所得について
所得税とはこれから就職する皆さんに関係するお話です。
所得税とは基本的に10個の所得に分類されます。
一つ目はみんな馴染み深い給与所得です。給与所得とはアルバイトから給料をもらったとか就職して給料をもらったとか給料を与えられた時に発生する所得です。
二つ目は事業所得です。事業所得は個人事業主が主に該当します。サービス業をした時に請求書を書いて振り込んでもらう時などに該当します。これは事業として確立された所得なので事業所得になります。
3つ目は不動産所得です。不動産所得とは自分の持っている不動産から得ている所得です。例えば自分の土地を誰かに貸す。これは借地権というのですが借地権から得る所得として不動産所得になります。他にはアパートの貸付なども入ります。不動産を貸付ているけど事業的規模でやっている時は基準があります。これは皆さんがどうだったら不動産所得なの?など質問してきてください。ぜひお答えします。
次は山林所得です。山林所得は個人で山を持っているなど普通の人にはほとんど関係ない所得分類だと思います。山の木を切って売るなどして所得を得ている人に該当します。
次は譲渡所得です。譲渡所得は私がこの勉強をした中で最も理解ができませんでした。譲渡所得というのはメルカリなどで物を売ってお金をもらうとか自分の財布を売ってお金をもらったなど何か物を渡してお金をもらうごとに該当します。他には株の取引も譲渡所得になります。株は自分の持っている株式を誰かに売るという形なので譲渡所得になります。なので皆さんも投資勧誘などある場合はぜひ譲渡所得としての税金はどのくらいかかってますか?など話してみるといいでしょう。ちゃんとしてる人ならこの話を理解して説明までしてくれるでしょう。
次に退職所得です。退職所得は会社務めの人が退職した時にもらえる退職金の所得です。
次は配当所得です。株式などをやっている人は分かると思うのですが株を持っているとその会社の利益をみんなに還元してくれるのです。なので株をただ売買するだけでなく配当をもらうためにずっと持っておく人もいます。会社によって配当はそれぞれ違いますが株を買うってなった時は配当というのは一つの指標になるでしょう。これによって得られる所得を配当所得といいます。
次が利子所得です。利子所得は見たら分かる通り利子によって得られる所得です。例を挙げると銀行に預けると利子がつきますよね?その時に得られる利子にも所得として課税されるのです。今はほとんど金利がないのでもらえるお金は微々たる物ですが昔は金利10%なんてあったそうです。100万預けたら10万円利子がつくなんて投資するよりよっぽどいいですよね。そんな時代はこれから来るのでしょうかね〜
次は一時所得です。一時所得は競馬で当たったとか生命保険を解約して解約返戻金が支払われたなどが例に当たります。
次は雑所得です。雑所得は年金形式でお金が支払われたりするのがだいたい該当します。老齢年金をもらっている人などは雑所得に該当します。
このように10個の所得に分類することでそれぞれに対して課税がしやすくなっています。皆さんは損益通算なんて言葉は聞いたことないですか?損益通算というのは不動産所得、事業所得、譲渡所得、山林所得によって収入がある人は赤字が出た時に次の年のそれらの所得によって利益が出ても前年のそれらの所得の赤字分で利益を減らすことができるのです。これによって課税される税金を減らすことができるのです。これら4つの所得は他の6つの所得とも損益通算できます。事業所得で赤字になった分を給与所得と損益通算することによって税金が0になる可能性もあります。この手続きをすることを確定申告と言います。基本的に給与所得というのは会社が課税される税金を払ってくれています。皆さんが給料をもらう時に源泉徴収票と言うのをもらったことがありませんか?これはアルバイトの方も一緒です。これは個人毎回毎回確定申告をするのが大変だからという理由で簡素化してくれているのです。所得税というのは1月1日から12月31日までにおいて発生した所得によって課税される金額が決まります。給与所得を得ている人で途中で会社を辞めたなどあると思います。その方は源泉徴収票で先に課税されてる分を確定申告すれば戻ってくる可能性があります。会社も源泉徴収しているのはその人の年間の給料がこれくらいだとわかっているから先に税金を払ってくれているので途中で辞めてしまったら見込みの給与所得で計算されてるため多くの場合課税されてるお金が間違いになります。所得税というのは所得が多ければ多いほど税率は高くなります。なので年間240万円の予定だった人が5月でやめてしまった場合100万円しか稼いでないのに240万円の際での税金が先に惹かれているのです。計算すると約9万円も多く税金を払っていることになります。確定申告しないともったいないでしょ?だから自分が損しないためにはお金に関する知識は多い方が得ですよ!ってことです。今回はここまでにしておきます。
次回は皆さんからこういう話をしてほしいなどの意見で話したいと思います。