1つのデッキができるまで~火竜型魔界劇団~
faruです。お久しぶりです。
第3弾の魔界劇団noteは今までと一味違った記事となります。
今回は、魔界劇団の構築を『考えていく過程』をnoteにしてみました。
どんなことを考えながらデッキを作っていくかを言語化することで、一貫した論理でデッキ構築ができているかをチェックすることができます。また。これを読んだ皆様の構築能力向上につながるかもしれません。
1.必要条件
デッキを作るうえで初めに決める必要があるのは、「こういったデッキでなければならない」という取り決めです。なにがなんでも守らなければならない項目であり、『必要条件』と数学では呼ばれていますね。
もしこの必要条件を決めていないと、「勝ちたいならティアラメンツでいいじゃん」となってしまいます。
【魔界劇団】という多少マイナー寄りのテーマを使う以上は、『このテーマを使うことは何があろうと覆らない』と開きなおるしかないんですよね。
話を戻しましょう。
今回の『必要条件』は、
・10回のうち1回はCSで優勝できる
・「魔界劇団-メロー・マドンナ」を1枚以上採用する
の2つとします。
1つ目の必要条件については、説明不要かと思います。
せっかくnoteまで作りながら作るのですから、CSで優勝できるポテンシャルを備えたデッキにしてあげたいですよね。
2つ目の必要条件は、私のわがままが少し出ています。
「魔界劇団-ワイルド・ホープ」+「魔界劇団-コミック・リリーフ」といった出張パーツを採用して『【魔界劇団】デッキです!』と主張するのは嫌なんです。
純構築で大きなパワーを発揮する「魔界劇団-メロー・マドンナ」を使いこなしたいという思いがあってこその必要条件です。
正直、他にも詰め込みたい要素は色々あります。
「増殖するG」は入れたくないだとか、【魔界劇団】以外の汎用パーツを使いたくないだとか・・・。
しかしそれは、『あわよくば叶えたい願い』(=十分条件)です。
十分条件を満たすことはひとまず置いておいて、『必要条件』を満たすことだけを考えていきましょう。
2.必要条件を満たすには
1.で挙げた2つの必要条件を満たすことができれば、それはもう理想のデッキです。
『どうすれば条件を満たせるか』、1つずつ考えていきましょう。
▼10回のうち1回はCSで優勝できる
CSに10回出て1回だけ優勝できれば満足なんです。
残り9回は全敗だったとしてもいいんです。
そう考えると、ある方針が立ちます。
それは『勝率が5%しかないが、対環境トップに限って95%の勝率をもつデッキ』をつくればよいという方針です。
理由は以下の通りです。
ほとんどのCSはスイスドロー形式をとっているため、2回戦目以降は近い勝率を持ったプレイヤー同士が当たります。
つまり『勝てば勝つほど』、環境で最もパワーを持ったデッキと当たりやすくなるということです。
『勝てば勝つほど』、同じデッキとマッチしやすくなるとも言えます。
そういった大会へ、『勝率が5%しかないが、対環境トップに限って95%の勝率をもつデッキ』が参加したらどうなるでしょうか。1回戦目で運よく環境トップに当たることができれば、2回戦目以降も(環境トップゆえに勝ち進んできた)環境トップと当たることができ、連勝することができるでしょう。
以上の理由から、
今回は『勝率が5%しかないが、対環境トップに限って95%の勝率をもつデッキ』を目指すことになります。
現在2022年9月における環境トップのデッキは明らかに【イシズティアラメンツ】となります。よって今回のデッキも対【イシズティアラメンツ】に特化した構築とする必要があります。
「ディメンション・アトラクター」のようにデメリットがある、あるいは刺さらないデッキタイプがあるカードだとしても、【イシズティアラメンツ】に刺さるならメインデッキから採用するくらいの覚悟を持ちましょう。
▼「魔界劇団-メロー・マドンナ」を1枚以上採用する
この条件は簡単に満たせます。1枚採用すればいいだけですからね。
難しいのは、対【イシズティアラメンツ】に特化しながらも「魔界劇団-メロー・マドンナ」と相性の良いカードを探さなければならない点です。
3.勝ち筋を決める
どのように試合を進めて勝つのかを構築の段階でイメージすることはとても大切だと思います。
ターンごとにやり遂げなければならない課題を明確にしておくとプレイングミスも抑えられますし、それに沿うカードを選ぶことでまとまった構築になります。
今回の魔界劇団の勝ち筋は、
『「魔界台本「火竜の住処」」を多用し、相手のEXデッキというリソースを枯らせる』ものとします。
