【パンダ財務省】第六話:ブラック企業で稼いできたよ...
資本金集め係
「金金...金金...疲れた。」
金金(パンダ兄)
「おぉん!?稼いできたのか。
オンスコイン代をよぉ!おぉん!?」
資本金集め係
「7月25日に正社員の給与が振り込まれたよ...。
アルバイトよりも稼いだはずなのに
年金や保険代で30,000円も引かれて
手取りが91,292円(12日勤務)だったよ...。
アルバイトだったらそのまま厚生年金までは
引かれずに手取り多かったのに...。
税引後の時給換算845円だったよ...残業代割り増し込みで。
220時間も捧げたのに。(25日間で)」
金金(パンダ兄)
「まぁ、契約だからな。仕方ねえさ。
で、オンスコインは?」
資本金集め係
「正社員辞めることにしたんだ。
だから...親父に借りた12万円を完済するために
オンスコイン費に振り分けることができなかった。
50,000円を返した。茶封筒に仕分けをして。
今月はさ、ほら、タバコ代とリキッド代の
20,500円の為に220時間も働いたんだ。
本当は違ったのに。
ごめん、金金。」
銀銀(パンダ弟)
「えぇ...資本金集め係が正社員になって
社畜として勤め始めてから、毎日ベッドで
待ってたのに...190枚の千円札。」
貸金庫係(パンダ妹)
「そうね。銀銀。わたしも、待ってたわ。
7月の頭に買うはずだった楽天市場の
12,500円の金庫。
そこに、日本銀行券とオンスコインを詰め込む予定だった。
それを、資本金集め係が毎日毎日、雑巾と
アルカリ水で掃除する日々が始まる予定だったの。」
資本金集め係
「はい...その通りであります...はい。
ごめんなさい...正社員でボーナス無しで
毎月50h〜80hの残業がある基本給の低い
やばい会社は耐えきれませんでした。
プライベートで投資について考える時間も奪われてしまって、本当に疲れる日々でした。
はい。」
金金(パンダ兄)
「まぁ、次の仕事がんばれよ。
職場なんていくらでもある。
それに、自分でやばい会社に面接を受けに行ったのが悪い。
お前は気が弱すぎる。
ちゃんと強い意思を持って、やりたいことを
伝えて働かないと、いくらでも雑務を
押し付けられて、疲弊していくだけだぞ。」
資本金集め係
「本当に...その通りです。
7月31日から、清掃業の仕事を探して
まったりと、生活する日々を目指します。
週5日勤務で、1日4時間、月80h労働で
月収8万円もあれば良いんです。
正社員と長時間労働は俺には無理でした。やっぱり。頑張ってみたけど。」