北海道へUターン、料理人から養鶏家、そして農福のアグリコラへ
職員インタビュー第2弾!
今回は、2022年4月よりアグリコラの一員として加わってくれている鈴木さんにインタビューしてきました。
多様なキャリアを経てきた鈴木さん、新たなキャリアをどう捉えているのか、アグリコラでの日々を語ってもらいました。
料理人から生産者へ、決断に迷いはなく
Q.ご出身はどちらになりますか?
江別市になります。当別の隣町で車で25分ほどで通える距離ですね。
現在は実家と同じ江別市内で一人暮らしをしています。長男でもあるので両親を近くで助けられるようにと思っています。
Q.小さいころの夢を教えてください。
飛行機やパトカーが好きで、パイロットや警察官になる夢を漠然と持っていました。
高校受験の際にその頃の自分ではちょっと無茶だったなと痛感しました笑
Q.趣味は確か映画やNetflix鑑賞とおっしゃっていたような…
学生時代から映画が好きで、よく学校帰りにTSUTAYAに行っては気になる作品や新作が早く旧作になってないかなと楽しみにしていました。
映画では主人公が、日常や非日常の中で繰り広げられる悪戦苦闘している姿やその人の人生を通して、「勇気をもらったり」「ポジティブになれたり」
映画を見た後はなんでもできる気がして、普段の日常が違って見える経験がとても好きです。
Q.学生時代はどんなことを学びましたか?
高校では事務情報科という科で普通科+簿記や電卓などを学びました。
その後は小さい頃から自分でお菓子を作ったり、料理をするのが好きだったのもあり調理師の専門学校へ進学しました。
専門学校進学後、イメージしていた環境との違いを感じ、1週間程で退学しました。
料理人になる方法は他にもあるなと思い、退学を家族に相談したときに反対せずに受け入れてくれた事がとても嬉しかったのを覚えています。
その後は新札幌のパン屋さんや長沼、江別、札幌のレストランでイタリアンやフレンチを学びました。
Q.北海道を離れて銀座にあるホテルで料理人として勤務されてますよね?経緯やその時の思いなど振り返ってみてもらえますか?
札幌のレストランで働いている中で、漠然と料理人としての今後の自分に不安を感じるようになりました。
環境を変えて他でもやってみたいと思っていた時に会社の系列で東京・銀座のホテルレストランでも働ける話を聞き、良い機会だと思いお願いさせてもらいました。自分が東京で、ましてや銀座で働く日が来るとは微塵も思っていなかったですが、今思えばとても貴重な経験をさせて貰えたことに感謝しています。
Q.すごい行動力ですね!ホテルで数年働かれた後に千葉県の養鶏場へと転職されるんですよね?このあたりのお話を聞かせてください。
最初に働かせて頂いた東京のレストランでは、シェフの経験によって店の料理がフレンチになったりイタリアンになったり、ジャンルを謳わない自由なレストランでしたが、個人的にはそれがとても難しく感じました。
そんな中で何か料理人としての考える軸を持ちたいなと思っていた時に出会った本の中にあったのが千葉県の養鶏場でした。
千葉県の養鶏場の代表には何度かお話を聞かせてもらう中で食の大切さや食を取り巻く世界の話を聞かせてもらいました。
東京では町中がオリンピックに向かっている時にコロナが流行し、レストランもストップ。
売り上げが落ちていく中で真っ先に切り落とされるのが生産者という存在でした。1次産業にも興味があったので、自分も次にチャレンジするタイミングなのかなと思い、せっかく勉強させてもらうならと
千葉県の養鶏場に連絡を取り、働かせて頂けることになりました。
未経験の福祉の道へ、支援員の役割とは
Q.まだ聞きたいことはたくさんありますが、そろそろアグリコラの話をしてもらいましょう。2022年4月にアグリコラに入社されました。経緯やきっかけを教えてください。
千葉県の養鶏場では1年半お世話になり、全国の違う所も見てみたいなと思っていた時に見つけた一つがアグリコラでした。たまたまSNSで求人もしていた事から、もし採用されたら一度地元に戻るのも良いかなと思い応募させて頂きました。
Q.養鶏場での勤務経験はあるものの、福祉の現場経験はないことに不安はありませんでしたか?