【魔界劇団】を少し触ったことのある方なら、このEXを焼き尽くす戦法を一回は思いつくでしょう。しかしすぐに無理だと悟るのです。
いや、正確には『やる意味がない』という考えに至ります。
理由としては、「火竜の住処」を付与したモンスターで戦闘破壊を2~3回したころには相手のライフポイントが尽きるだろうという声が多いですね。
あとはEXデッキを焼き尽くしても押し切られたという声もあります。かわいそう。
私だって、こんな無謀な勝ち筋を狙いたいとは思っていません。
しかし、他に勝ち筋がないんですよね。
魔界劇団note第1弾の構築は『汎用罠で妨害をしつつ、リソースを蓄えて押しつぶす』といったものでした。当時は【ドラゴンメイド】や【鉄獣戦線】、【十二獣】など「妨害を乗り越えるパワーが低いデッキ」が多く存在していたため、『汎用罠で妨害をする』ことが通用していました。
しかし今はどうでしょうか。
【イシズディアラメンツ】は召喚権がなくても初動となりうる下級『ティアラメンツ』や地属性・天使族の『イシズ』パーツ、「隣の芝刈り」など多くの手数を持っています。
それらによる猛攻を防げる汎用罠なんてありません。
しいて言えば「次元の裂け目」「マクロコスモス」は封殺札となりますが、そのピンポイントのカードを引くことを前提として先攻を取ろうという気にはなれません。
よって『後攻をとる』勝ち筋に絞られます。
では後攻をとってどうしましょうか。
魔界劇団で最も好まれている戦術の『ワンキルする』が出来るのであればそれに越したことはありません。
しかし今の環境ではワンキルが通用しないと思います。
その大きな理由は、
「魔界台本「魔王の降臨」」が弱いからです。
『ティアラメンツ』モンスターは効果で墓地へ送られることで効果を発動します。つまり【魔界劇団】の一番の攻め手である「魔界台本「魔王の降臨」」を打つことに意味を見出すことができません。
デッキの最大のパワーカードが意味をなさなくなるのですから、【イシズティアラメンツ】環境でワンキルが通用するわけないですよね。
ということで【魔界劇団】に残された勝ち筋は
『後攻をとる』かつ『相手ターンを2ターン以上耐える』を満たすものとなります。
『相手の手札やフィールドのリソースを枯らす』という勝ち筋が次に思い浮かびますが、「魔界台本「魔王の降臨」」に頼り切った構築では【イシズティアラメンツ】のリソースを削ることは不可能です。
しかしここで、新たな可能性を見出すことができました。
それが今回の構築の主軸となる「魔界台本「火竜の住処」」です。
他のテーマでは決して触ることのできないEXデッキを除去してしまうという戦術は、【イシズティアラメンツ】としても対処ができません。
以上の理由から、
『「魔界台本「火竜の住処」」を多用し、相手のEXデッキというリソースを枯らせる』を勝ち筋としてデッキを構築していきます。
4.採用するカードを決める
さて、ようやくデッキに採用するカードを決める段階に入りました。
第1弾、第2弾のnoteのように、モンスター→魔法→罠→EXという順番で紹介することはしません。
今回はデッキ構築の過程を記すnoteですから、採用を検討した順番で紹介することになります。
▼魔界台本「火竜の住処」
勝ち筋の核となるカードです。
EXデッキを3枚除外する効果を後攻1ターン目で3~4回発動することが、このデッキで必ずやらなければならないことです。
枚数は3枚の採用でよいでしょう。
仮に1~2枚の採用だとしても「魔界台本「魔界の宴咜女」」を駆使すれば3~4回発動することができます。
しかし「魔界台本「魔界の宴咜女」」は『イシズ』パーツの効果②
自分・相手の墓地のカードをデッキに戻すをクリティカルに喰らいます。
【イシズティアラメンツ】を仮想敵としている以上、そこはケアしたいですよね。よって「魔界劇団-ビッグ・スター」の効果でデッキから何度も発動できるよう3枚の採用とします。
残り37枚。
▼魔界劇団-ビッグ・スター
デッキから「魔界台本「火竜の住処」」を持ってくるメインの手段であり、自身も「魔界台本「火竜の住処」」の対象となれる攻撃力を誇っています。
3枚の採用とし、「魔界台本「火竜の住処」」を何度も発動しましょう。
残り34枚。
▼魔界劇団-メロー・マドンナ
まず1枚採用することは確定します。
「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」の効果でスケールに魔界劇団を置くときにこのカードを経由することでアドバンテージを1枚稼げますからね。
2枚以上採用する意味はあるのでしょうか?
