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開発責任者 山口 和真

好奇心こそ私の武器!

はじめまして。ファーロスターの開発責任者、山口和真と申します。僭越ながらこの場所にて自己紹介をさせていただきます。

あえてベンチャーを選択

私は2014年に東京工業大学を卒業し、パナソニック株式会社の社内ベンチャー制度にて設立した会社(株式会社ATOUN)に就職をしました。同期の多くが大企業に就職する中、私はあえてベンチャー企業に就職するという選択をしました。というのも、一ヶ月間その企業にてインターンをさせていただいたこともあり、ここでなら自分のやりたいことができると思えたからでした。

大企業、そこにあったのは「閉塞感」

実はその一年前に先輩に勧められとある大企業のインターンを同じく一ヶ月経験していたのですが、当時は不満でいっぱいでした。会社の誰かが階段で転んだので、チームで大真面目に階段で転ばないようにするにはどうしたらいいか話し合ったり、誰かが怪我をしたのでカッターは使わないようにと課長から注意喚起があったり、廊下はぶつからないようにゆっくり歩いてと注意書きが書かれていたり、それを行う理由は理解していても自分がまるでまだ学校にいるかのような閉塞感を感じていました。

肌に合う仕事と出会う

その点ベンチャー企業はとても自由でした。社会人としての常識さえわきまえていれば自分のやりたいことがやりやすく、何より技術を多く身につけることができたと思います。大企業の仕事内容としてありがちなこととして、実際に手を動かす作業は下請けが行い、社員の作業はその管理ということがあると思います。私は自分で手を動かして何かを作り上げることに喜びを感じるタイプだったので、どちらかというとベンチャーのような仕事の仕方が肌に合っていました。

ぐうたら根性が動機でもいい

就職したベンチャー企業では人の動作を電動でアシストする装具を作っていました。重い荷物を持ち上げたり、山道を荷物を持って登ったり下ったりするのは若い人でも大変です。私自身彼女とデートするときは心斎橋から新世界まで歩いたり、皇居から上野公園まで歩いたり、よく歩くことが多く夜には足と腰が痛くなっていたのでもっと楽に歩ける装置があったらいいな、などというぐうたら根性を動機として歩行を支援する装置には特に力を入れて取り組んでいました。

三位一体を知る

もともと電気が専門だったので最初の仕事はエレクトロニクスが多かったですが、そのうちに自分でマイコンのソフトを書くようになり、さらにCADの使い方を習得し先輩に指導いただきながら機械設計もするようになっていました。ロボットというのは機械電気ソフトがうまく噛み合って初めてまともに動くものです。最初は興味本位で取り組んでいた業務でしたが、そのコツと勘所を理解することで一人でロボットを設計できるくらいまでになっていました。

やりたいことができる環境を求めて

このまま同じ会社にいても新しいことを習得しづらいという思いと、私的な理由から関東に身を移す必要がありその後は日産自動車株式会社へ転職し、自動運転のソフトを開発しました。より大きなチームで大きなソフトを作ることを経験したいという思いもありました。ただ、前述のような閉塞感はやはり感じることになり、もっとやりたいことができる環境を探していた矢先に星代表との出会いがありました。

好奇心こそ持つべき武器に!

私はこれまで、航空交通管制はおろか飛行機やドローンともほとんど無縁の経路を辿ってきました。滑走路にある管制塔の存在は知っていましたが、彼らが具体的に何をやっているのか考えたこともありませんでした。しかし、自分の専門にとらわれずにできることを拡げていった好奇心を武器に、分からないことは勉強し、数年後には表面効果翼船だって作り上げたいと思います。ものづくりの根幹は機械電気ソフトです。これはロボットでも飛行機でも変わりません。

転んでも、起き上がる!

これまで私は自分がこれだと思ったものには物怖じせず突き進んできました。普通のやり方、これまでの慣習といったものにはあまりこだわらず、自分で触ってよいと思えたものには全力で取り掛かってきたつもりです。その分失敗も多かったですが、起き上がった回数も多いと自負しております。社員としての年月はまだ浅いですが、私はファーロスターの一員として今まで誰も見たことがなかったソフト、ロボット、ひいてはシステムを実現し、より多くの人が安心安全を享受し、笑いあいながら暮らせる社会を作り上げていきたいと思います。

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