まず、養鶏場の視点では、前職よりもアグリコラの方が鶏の自由な環境があっていいなと感じていました。
支援員として働く不安は、なかったわけではありませんが、「なんとかなる」という思いもあったかもしれません。
採用してもらえたと言う事は、一生懸命やれば大丈夫なんだろうという思いでした笑
Q.ここで改めて鈴木さんはどんな人か教えてもらってもいいですか?
ん~自分では分かりません。笑
(残念ながら聞き出せなかったので、、、これからの鈴木さんに要注目ですね!)
Q.アグリコラで働いてみてどうですか?感想などあれば教えてください。
アグリコラでは、養鶏の管理業務と利用者さんを支援する仕事の2つの軸があります。どちらか一方だけを担えば良いということはなく、2つが同時に進んでいくことが会社の運営を支えることができます。
2つの視点を持ちながらマルチに仕事を進めていくことは大変でもあり、面白さでもあるなと感じています。
今日も利用者さんが来てくれると思うと一緒に1日頑張ろうと思えたり、利用者さんに逆に支えられて働けているなと思ったりもします。
Q.農場の飼料の在庫管理や発注業務、トラクター・フォークリフトを扱う業務もその中心を担っていますね。
飼料の在庫管理はレストラン時代の経験が生きているのかもしれないですね。アグリコラの飼料には有機JAS飼料もあるので、その管理には難しさを感じます。
自家配合飼料を製造するため、倉庫内における飼料の棚卸しや入庫作業、発注業務も行います。
利用者さんが仕事をする農場内で重機を扱う際は十分に気をつけています。
Q.充実感や達成感を感じる瞬間はありますか?
アグリコラでは暇な時期があまりなく。。笑
日々、業務改善や新しいことに追われているのですが、今日は忙しいぞという日を利用者さんと乗り越えられた時に達成感を感じることはありますね。
利用者の方から何か提案が合ったり、良い気づきが報告されたりする時も嬉しいですね!
Q.アグリコラでもっと頑張っていきたいことはありますか?
支援に関して、デマンドとニーズの違いをしっかりと見極めて対応できるようになっていきたいですね。まだ、自分の楽観的な面が支援に反映されてしまって、大事な部分をうまく拾いきれていないこともあるかなって感じています。
その人にとってのニーズをもっと深く考えていきたいですね。
あとは、利用者の方の募集活動もしっかりやっていきたいです。単なる支援員ではなく、事業所を運営するという視点を持って仕事をしていきたいなと。
Q.鈴木さんのこれからの夢を教えてくれますか?
最後死ぬときに後悔しない人生を送りたいなと思います。
最後に、未来の仲間に向けてメッセージをお願いします!
アグリコラは他にはない取り組みをしている養鶏場であり、福祉事業所だと思います。
気になる方は、是非一度ご連絡頂ければと思います!
これまでの経験も大事ですが、ここに来て「なにができるか、なにをやるか」その気持ちと姿勢をアグリコラは大切にしています。
経験がないならとことん向き合って何倍ものスピード感で学び、何回も失敗してさらに成長!です。
アグリコラでは今後、一緒に働く仲間を募集していきます。
いきなりの応募はハードルが高いと思いますので、まずは「カジュアル面談」から!
「話を聞いてみたい」「職員の方とお話してみたい」だけでもOKです。
私たちもじっくり数回にわたってお話や面談をさせてもらうことで価値観の確認や働くイメージの共有ができると思っています。
たくさんの方とお会いできることを楽しみにしています…!
※現在、具体的な採用スケジュールはきまっておりませんが、「カジュアル面談」は受け付けておりますのでお気軽にご連絡くださいね。