流石にありますね。
素引きをしていれば、「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」の効果で他の『魔界劇団』を置く選択肢が増えます。それによるアドバンテージが大きいため、2枚と言わず3枚の採用とします。
残り31枚。
▼魔界台本「魔王の降臨」
『魔界台本』で一番強力”だった”カードです。
1枚は採用すべきです。
「壱世界=ペルレイノ」を破壊することで、「魔界劇団-ビッグ・スター」でも「ティアラメンツ・キトカロス」を戦闘破壊できます。
2枚目以降については、一旦保留としましょう。
残り30枚。
▼魔界劇団-ティンクル・リトルスター
「魔界台本「火竜の住処」」を主軸にすると決まった段階で、このカードの存在を私は強く意識していました。
通常の構築では採用されにくいのですが、その理由は2つあります。
1.アドバンテージを稼ぐことができない
「魔界劇団-ビッグ・スター」や「魔界劇団-メロー・マドンナ」のようにアドバンテージを稼ぐことができないため、先行をとる構築で採用されることはありません。
2.P効果を使うと、総合火力が減る
「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」を採用した場合は、モンスター効果よりもP効果を活用する機会が多くなります。
このP効果、一見すると超火力を叩き込めるように見えそうですが実態はその逆です。
通常の構築で最も高い攻撃力をもつのは「魔界劇団-ビッグ・スター」です。
仮に相手フィールドに攻撃力0の攻撃表示モンスターが3体存在したとしても、「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」のP効果を使うと7500ダメージしか出ません。
つまり「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」のP効果を発動すると、どんなに良い条件が整っていたとしてもワンキルが出来なくなります。
以上2つの理由から採用されてこなかったカードですが、今回の構築では採用を視野に入れることができます。
何度も言いますが、『「魔界台本「火竜の住処」」を多用し、相手のEXデッキというリソースを枯らせる』が勝ち筋であるからです。
アドバンテージを稼げなくてもいい。
ライフポイントを削り切れなくてもいい。
「魔界台本「火竜の住処」」を多用することさえできればいいんです。
そう考えると、「魔界台本「火竜の住処」」の適用回数を3倍にしてくれる「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」は超重要な役割を持つことができます。
1枚は採用するとして、2枚以降はどうしましょう。
フィールドに出して強いカードでもないので、1枚で保留にしておきます。
残り29枚。
▼魔界劇団-デビル・ヒール
このカードも通常の構築では採用されませんでした。
このカードをP召喚するためだけに「魔界劇団-ワイルド・ホープ」か「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」をサーチする、ということへのリターンが小さすぎるからです。
しかし今回の構築では採用する価値が大いにあります。
理由は、仮想敵が【イシズティアラメンツ】だからです。
「ティアラメンツ・カレイドハート」と「ティアラメンツ・ルルカロス」を『戦闘で』破壊する必要があるため、デッキ内の最大攻撃力が「魔界劇団-ビッグ・スター」の2500では困りますからね。
ただ、ここで一歩引いて考えます。
『戦闘で』破壊することをサポートするカードが【魔界劇団】にはもう1枚あります。そのカードでも「ティアラメンツ・カレイドハート」と「ティアラメンツ・ルルカロス」を戦闘で破壊することができるかもしれません。
▼魔界劇団-ファンキー・コメディアン
モンスター効果、P効果ともに自身の『魔界劇団』の攻撃力をあげることができます。
このカードを採用すれば「魔界劇団-デビル・ヒール」を無理に採用する必要もなくなるのですが、どうしましょうか。
以下の2つの視点から、「魔界劇団-デビル・ヒール」と天秤にかけてみましょう。
1.他のカードの邪魔をしないか
2.目的を達成しやすいか
1.他のカードの邪魔をしないか
「魔界劇団-ファンキー・コメディアン」のP効果を狙って運用すると、同じ高スケールである「魔界劇団-コミック・リリーフ」、「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」と両立が難しくなります。
しかしモンスター効果を目的とするなら、その心配はいらなさそうです。
低スケールは基本的に「魔界劇団-メロー・マドンナ」が担うため、レベル1の「魔界劇団-ファンキー・コメディアン」でも楽にP召喚できるでしょう。
一方「魔界劇団-デビル・ヒール」についてはどうでしょうか。
「魔界劇団-ファンキー・コメディアン」と同じようにP効果を狙うと、低スケールである「魔界劇団-メロー・マドンナ」と喧嘩をしてしまいます。
モンスター効果を狙うためには「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」で特殊召喚するか、スケールに「魔界劇団-ワイルド・ホープ」か「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」をおいてP召喚することになります。
楽にP召喚できる、とは言えません。
