肩書、いっぱい
2021年、最初の仕事は野菜でもはなく草花でもなく…コピーライティングでした。
20代の頃に広告代理店に勤務してから約10間、様々な媒体に関わりながらコピーを書いてきました。
出産を機に移住となり、退職。とはいえ住まいが都心部から離れても、フリーライターとしてほそーーーくながーく文章を書く仕事に携わってきました。
しかし。自宅でコピーを書きしたためる、というのは小さな子がいる環境ではとても難しい。
常に頭のなかで関連ワードがぐーるぐると回っていて上の空。
「ねー、ねー」なんて話しかけられたならば、思考は寸断。
というわけで、ここのとこは離れていた文章を書く仕事。
昨年末、私たちが住む白川町で里山での体験をもっと知ってもらうべく、地域の魅力的なコンテンツを詰め込んだ冊子をつくる、ということで白羽の矢が立った…わたし(大袈裟)。
この冊子の話はまた後日。
コピーの仕事を無事再開したわけで、とにかく楽しい。
依頼主もお客さまもぜんぶ自分たち
何が楽しいって、クライアントは自分たち。
主観的になりすぎる、というデメリットはあるものの、強みの洗い出しやこの先の想い、この地でやれること…は自分の心のなかに。
<わたしたちができることって何?>
<求められていることって何?>
<里山の魅力って何?>
ひたすら自問自答…そこからうまれる言葉の数々。
自分の思いを言い得たような言葉が降りてきたとき、その嬉しさったらない、です。
タイミング、とは神の采配である
「今年はコピーの仕事のボリュームをすこし増やしたいな」
そう思った矢先の年が明けた先日のこと。
かかってきた一本の電話、内容はなんと「今後立ち上げるウェブサイトのコピーをお願いできないか」という…鳥肌ですよ、ぞわぞわっ。
都市近郊型のその地域の魅力を発信するウェブサイト、だそうで、「はい、もちろん!」とふたつ返事で快諾しました。
乗っている、これを乗っていると言わなくてほかにどんな波があるというのか。
5次元コミュニケーション…シンクロというものがあると思う。
というわけで、今年は肩書がひとつ復活。
農家、お弁当やさん、花屋、フローリスト、リバーガイド、雑貨屋店主、消防団員…ライター。
またあるときは父と母になり、キャンプを統率するおじさんになり、味噌づくりを教えるおじさんになり、フラを踊るおばさん、にもなる。
さぁ、どれもこれも自分たち。ではあるけど、一日は24時間。
どの役割の自分がどのくらいの割合でやりたいことを実現するのか。バランスのとり方、これが大切かもしれません。
でも肩書が増えるほと、きっと人との出会いの間口も広がるはず。なので、勝手にアピールしていこうと思います。
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