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腎臓病療養指導士になるための4ステップ【薬局薬剤師向け】
今回は「腎臓病療養指導士」について自身の経験をもとにまとめました。そうやって申請するの?という疑問に答えていきます。腎臓病療養指導士を目指す方の参考になれば嬉しいです。
「腎臓病療養指導士」は日本腎臓病協会が認定する資格です。対象資格を看護職(看護師・保健師)、管理栄養士、薬剤師と幅広い職域を対象としており、職種横断的な活躍が期待されています。
日本腎臓病協会では、日本腎臓学会、日本腎不全看護学会、日本栄養士会、及び日本腎臓病薬物療法学会と共同で、標準的なCKDの保存療法を現場に浸透させることを目的に腎臓病療養指導士制度を立ち上げました。
「腎臓病療養指導士」は、職種横断的な、CKD療養指導に関する基本知識を有した方を育てるための資格で、対象は看護師・保健師、管理栄養士、薬剤師の方々です。
薬局薬剤師でも申請することができる資格ですので、腎臓病や療養指導に興味がある方にはおすすめの資格です。今回はどのように申請すればよいか4ステップにまとめました。
Step1 応募要件を確認する
まず対象ですが、「看護師・保健師,管理栄養士,薬剤師の資格を有し,応募時に資格取得後3 年以上経過している者」とされています。つまり一定の実務経験が必要です。
これに加えて、日本腎臓病協会が公表している応募要件は以下の3つです。
療養指導の実務経験(e-learningで代替可能)
研修(e-learningで代替可能)
講習会の受講
「1. 療養指導の実務経験」は、過去10年以内に通算2年以上、かつ通算1000時間以上、保存期腎臓病患者の療養指導業務に従事していること、とされています。
「2. 研修」は、指定の施設基準を満たす自施設または他施設(他施設の場合は日本腎臓学会研修施設に限る)で、10症例以上かつ各職種ごとに2症例以上行うこと、とされています。
ここだけ記載すると、所属施設では難しいように感じるかもしれません。ただ、この「1. 療養指導の実務経験」と「2. 研修」はe-learningを受講することで要件を満たすことが可能です。詳細は「Step3 実務経験の証明/研修受講」をご参照ください。
Step2 講習会を受講する
腎臓病療養指導士を申請するためには指定の講習を受講する必要があります。
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