少しだけ、「魔界劇団-ファンキー・コメディアン」のほうが使いやすそうですね。
2.目的を達成しやすいか
目的とは、「魔界劇団「火竜の住処」」を付与した『魔界劇団』で「ティアラメンツ・カレイドハート」と「ティアラメンツ・ルルカロス」を戦闘破壊することです。
「魔界劇団-ファンキー・コメディアン」で目的を達成するには、攻撃力を付与するもう1体の『魔界劇団』が必要となります。
「魔界劇団-デビル・ヒール」で目的を達成するには、自身を特殊召喚するだけで解決です。
「魔界劇団-デビル・ヒール」のほうが使いやすそうですね。
1.と2.の2つの視点から比べてみましたが、どちらを選ぶことは出来ませんでした。ただ幸いなことに、『どちらもそれなりに使える』から選べませんでした。
だったら両方採用してしまいましょう。
どちらも素引きして構いませんが、「魔界劇団-ファンキー・コメディアン」は被りすぎると攻撃力が3000に満たなくなる可能性もあるため3枚採用は多すぎです。よって「魔界劇団-ファンキー・コメディアン」を2枚、「魔界劇団-デビル・ヒール」を3枚の採用とします。
また「魔界劇団-デビル・ヒール」を3枚も採用したため、「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」の枚数も1枚増やして2枚の採用としましょう。
残り23枚。
▼魔界劇団-エキストラ
このカードの役割は2つあります。
1つは、任意のスケールを置くことです。
もう1つは、召喚権を使って用意した「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」が破壊された場合に、2体目の「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」のリンク素材となることです。
どちらも非常に助かる役割を担ってくれています。
また被ったとしても腐ることはありません。上記の役割を両方こなしてくれますので。
よって被りも上等ということで3枚の採用とします。
残り20枚。
▼魔界劇団 カーテン・ライザー
このカードの役割も2つあります。
1つは「魔界劇団-エキストラ」と同じく2体目の「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」のリンク素材となることです。
もう1つはEXデッキから『魔界劇団』を回収することです。
このデッキは後攻1ターン目に全てを賭けるため、次ターン以降のリソースを蓄える必要がありません。
とはいえ、その後攻1ターン目で相手の妨害を押し切るためには回収効果が役に立つこともあるので採用しましょう。
フィールドに『魔界劇団』を多く並べると「魔界劇団-ファンキー・コメディアン」の攻撃力も増すので、積極的に回収効果を狙うため3枚の採用とします。
なお、『魔界劇団』ギミックで唯一「古尖兵ケルベク」の発動条件を満たしてしまいます。P召喚した大型『魔界劇団』をバウンスされたくないので、P召喚をする前に回収効果を使うよう心がけましょう。
残り17枚。
▼魔界劇団-コミック・リリーフ
このカードの役割は以下の2つです。
P効果で相手モンスターを奪うことと、自身が相手フィールドにいくことで魔界台本を自壊することです。
『魔界台本』を自壊する動きは、フィールドとスケールにこのカードを揃える必要があります。その難易度に対して、自壊された『魔界台本』の効果のリターンが見合っていません。
そうなると、このカードが被ることはかなり弱くなってしまいます。
よって2枚以下の採用にした方がよさそうです。
0枚という選択肢はないです。
P効果に対して相手の妨害を高確率でもらえるので、囮として非常に役に立ってくれます。
発動後は自壊してくれるので、「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」を置きなおせるのもありがたいです。
2枚の採用とします。
残り15枚。
▼魔界劇団-ワイルド・ホープ
このカードをスケールに置くことで、「魔界劇団-デビル・ヒール」をP召喚することができます。
もう1つ、破壊されたときに『魔界劇団』をサーチする効果もあります。
先攻型の構築においては、「魔界台本「魔王の降臨」」で破壊して効果を発動し「魔界劇団 カーテン・ライザー」で回収するというコンボで多くのアドバンテージを稼いでくれます。
後攻型の構築においては、『相手に破壊されても大丈夫な』スケールとしての役割が強く、妨害を突破するのに役立ってくれます。
しかしこの妨害突破性能ですが、【イシズティアラメンツ】にはあまり役立ちそうもありません。
このカードを採用するとすれば、4枚目以降のスケール9という立ち位置になりそうです。「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」が2枚しか採用していない現状では、採用は保留としましょう。
▼魔界劇団-プリティ・ヒロイン
相手モンスターの攻撃力を下げ、戦闘破壊をしやすくなります。
しかし、その攻撃力を下げる条件が少々回りくどいため採用しようという意欲は湧きません。
▼魔界劇場「ファンタスティックシアター」
相手モンスターの効果を書き換えることで、妨害を突破することができます。しかしそれはP召喚をした後の話です。
相手の妨害はできればP召喚前に片づけておくのが理想ですので、採用はしません。
さて、【魔界劇団】でめぼしいカードは一通り検討しました。
テーマ外のカードで、【イシズティアラメンツ】に有効なカードを考えていきます。
『有効』とは一体どういうことなのでしょうか?
