就職・転職活動中の方へ、ファームノートからの自己紹介
ファームノートはどんな会社?
ファームノートは、「世界の農業の頭脳を創る」を経営理念として、第一次産業に関わる全ての人々をより良い方向に導き、前進させることを目的としたベンチャー企業です。ファームノートグループが大事にする『「生きる」を、つなぐ。』を農業分野から実現していくことをミッションとして、2013年11月に設立しました。
2020年9月に現ファームノートホールディングス代表取締役小林晋也から私下村瑛史に代表交代し、当社が大切にするバリュー「Be Connected」の体現に向けて、企業文化を大きく飛躍させ、社員とそこに関わるたくさんの人たちの成長にコミットしています。
農業生産者の生産性を向上し、さらに産業が持つ大きな課題を解決していくために、人・動物・自然をテクノロジーでつなぎ、そこに暮らす事物が幸せに健康であり続けられる産業の仕組みづくりに取り組みます。そして、社会にとって「あれば便利」ではなく「なくてはならない」会社を目指しています。
ファームノートでは「成長」と「挑戦」を重視しており、難しい社会課題の解決に向き合い、課題を乗り越えていく中で自分たちがより良い成長を遂げていくということを大きなテーマにしています。
スマート農業マーケットは年々拡大をしています。我々は牛と牧場生産者に対して密接に関わることで、酪農畜産業の課題とは何か、牛の生体生理とは何かを深く理解し、この産業が抱える課題に対して知見を深めています。ソフトウェア製品からスタートしてはいますが、取り組むべき課題から逆算をして、必要だと思えば、ハードウェア開発や牧場経営などあらゆる方面から解決方法の実践に取り組んでいく柔軟さを掲げています。
ファームノートが目指す未来とは?
「Farmnote」アプリは、「牧場を、手のひらに」というコンセプトで誕生し、現在は国内約5,000(無償版含む)の生産者にご利用を頂いています。また、クラウド上のAIがセンサーのモニタリングデータを解析し、牛の異常行動などを生産者にお知らせする「Farmnote Color」も、利用する生産者が急増しています。
牧場生産者の業務で一番重要な繁殖業務における「牛の発情行動観察」は、センサーでの発見回数が累計で100万回を超えています。活動低下の発見や、主に肉用牛に起きる起立困難状態の発見なども、1本のセンサーでできるようになりました。
牧場生産に対して真摯に向き合うエンジニアリングを進めており、さらに当社内にいる獣医などの専門性の高い人材とも多く議論をし、技術が産業課題に対してどのように役立てられるのかを追究しています。
そして、別の切り口からも産業の構造改革を進めていきたいと考えています。
例えば、私たちはベンチャー企業でありながら、自分たちで農業法人の資格を取得し、顧客生産者の牛舎を改築して自分たちで酪農生産(乳牛150頭規模・北海道中標津町)を始めました。酪農業は設備投資に莫大な資金が必要となりますが、自分たちで資金調達を行ったこと、そして「3倍の労働生産性」をつくるために海外の著名な牛舎建築チームと連携しました。そして今は牛を市場から買い集め、日本一の成績となる牧場を目指しています。牧場の立ち上げプロセスは、すべてが初めて体験するものばかりでしたが、そこで得た経験と課題感がそのままこの産業に還元できるのではないかと思っています。
現在はその第一ステップとして、まずは自分たちの牧場で「超高効率労働」を実現するために、従来手法の経営よりも3倍の労働生産性となる仕組みづくりにトライしています。また、その仕組みを実現する上で重要なファクターとなる「牛の遺伝的能力」の改良にまで踏み込んでいくつもりです。遺伝分野は機械学習との相性も良いので、私たちの強みである生産データと掛け合わせることによって、新たな価値創出を目指したいと思います。
ファームノートグループ全体としては、生産性向上という側面だけでなく、人・動物・自然が健やかであり続けるために、持続可能な牧場経営を実現していきます。
今後、世界における人々の価値観は緩やかに変わっていきます。動物性の資源はこれから地球環境に影響を及ぼす度合いが大きいと考えられ、すでに昆虫由来や植物由来のタンパク源に対して世界的に大きな投資が入り始めています。人々の価値観とともに私たちの課題解決方法は変わりますが、ファームノートは第一次産業を前進させ、世界の「食糧課題を解決する」企業でありたいと考えています。
ファームノートが取り組んでいる直近の課題は?
私たちのプロダクトが実際に農業経営の助けになっているかという点においては、まだ部分的であると感じています。アプリケーションやセンサーを導入するだけで劇的に生産性が上がる魔法のようなプロダクトかというとそうではなく、それらの道具を使いこなしながら牧場経営者がどのように課題発見したり生産プロセスの改善を行ったりするかにかかっています。
今まで以上に大きなインパクトを与えるために何をやっていかなければならないかというところが、ファームノートが産業から問われていることです。
そのための直近の課題としては、一人ひとりが牧場経営への理解を深めることだと感じています。どんなところに資金や労力が掛かっているのか、収益構造の特性は何か、何をすると効果的に経営をよくしていけるのかといった、経営全体に向き合うことが重要です。
お客様一人ひとりのフィードバックを大切にして、一事象ごとの課題を解決するサービスを提供するだけではなく、「本当に必要なモノ」を提供できる企業であり続けるために、プロダクトを磨き続ける必要があります。
ファームノートで働く仲間たちについて
ファームノートで働いている仲間は、課題解決に対して真摯でパワフルな、真面目な人たちばかりです。一人ひとりの顧客に向き合っていると強く感じていますし、そういった姿を見ると心強いです。そして、さまざまなバックグラウンドを持った方たちが集まっているので、会社のいろんな所で活発な議論が生まれています。
無数にある企業の中から、農業という分野、そしてファームノートという会社を選んでいる私たちの仲間は、本当に尖っていると感じます。良い意味で人とは違う目線を持った、素晴らしい人たちです。
リモートワークやオンライン商談など、時代に伴って変化する環境にも柔軟に対応し、自分の実現したいことに向かって取り組んでくれています。
どうしても密なコミュニケーションが取り辛い時代の中にあっても、他人を知るということに対して積極的で協力的な人たちばかりなので、非常に嬉しく頼もしいなと感じています。
ファームノートではこんな人物を求めています!
大きな社会課題を解決したくてたまらない人、やりたいことがあれば臆せず飛び込んでいける人が来てくれたら心強いなと思います。バックグラウンドは問いません。営業が強い方でも技術に強い方でも、様々な活躍のチャンスがこの会社にはあります。
当社に来ていただきたい人材像としては、「素直で率直である」という点を強く推したいと思います。素直であるということは、自分の目の前で起こる事象、困難な出来事に対してまずは受け止める力があるということです。また、率直であるということは、人に対してまずは忖度なく自分の意見をぶつけること。お互いが素直で受け止める力があれば、率直さはより効果的になります。
経営チームではよく「握手しながら殴り合おう」と言っているのですが、まさに信頼の土壌で率直に自分の考えをぶつけ合うことで日々歩めている実感があるので、そういった方々に来てもらえると嬉しいです。
農業における課題は大きく、簡単に変えられるものではないからこそ、じっくり腰を据えてチャレンジできるチャンスです。私たちは産業構造全体を変えるほどの大きなインパクトを起こそうと日々活動しています。課題が大きければ大きいほど燃えるような方は、今すぐご応募お待ちしています!