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中小企業診断士養成課程経過記録2
2ケ月を経過して
時間が出来たタイミングで書いておかないと忘れそうになるので2ケ月を少しオーバーしていますが振り返りの経過記録を。
中小企業大学校の養成課程パンフレットを見ていただければわかりますが、中小企業大学校の診断士養成課程は大きく経営診断Ⅰと経営診断Ⅱに分かれていまして、現在は経営診断Ⅰの真っ最中です。その経営診断Ⅰの中においても「演習」と呼ばれる座学で講義を聞いたり、グループディスカッション+発表を中心とした内容と、「実習」と呼ばれる実際の企業へ訪問して診断を行う内容の2つに分かれています。
前回この経過記録を書いた時点では基本的に演習が続いており、課題や予習復習などはありましたが比較的自分の好きなように時間を使う事が出来ました。
いざ実習へ
そんな演習の日々を過ごし、5月の連休を過ごした後から実習が開始、気づけばあっという間に5月末になっておりました。(今は6月だけれど)
ある意味養成課程の醍醐味と言える診断実習。企業情報などもあるので詳細なお話はできませんが、約20日間があっという間に過ぎるくらい目まぐるしく、かつ充実した日々を過ごすことが出来ました。
基本的に8名が1つの班になり、そこに2人中小企業診断士が指導員という形でついて企業診断を行っていくのですが、何をやるにもまあ時間がない。
1.外部環境を調べて競合を調べて商圏を調べてそれを報告書としてまとめる。
2.実際に企業へ訪問し調査する内容を班員で決める。
3.実際に現地へ行って朝から晩まで調査をする。
4.調査をしたら大学校に戻ってそれをデータにして分析、(もちろん報告書としてまとめます)
5.データが出揃ったところで班員で議論開始。
と、2次試験では与件文としてまとめられている内容を診断実習では自分達の足で情報を稼ぎ、与件文に相当する情報を作り出しています。実務補習もおそらく同じような流れで実施をしているかと思いますが、実務補習と実習では企業へ訪問する回数や時間がそもそも違うこと、様々な調査手法でデータを収集し、事前の調査分析に基づき立てた仮説を調査により検証というプロセスを多面的に行えることが個人的には違うのかなと思っています。(実務補習は受けていないので行っていたら申し訳ありません)
そうやって皆で作り出した情報から企業の診断を行う作業をノンストップで実施し、最終的には報告書としてまとめ、企業に向けてプレゼンテーションを行うまでが実習の一連の流れです。
前に養成課程へ参加した人からは大変だよ、とは聞いていてある程度覚悟していたつもりですが実際に体験してみると予想以上。とにかく議論を行うにしても報告書をまとめるにしても時間がない。1日が24時間で短いと思ったのは初めてかもしれません。
実習における学び
実習中はなかなかハードな日々でしたが、その中でも班員と一緒に1つの目標に向かって意見を交わし、どうすれば企業のためになるのかを一生懸命に考え、それを全力で伝えるために報告書やパワポを作ったことなどなど本当に貴重な経験をすることが出来たと思っています。報告書が終了した日の打ち上げで飲んだお酒は本当に最高でした。
自分が苦労した分だけ、やり遂げたときの達成感は半端ではなく、自分自身が少しでも成長できたかなと自信を持って言える気がします。
まだまだ5回ある実習の1回目が終わったばかり。体調に気を付けてまた成長できるよう頑張ってきます。