『妨害を持ったモンスターを1体も出させない』や『少しの労力で相手の盤面をさら地にする』ことは有効と言えません。
勝ち筋である『「魔界台本「火竜の住処」」を多用し、相手のEXデッキというリソースを枯らせる』(さすがに聞き飽きましたか?)を遂行するため、モンスターに存在してもらう必要があります。
となると、
『妨害性能の乏しいモンスターを多く並べてもらう』か
『妨害モンスターの妨害能力を無力化しつつ除去しない』ことができるカードは有効であると言えるでしょう。
▼禁じられた一滴
『妨害モンスターの妨害能力を無力化しつつ除去しない』カードです。
コストさえ払えば複数の相手モンスターを無力化できる点が強いですが、
2:1あるいは3:2交換となるためコスパが悪いですね。
採用はできません。
▼冥王結界波
『妨害モンスターの妨害能力を無力化しつつ除去しない』カードです。
相手にダメージを与えられないというデメリットは、このデッキの勝ち筋になんら影響はないため問題ありません。1:∞交換ができるのはこのカードくらいです。
積極的に引きたいため、3枚の採用としましょう。
残り12枚。
▼無限泡影
▼禁じられた聖杯
『妨害モンスターの妨害能力を無力化しつつ除去しない』カードです。
1:1交換なので「禁じられた一滴」よりは採用価値がありそうですね。
特に「無限泡影」は相手ターンでも使えるため、「ティアラメンツ・レイノハート」や「ティアラメンツ・メイルゥ」に打つことで『妨害性能の乏しいモンスターを多く並べてもらう』という役割も担えます。
「無限泡影」だけ保留としておきましょう。
「禁じられた聖杯」は攻撃力が上がるので好ましくありません。
▼妨げられた壊獣の眠り
▼海亀壊獣ガメシエル
▼粘糸壊獣クモグス
『妨害モンスターの妨害能力を無力化しつつ除去しない』カードです。
(正確には、除去はするが代わりのモンスターを送り付ける)
「妨げられた壊獣の眠り」が相手の「古尖兵ケルベク」か「古衛兵アギド」で墓地に送られれば最強じゃね?俺天才か?
と思い検討しました。
しかし、「宿神像ケルドウ」や「剣神官ムドラ」で容易にデッキバウンスされることに気づいたため不採用です。
【イシズティアラメンツ】つよすぎ。
ただ「海亀壊獣ガメシエル」については、「妨げられた壊獣の眠り」無しでも単体で採用する価値は大いにあります。
被ると完全に腐ってしまうため、2枚の採用とします。
残り10枚。
▼ディメンション・アトラクター
【イシズティアラメンツ】を機能停止に追い込めます。
note冒頭の2.でも
「ディメンション・アトラクター」のようにデメリットがある、あるいは刺さらないデッキタイプがあるカードだとしても、【イシズティアラメンツ】に刺さるならメインデッキから採用するくらいの覚悟を持ちましょう。
と述べているため採用するつもりでした。
ところがnoteを書き進めるうちにこう思うようになりました。
『「ディメンション・アトラクター」の味方への影響は、本当に我慢できるのだろうか?』と。
このデッキの勝ち筋は「魔界台本「火竜の住処」」を多用することですが、具体的には4回の使用を目指します。(相手1ターン目でのEXデッキの消費が3枚以下という前提)
デッキに3枚しか入っていないカードを4回使うには、『回収する』か『連続攻撃する』かの二択しかありません。
そして不幸なことに、「ディメンション・アトラクター」を発動するとそのどちらも達成できなくなってしまいます。
『回収する』ことができない理由は簡単ですよね。【魔界劇団】ギミックには、除外された『魔界台本』を回収する術がないためです。
『連続攻撃する』ことができない理由は、相手モンスターが複数体並ばないからです。【イシズティアラメンツ】が「ディメンション・アトラクター」の適用中にモンスターを並べることはありませんので。
よって「ディメンション・アトラクター」を採用する選択肢はなくなりました。
▼増殖するG
このカードはどういう立ち位置なのでしょうか。
『妨害性能の乏しいモンスターを多く並べてもらう』と
『妨害モンスターの妨害能力を無力化しつつ除去しない』のどちらとも言えませんね。
『妨害性能に長けたモンスターを多く並べる代わりに、相手の手札を増やす』と
『妨害性能に長けたモンスターを1体だけに我慢することで、相手の手札を増やさせない』という二択を相手に押し付けるカードだと私は考えています。
このどちらを相手が選んだとしても、こちらにとっては有益な展開になります。
しかしこのカードを採用することで、
『本来腐るはずの「墓穴の指名者」が意味を持ってしまう』と
『後攻ドローフェイズや「強欲で金満な壺」で引いたときに腐る』というデメリットも生じます。
メリットとデメリット、どちらを重く見るかは非常に悩ましいところです。
こういう場合は、反発し合うカードと相談するという手があります。
今回で言うと、「強欲で金満な壺」です。
「強欲で金満な壺」を採用するなら「増殖するG」を採用せず、
「強欲で金満な壺」を採用しないなら「増殖するG」を採用することにしましょう。
▼強欲で金満な壺
デメリットを無視できるなら、単純に手札が増えるため強力なカードとなります。
デメリットは、
『後攻で引いて弱いカードがデッキに多いと、パワーを発揮しきれない』ということです。
