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不審者に会いました。困った時は必ず警察に。

皆様こんばんは。ファストです。
気温はまだ真夏日を記録していますが、日の入りは早くなり、6時にはもう真っ暗となんだかちぐはぐな季節ですね。
寒暖差が激しいので、皆様体調を崩さないよう気をつけましょう(⁠.⁠ ⁠❛⁠ ⁠ᴗ⁠ ⁠❛⁠.⁠)

さて。タイトルにもある通り、私不審者に会ったことがあります。
この経験が多くの人に伝わって、少しでも身を守れるようになっていただければ…と思いここに記します。

〜体験談〜

2年前の11月17日(水) 午後6時

私は最寄り駅から自宅に向かっていました。駅は多くの人が利用しており地元ではそこそこ大きな駅です。
駅から自宅までは大体15分程度。
自宅までの道のりは人通りの少ない住宅街を歩かなければなりません。
しかし、住宅街というだけあって等間隔に街灯が設置されており真っ暗というわけではありません。
それに、時刻はまだ6時代。家の灯りもついており私は安心しきっていました。
いつも通り帰路についた私は、ふと後ろから足音が聞こえたような気がして振り返りました。私の少し後ろ、大体30メートルくらいの距離に一人の男性がいることに気が付きました。
男性はスマホを触っているようで、画面で顔が照らされておりました。
(あの人も駅からこっちの方に歩いてるんだ)
と、その時の私は対して気にもせず再び前に向き直りました。




自宅まで後1分、最後の交差点に差し掛かったとき、
「すみません」
と、声をかけられました。
振り向くと、先程の男性がすぐ後ろまできていました。
以下は、当時のメモになります。
男性の特徴や会話もそのままメモにしてあります。

『11/17(水) 18時31分

後を付けられ自宅付近で声をかけられた

20代後半~30代前半の男性

身長は170センチ前後

髪は黒髪で短くてセンター分け、上下ともに黒い服装

スマホの画面を見ながら後をつけてきた

「すみません、今帰宅途中ですか」

「はい」

「大学生ですか」

「はい」

「少し僕と歩きませんか」

「なぜですか」

「タイプだからです。」

「すみません。忙しいので」


男性は引き下がる。』


「すみません」と声をかけられ、始めは彼が困っているのかと思いました。
スマホも触っていたし、友人や親戚の家を訪ねてきたのかもしれない、しかし、詳しい場所が分からなくて私に声をかけたのかもしれない。そう思いました。
しかし、

「少し僕と歩きませんか」や「タイプだからです」と言った発言から、
(新手のナンパか?…いや、おかしい。ブスな私にこんなイケメンがナンパしてくるわけがない。ナンパをされるような外見でないことは自分が一番良く知っている。駅から付けてきていたのならもっと可愛い子も居たはずだ。と、言うことは、だ。これは美人局的なやつかもしれないな。危険な香りがする。この人の他に仲間がいて金銭を巻き上げられるかもしれない。スマホを見ていたのももしかすると仲間と連絡を取っていたのかも。そう仮定すると、ターゲットは誰でも良くて、数撃ちゃ当たる作戦で手当たり次第に声をかけている可能性があるな。てことは、私が警察に通報しなければ、別の誰か…高校生や他の子が犠牲になるかもしれない。よし、警察に通報するぞ。社会貢献だ。そのためにはまずは特徴を捉えねば…)

という自分でも驚くくらいネガティブで冷静な思考が働いて
警察に情報提供をするために彼の身長や髪型、服装を観察し、声をかけられた時間、場所を記録しました。

翌日、私は警察に不審者情報として彼のことを連絡しました。
電話に出てくださった方は大変親身になって話を聞いてくださり、私の安否を気遣ってくださいました。
不審者情報の提供先ですが、110番ではなく #9110 にかけました。
こちらは警察の相談ダイヤルで「昨日、見知らぬおじさんに声を掛けられて怖かった」、「身に覚えのない振込要求があったから不安だ」、「嫌がらせのメールが届いて不安だ」など、今すぐにという事件や事故ではないけれど、警察に相談したい時にかける番号です。

私もその番号にかけました。電話をする前、何度も「私ごときがこんなことで電話をして良いのか?」
「私の勘違いなのでは?」
「電話先で邪険に扱われたらどうしよう」
と、考えてしまい、発信ボタンを押すのに時間がかかりました。
それでも、
「私の勘違いかもしれないけど、それで不審者情報として掲載されて、他の誰かが助かるならばいいじゃないか。これは声をかけられた私の使命だ」
と、理由をつけて自分を奮い立たせ、勇気を振り絞り電話をかけました。
電話に出てくださった方はとても丁寧に対応してくださり、その温かさに涙が溢れそうになりました。
私の話を聞いてくださった後、警察の方は「ストーカーかもしれませんね。もし、また声をかけられたら、まずは安全な場所に避難して、遠慮なく110番してくださいね。大丈夫です。まずは安全第一に。110番していただけたらすぐに駆けつけますので」と声をかけてくださいました。

電話を切ったあと、自分が泣きそうになっているのと手が震えていることに気が付きました。
そこで初めて、(あ、自分も実は怖かったのだな)と言うことに気が付きました。
無自覚な私ですら、きっと怖かったのです。
最初から恐怖を自覚している方にとっては大変なストレスになるかと思います。
電話するのはとても勇気がいる行動かもしれません。
ですが、電話口の方は大変親身になって私の話を聞いてくださいます。
彼らは敵ではなく味方であると実感しました。大丈夫です。


ここまで読んだくださった方へ。
怖い思いをしたけれど、色々な考えが働いて通報を躊躇している方に届けばいいな、という思いでこの投稿をしました。
「自分のため」の通報が戸惑われる場合には、「自分のためでなく誰かのために」通報してみてください。

「私の勘違いでもいいから、この情報で誰かが助かる可能性があるならば…」と考えて、当日じゃなくてもいいので警察に情報提供してみてください。
それは巡り巡って必ず自分のためになって返ってきます。



暗くなるのが早くなってきました。
皆様も夜道には十分お気をつけ下さい(_ _)


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