飲兵衛への憧れ
今日は私の数ある黒歴史の一部をここに告白します。
ちなみに今まで書いた黒歴史シリーズはこのへんです。よろしければあわせてご覧ください。
大学に入り、お酒を飲むようになってから「飲兵衛」へ強い憧れを抱くようになりました。
大学の学科の同期飲みで、みんながはしゃいでカシスオレンジやレモンサワーなどのお酒を頼んでいる中、
周りより少し大人びて落ち着いた雰囲気の女の子が熱燗を顔色ひとつ変えずにちびちび飲みながら楽しく会話をしてくれて「かっこいい…!」と思ったのがきっかけだったと思います。
以来、何かに付けて「酒好きアピール」「酒強いアピール」を時にさりげなく、時には大っぴらに周囲に対して繰り返し行っていました。
友人達とのお酒の席で「私って飲んでも顔が赤くならないんだよネ☆」と顔を真っ赤にしながら豪語し、陰でプークスクスされていたと後日聞かされて恥ずかしさで顔が赤くなったこともあります。
あと、「カシオレ!可愛い〜!私そういう甘いお酒って飲めないんだよね〜ドヤ」という、いかにも自サバ(自称サバサバ系)女子な台詞を周りの友人たちに向かって得意気にほざいていた気がします。
「気がします」というのは、発言した張本人(私)の記憶が曖昧なためです。余計にタチが悪い…
過去、被害に遭われた方がもしもこの記事を読まれていた場合には、この場を借りてお詫び申し上げます。すみませんでした。
社会人になってからも「飲兵衛への憧れ」は落ち着きを見せるどころか、益々強くなっていきました。
会社の飲みの二次会で蕎麦屋へ行き、板わさやたこぶつや塩などをつまみに日本酒を飲む先輩や上司に感化され、その後一人で蕎麦屋へ飲みに行って通ぶっていた時期がしばらくありました。
しかし結局私は「飲兵衛」にはなれませんでした。お酒は好きだけど、焼酎もワインも飲めばすぐに酔いが回って眠くなるし頭痛もするし、ウイスキーなんて飲もうものなら翌日が大変なことになります。日本酒も苦手な銘柄も多いし、かと言って好きな銘柄でも大して量を飲めるわけではありません。
だいぶ前から、薄々気付いてはいました。純粋にお酒が好きというよりも自分が欲しかったのは「飲兵衛=女子だけどお酒が強い私ドヤ☆」というステータスだということに。
先ほどの蕎麦屋のくだりだって、当時の私が好きだったのは日本酒というよりも確実に「女だけど蕎麦屋で一人で日本酒を飲んじゃう私」であり、アルコールよりもそんな自分自身に酔っていたのです。
大学卒業して何年も経っているにもかかわらず、学生ノリで調子に乗って飲みすぎて、醜態を晒した経験も一度や二度ならず。なんならここ1、2年とかわりと最近でもやらかしたような…。
それを内心では冷笑しつつも許容してくれた当時の友人知人の方々には感謝そして申し訳ない気持ちです。
特にこれ!といったきっかけはないのですが、気付けばお酒で無茶をすることは少なくなりました。飲みつつも、頭のどこかで翌日の予定について考えていたり。それでも楽しいとついつい飲み過ぎることもあるのですが…。
ここ数年では専らキリンビール、時々他社のビールだったりレモンサワーやハイボール、ごくたまに日本酒だったり。当然、どれも多くは飲めません。
仮にもし知人の方がこの記事を読まれていて「そういえばすーはこんなやらかしもしていたよな」と思い出されることもあるかもしれませんが、面と向かってストレートに指摘されると私の繊細なハートは一撃で吹き飛ぶので、言及される際はお手柔らかにお願いしたいです。ついでに「お酒が入ってない時でもやらかしてるじゃんw」的なツッコミもできればナシでお願いします。
ちなみに現在はまだ授乳中なので、基本的にはアルコールは控えています。
寝かしつけがたまたま早く終わった日や、たまのお酒の席で飲む場合は次の授乳まで一定時間を開けるようにしています(この辺りは個人の判断になると思います。授乳中の飲酒を推奨するものではないので、念のため…)
妊娠中から禁酒をスタートしてから結構長い期間になるので、気兼ねなくお酒を飲める日が待ち遠しいです。
授乳が終わった暁には生ビールをジョッキで煽ってやろうと企んでいますが、一杯飲みきらないうちに泥酔してしまいそうでちょっと怖いです。