前述の「増殖するG」もそうですし、「灰流うらら」や「エフェクト・ヴェーラー」と相性が悪いです。
対【イシズティアラメンツ】を考えると「灰流うらら」も「エフェクト・ヴェーラー」も焼け石に水ですので採用することはないでしょう。
よって「増殖するG」も不採用とし、「強欲で金満な壺」を採用としましょう。
絶対に被らせたくないため、2枚の採用です。
残り8枚。
▼深淵の獣マグナムート
対【イシズティアラメンツ】で性能をフル発揮する『ビーステッド』のうち、【魔界劇団】で一番採用しやすいカードです。
墓地の『ティアラメンツ』を除外しつつエンドフェイズに「オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン」や「竜剣士ラスターP」をサーチできるため、アドバンテージの損失がないという点で相性がよいとされています。
ただ、「オッドアイズ・アークペンデュラム・ドラゴン」は「魔界劇団-ティンクル・リトルスター」と高スケールを取り合い、「竜剣士ラスターP」は「魔界劇団-メロー・マドンナ」と低スケールを取り合ってしまいます。
サーチするカードが使えないのであれば『アドバンテージの損失がない』という強みもないため、1:1交換のカードとなります。
墓地の『ティアラメンツ』を除外すると「魔界台本「火竜の住処」」の的が出されることもなくなってしまうため、1:1交換としても旨味がないので不採用となります。
▼墓穴の指名者
勝ち筋を邪魔しにくるカードを拒否する役割があります。
相手のメインデッキに入っていそうなカードで拒否したいカードは「ティアラメンツ・ハゥフニス」で墓地に落ちた『ティアラメンツ』か、「灰流うらら」となります。
「ティアラメンツ・ハゥフニス」の厄介なところは墓地融合をすることではなく、「ティアラメンツ・カレイドハート」の発動条件を満たせるところだと私は考えています。
となると「墓穴の指名者」はなんの解決もできていないですね。
「灰流うらら」は絶対に阻止しなければならないというカードでもないため、「墓穴の指名者」は不採用となります。
さて、テーマ外のカードも一通りチェックが終わりました。
今までで保留としていたカードや枚数に再び目を向けましょう。
▼魔界台本「魔界の宴咜女」
「宿神像ケルドウ」や「剣神官ムドラ」の効果の打ちどころを作ってしまうため不採用としましたが、手札の組み合わせによってはこのカードを採用していなければ「魔界台本「火竜の住処」」を4回発動できないことがあります。
「魔界劇団-ビッグ・スター」でいつでも持ってこれるため1枚の採用でよいでしょう。
残り7枚。
▼魔界台本「魔王の降臨」
上記の通り、『魔界台本』にアクセスする手段は極力「魔界台本「火竜の住処」」を優先させることになります。
そうなると他の『魔界台本』も持ってくるのではなく素引きしておきたくなります。
1枚増やして2枚の採用としましょう。
残り6枚。
▼魔界劇場「ファンタスティックシアター」
相手モンスターの効果を書き換える②の効果は『P召喚前に適用できないのが遅い』という理由で不採用としていました。
しかし『魔界台本』へアクセスする手段にかなり飢えていることが判明したため、①の効果を評価して採用しましょう。
被りが弱いため2枚以下の採用となります。
「強欲で金満な壺」や「海亀壊獣ガメシエル」ほどのパワーがあるわけでもないので、1枚の採用でよいでしょう。
残り5枚。
▼魔界劇団-ティンクル・リトルスター
「魔界台本「火竜の住処」」の回数を少しでも稼ぐため、このカードの枚数もさらに1枚増やして3枚の採用としましょう。
残り4枚。
▼GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ
デッキのPモンスターを多くして安定性を高めたいと思い、「魔界劇団-ワイルド・ホープ」の再検討をしていました。
しかしそこで、このカードの存在を思い出しました。
「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」で特殊召喚し、「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」をリリースすることで手札・墓地のカードの発動を防ぐことができます。
魔法・罠カードの発動を防ぐ効果を選ぶこともできます。
相手にとっては絶対に阻止しておきたい効果ですので、P召喚前に相手の妨害を吐かせることができます。
かなり強力な効果ですので複数枚採用したいですが、被りは弱いこのカード。採用枚数に悩むところです。
ただこのカード、『DD』というテーマに属しているため次のカードも併せて採用枚数を検討しましょう。
▼地獄門の契約書
「GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ」を引きたいからと2枚採用にした場合、被ったら完全に腐ってしまいます。
しかし「GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ」と「地獄門の契約書」を1枚ずつの採用にしておくと、別の『DD』を採用しておくことで被っても腐らなくなります。
問題はこの”別の『DD』”です。
・他のカードの邪魔をしない
