。

・4戦目 ×後2-6 ルギア

 配信卓。(右側)

 エネルギー4枚抱えてイキるも、2枚しかないカシオペアでワンペア。
 他は何もなく控えのガチグマに気合を入れそのまま敗北。

・5戦目 〇後6-2 ルギア

 後1カイナ手張り番終わりで種切れ負けを覚悟するも、相手はアーケオスを落とせず、手札0枚で140コロコロ。
 チラチーノはギフトがついており、トップでボスかエネルギー以外でギリ試合になるので入れ替えカートでミュウを前に出し番を返す。
 次のターンミュウに140コロコロで耐え、このターンから動き始めて勝ちましたが詳細は忘れちゃいました、ギフト付きチラチーノを無視し続けた気がします。

・6戦目 〇後6-0 サーナイト

 3回ごっつぁんして勝ちました。

決勝T

・準々決勝 〇先6-2 ルギア

 じゃん負けで先攻を貰い、相手がアッセンブル出来ずじりじりと追い詰めました。

・準決勝 〇後6-0 ルギア

 配信卓。(右側)

 後1ボスライトニングロンドでルギアを取ってそのまま勝ちました。

・決勝 〇後6-2 サフゴパルキア

配信卓。(右側)

 1匹しかいないコレクレーに後1ボス、ポフィンで出てきたエネ付きコレクレーに後2ボス、後3でライチュウで勝ちました。

7. 終わりに

相手の先攻1ターン目があまり強くなく、そのまま押し切った試合が殆どでした。
言い換えれば、相手の初動の弱さに毎回付け込める位こちらの盤面再現性が高かったということになります。
9試合の内8試合後攻を取り、下記の通り5試合後攻1ターン目で致命的な損害を与えました。

・2回 後1プリファイ
・1回 後1ボス+プリファイ
・1回 後1ボス+ルギアにライトニングロンド
・1回 後1ツツミ+レジドラゴにフォトンブラスター

自分は毎回決勝トナメで事故ってぽしゃる人なので、初動札を妥協しなかった構築にした影響もあると思っています。

早いものでステラミラクルの発売も近づいて来ましたが、面白そうなカードが多いので色々遊んでみようと思います。



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