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分散投資に欠かせない「ポートフォリオって何?」
資産形成に興味がある人は、
どこかで“ポートフォリオ”という言葉を
聞いたことがあるのではないでしょうか。
ポートフォリオとは、
自分が保有している資産内訳のこと。
どの資産にどれだけ資金を振り向けているかを
可視化したものが、ポートフォリオです。
分散投資の重要性は、以前にもお伝えしましたが、
単に「複数の銘柄に資金を投入すればいい」
というものではありません。
もともとポートフォリオを作成する目的は、
リスクを抑えることです。
リスクは、個々の商品によって違います。
リスク管理は、リスクの高い商品と低い商品を
組み合わせることによって行うのが基本です。
ちなみに、投資でいう“リスク”とは、
リターンの振れ幅のことを指します。
実は、リターンが予想外に大きかった場合も、
投資ではリスクと判断します。
一般に、リスクの低い商品が、驚くような
リターンを生み出すことなど、ほとんどありません。
仮にあったとしたら、本当は大きなリスクが
潜んでいたことに気づいていなかった可能性があります。
つまり一歩間違えれば、大きく資産を
失っていたかもしれないのです。
ポートフォリオが目指すのは、損益の振れ幅を
極力小さくすることです。こちらをご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1710519822058-6azi97Rt6w.png?width=1200)
向かって左側は、最小値100円から最大値120円の間で
価格が動いている商品をグラフ化したものです。
右側の図は、最小値80円から最大値140円の間で
価格が動いています。
左側のグラフは振れ幅が20円なのに対して、
右側の振れ幅は60円もあります。
ところが平均価格は、どちらも110円になります。
同じ110円であっても、振れ幅が大きい
左図の商品のほうが、リスクが高いのです。
たとえ振れ幅の大きい商品であっても、
変動幅が小さい商品を同時に保有することで、
総体的にリスクが下がり、
資産に組み込むことができるようになります。
他にリスクを軽減する方法としては、
「Aが上がればBは下がる」といったように、
逆の動きをする商品を保有することが挙げられます。
これで、資産が同時に値下がりするリスクを
回避することが可能になるのです。
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