・「地獄門の契約書」を経由せずに素引きしても大丈夫
を満たすカードがあるか探してみましょう。
▼DDD死謳王バイス・レクイエム
「地獄門の契約書」でこのカードをサーチし、「DDD赦俿王デス・マキナ」を重ねてエクシーズ召喚をすると
・フィールドのカードを破壊
・「軌跡の魔術師」や「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」のリンク素材となる
の2つの役割を果たします。
セットされた魔法・罠カードを破壊することが可能な点が非常に優秀です。
しかし”「地獄門の契約書」を経由せずに素引きしても大丈夫”という点を満たしていません。
「地獄門の契約書」を3枚採用するならば、こちらも採用してよいかもという感じです。保留にしましょう。
▼DDオルトロス
低スケールを取り合うため”他のカードの邪魔をしない”を満たしません。
他に破壊するためのDDか契約書を必要とするため”「地獄門の契約書」を経由せずに素引きしても大丈夫”も満たしません。
採用はできませんね。
▼DDドッグ
P効果を使用し、「ティアラメンツ・カレイドハート」や「暗黒界の龍神王 グラファ」を無力化することができます。
効果発動後は自壊するため”他のカードの邪魔をしない”を満たしています。
”「地獄門の契約書」を経由せずに素引きしても大丈夫”も満たしているため、採用できますね。
1枚の採用をし、「地獄門の契約書」と「GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ」も1枚ずつ採用しましょう。
残り1枚。
遊戯王Neuronのドロー機能を使ってシミュレーションをしていたのですが、「壱世壊に軋む爪音」がかなり重いことが判明しました。
どのタイミングで打たれるのかにもよりますが、「魔界台本「火竜の住処」」を付与した『魔界劇団』へバトルフェイズ中に打たれると致命傷です。
よって「壱世壊に軋む爪音」に対応できるカードを40枚目、あるいは41枚目以降として採用したいところです。
候補としては
・コズミック・サイクロン
・ハーピィの羽根帚
・魔界大道具「ニゲ馬車」
・地獄門の契約書(「GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ」の魔法・罠を封じる効果)
あたりですね。
(↑このカード、②の効果が常時発動なら「壱世壊に軋む爪音」への対策となっていたのですが・・・)
魔法・罠カード以外にも対応できる「地獄門の契約書」にしましょう。
1枚採用を増やして2枚の採用とします。
さて、メインデッキの40枚が決まりました。
次にサイドデッキを決めましょう。
サイドチェンジでメインデッキから抜けるパーツが少ないと感じたら、メインデッキの枚数を増やすことも視野に入れておきます。
【イシズティアラメンツ】を意識するカードはありません。あったとしたらメインデッキに入れていますので。
よってサイドデッキは
【スプライト】
【エクソシスター】
【ふわんだりぃず】
『Pデッキへの対策カード』(魔封じの芳香等)
を意識したカードで構成しましょう。
▼コズミック・サイクロン
・【スプライト】等で使われる「ユニオン・キャリアー」から装備される「破壊剣-ドラゴンバスターブレード」への対策
・「魔封じの芳香」への対策
・「壱世壊に軋む爪音」への対策
など幅広い用途があります。
複数の魔法・罠を伏せる罠ビート系のデッキには「ハーピィの羽根帚」も採用したくなりますが、【魔界劇団】ギミックはそのようなデッキに強いため大丈夫です。
「コズミック・サイクロン」は3枚、「ハーピィの羽根帚」は採用しないこととします。
▼無限泡影
あらゆるモンスターを無力化でき、「墓穴の指名者」にも引っ掛からないため優秀です。
【イシズティアラメンツ】への刺さりは微妙と感じていましたが、【スプライト】【ふわんだりぃず】にはしっかりと仕事をしてくれます。
被っても平気ですので、3枚の採用としましょう。
▼儚無みずき
エクストラターン・デュエルに入りそうなときに入れるカードとなります。
「墓穴の指名者」を喰らう唯一のカードとなりますが、使用感を試してみたいため採用させてください。
(実は使ったことが1回もないんです)
お試しとして1枚の採用としてみましょう。
▼スキルドレイン
自分に先攻・後攻の選択権がない場合に入れるカードとなります。
このカードの使い勝手については、第2弾noteをご覧ください。
入れる場合には3枚投入することになるので3枚採用としましょう。
▼接触するG
第1弾noteの構築で大活躍していたカード。
モンスターが大量に並びづらい【エクソシスター】に対し、展開を止めつつモンスター数を増やすことができるため得られる恩恵が非常に大きいです。
ただ仮想敵が限られるため2枚の採用にとどめておきます。
▼魔界劇団-ワイルド・ホープ
EXデッキに依存しないデッキが相手の時は、後行ワンキルを狙うことになります。
「ダイナレスラー・パンクラトプス」や「獣王アルファ」など単体で高火力を出せるモンスターも存在しますが、PデッキですからPモンスターを増やした方が総合的な火力は高くなります。
「魔界劇団-メロー・マドンナ」から特殊召喚して最も攻撃力の高くなるこのカードをサイドデッキ最後の枠として3枚採用しましょう。
