Ai映像解析エンジン「Rabbit Eyes 1.0」発表
こんにちは!ファーロスターnote編集部です。
7月20日(木)、弊社が開発したAi映像解析エンジン「Rabbit Eyes 1.0」を発表しましたので報告します。
Ai映像解析とは?
映像解析とは、カメラやセンサで取得した映像をコンピュータで分析し、さまざまな判断や解析を行う解析技術のことです。
人が目で見て行っている視覚的な判断を、コンピューターが代わりに判断する仕組みのことです。
なぜAiなの?
人が目で見て画像を確認する場合は、対象物を判別できる情報量には限りがあるため、見逃しや誤検出などが発生しやすくなります。
一方、コンピューターを用いた映像解析では、映像に映っている人やモノなどの対象物の形状や動き、大きさなどのさまざまな情報を測定して、機械的な判別・処理が可能です。目視と比べて、映像解析の精度・スピード・データ量の向上が期待できますね。
また、人が行ってきた点検・監視などの作業を自動化することで、省人化や業務効率化につながることもメリットの一つと考えています。
映像解析の仕組み
映像解析は、映像から対象物を抽出し、抽出したピクセルデータに対する演算処理、最終的な判別という手順で分析が行われます。
コンピューターから見ると映像はピクセルデータの集合体に過ぎないため、人やモノを、これは「人」、これは「モノ」を覚えさせることが重要になります。
ファーロスターでは人の脳の働きに着目したニューラルネットワークの実現に向けてAiを作成しています。
その他、ノイズの除去や明るさや色調の補正、背景の除去などさまざまな要素の抽出も必要になります。
Rabbit Eyes 1.0の6つの領域
Rabbit Eyes 1.0は映像から得られる情報から6つの領域で活用が期待されます。
「動体検知」
「物体識別」
「動体追従」
「空間把握」
「距離測定」
「位置推定」
活用例
Guardian
監視ドローンが撮影した映像をAIを用いた映像解析技術によりリアルタイムで人物等を検知し、同時にその位置情報を取得しマップ上に現況を表示します。
様々なドローンに適用することも可能です。
自律型ロボットUsampo
自律型ロボットの制御に映像解析技術を適用し、衝突回避、追従、検知など様々な行動が可能となります。
監視カメラシステム
定点監視するカメラに映像解析技術を搭載することで様々なシーンに対応することも可能となります。
映像解析の運用の例
映像解析の方法には3つあります。それぞれの特徴に合わせて導入することが可能です。
今後の展望
今後は表面効果翼船「空飛ぶ船」にも適用し、更なる進化を続けます。
Usampoはまだか?というお声をいただきます。
現在、02号機の試験と03号機の設計段階となっていますよ。
もうしばらくお待ちくださいね。