有名人の結婚で思うこと
よく、有名人が結婚すると
「〇〇ロス」とか表現して、
その有名人が結婚したことにショックを受ける風潮がある。
なぜ、ショックを受けるのだろう。
勝手なイメージを抱く
私たちの目に映るその姿だけが、すべてなんだと有名人ほどそのイメージを強く持ってしまう。
ファンであればあるほど、自分に都合よくイメージを抱くのだと思う。
自分に
恋人がいようが、
配偶者がいようが、
子供がいようが、
自分の立場をそっちのけて、
その有名人に対して軽く疑似恋愛してしまうのだろう。
だから、
彼氏彼女がいるはずがない
結婚するはずがない
なんてイメージが強すぎるほど、
有名人の結婚に対してショックを受けてしまうのだろう。
自分が作った有名人のイメージを壊されたときに、ファンはショックを受けるのだろうと思う。
つくづくファンなんて勝手な生き物だと思ってしまう。
確かに好きなもの
有名人が結婚したからといって、今までのすべてがなくなるのかといえば、そんなことはない。
有名人が作ったものは時に私を
励ましてくれたり、
楽しませてくれたり、
喜ばせくれたり、
笑わせてくれたり、
たくさんの幸せを与えてくれたはずだ。
その幸せと感じたものを否定することは、
今までの自分をも否定することになる。
ファンとは
〝ファンというのは、最初、「なんとなくその人を観ていると嬉しい」というところから始まり
「その人が活躍したり、いい成績を出したりすると嬉しい」という段階を経て、
「もう、ただ、その人が幸せそうなら、活躍とか成績とかどうでもよくなる」という境地に達するものだと思う。
そして、最後は「ただ、その人がこの世の中に生きているというだけで、なんだか嬉しい」となっていく。〟
新聞に掲載された、ある作家さんのコラムだそう。
めっちゃ納得した。
そう、もはや、
有名人が結婚しようが何しようが、最終的にはその人が幸せに生きているだけで
ファンは幸せを感じるものだと思う。
有名人が結婚してショックを受けることも事実としてはある。
だけど、ファンならこのコラムに記述している心境に最終的には行きつくはずだ。
ただ、その心境にいきつくまでにかかる時間は人それぞれ。
だから、自分が一度でも信じて幸せを感じたものを簡単に否定したくはないなと思う。
幸せをも応援できるファンでいたい。