さて、サイドデッキの15枚が確定しました。
あとは、【スプライト】【エクソシスター】【ふわんだりぃず】と対面した際にどのようなサイドチェンジを行うかを想定し、メインデッキの枚数が本当に40枚で適切なのか検証しましょう。
★対【スプライト】
サイドから投入したいカードは
・無限泡影 3枚
・スキルドレイン 3枚となります。
外してよいカードとしてはDDパーツ4枚(GOD、ドッグ、地獄門2枚)がまず挙げられます。(妨害カードがフィールドにすべて出されているため、GO-DDDの旨味が少ないため)
他に抜いてよいカードが見当たらないため、メインを増やすか、サイドから投入するカードを抑えるかの2択となります。
「スキルドレイン」を3枚も入れるのは甘えているかもしれません。
(捲った後のふたをするためのカードですが、スキルドレインに枠を割いたうえで捲れるとは思えない。)
「しかもこのデッキで捲ることに成功」=「相手のEXデッキは壊滅できている」ため、ふたをする必要もあまりないですね。
よって
・無限泡影 3枚
・スキルドレイン 1枚
の投入としましょう。
★対【エクソシスター】
サイドから投入したいカードは
・接触するG 2枚
となります。
外してよいカードは
・冥王結界波 3枚
ですね。打って強い場面があまり見当たりません。
投入したいカードより外したいカードのほうが多くなってしまいました。
こういう時は汎用性のある「魔界劇団-ワイルド・ホープ」を投入しておくと誤魔化せます。
よって
・接触するG 2枚
・魔界劇団-ワイルド・ホープ 1枚
の投入としましょう。
★対【ふわんだりぃず】
投入したいカードは
・魔界劇団-ワイルド・ホープ 3枚
・無限泡影 3枚
・スキルドレイン 3枚
・コズミック・サイクロン 3枚
となります。
外してよいカードは
・魔界台本「火竜の住処」 3枚
・魔界台本「魔界の宴咜女」 1枚
・魔界劇場「ファンタスティックシアター」 1枚
・GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ 1枚
・DDドッグ 1枚
・地獄門の契約書 2枚
・冥王結界波 3枚
となります。
特に調整したわけではないのですが、12枚同士でピッタリ枚数が一致しました。
以上の検証から、メインデッキは40枚でもサイドチェンジで特に困ることはなさそうです。
もうひとつ判明したこととしては、「儚無みずき」が3タイプのデッキに対して採用されることがないということです。
よって「儚無みずき」を(1枚使ってみたかったけど)不採用とします。
代わりにこのカードを試してみましょう。
▼ハーフ・シャット
このカードの使い道としては、相手モンスターに戦闘耐性を付与することでサンドバッグにします。
「魔界台本「火竜の住処」」によるEXデッキ破壊が効かない相手に対してワンキルを狙う際のカードとなります。
EXデッキを使わない【ふわんだりぃず】はもちろん、モンスターを1体しか並べないことの多い【閃刀姫】に対しても有効です。
被った際に全く役に立たなくなるため1枚の採用としましょう。
さて、メインデッキとサイドデッキがようやく決まりました。
あとはEXデッキですが、特に悩む必要もないでしょう。
「魔界劇団-ハイパー・ディレクター」と「ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム」さえ採用していれば残りは本当にどんなカードでもいいです。
ここで悩む時間があったらデッキを回して練習したほうがマシです。
5.デッキを回して調整する
メイン40枚、サイド15枚、EX15枚が完成しましたが、まだ机上論でしかありません。5枚ドロー機能や実践を通じて何回も回し、微調整を重ねていきます。
このnoteを書いている最中にも、
『「冥王結界波」より「闇の護封剣」のほうが、「壱世壊に軋む爪音」対策になるな・・・』
とか
『魔界劇場「ファンタスティックシアター」を「魔界台本「魔界の宴咜女」」に変えた方が使いやすいな・・・』
とかいろんな発見をしています。
後日デッキを調整した際にはこの項目に追記していく予定です。
(こうして追記していく様を自分で見返せるのも、構築論をnoteに記すメリットの一つですよね)
2022.09.09現在の構築はこちらとなりました。
6.最後に
いかがでしたか?と感想を聞くつもりはありません。
何故ならこのnoteは
『私のために』私が考えたことをメモしただけの文章だからです。
『【魔界劇団】でこの環境でもCS優勝したい』という思いのもとで一貫した論理を立てることができて私はとても満足しています。
なぜワイルド・ホープはメインデッキに入らないのか、なぜティンクル・リトルスターを3枚も採用しているのか等々・・・
全てのカードの採用枚数に理由をつけることができているので、デッキに対しての理解度がより深まりました。
とはいえ、このnoteの公開を楽しみにしてくださった【魔界劇団】使いが多くいらっしゃることも事実です。
【後攻ワンキル】【先攻罠型】【スキドレ型】以外にも、いろんな構築の楽しみ方があることをお伝え出来たようなら幸いです。
それではまた、魔界劇団note第4弾でお会いしましょう。