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いちばん好きなもの
私のいちばん好きなものはアイドルだ。どんなときでもアイドルを見ると明るい気分になれるからだ。仕事がつらくて円形脱毛症になったときも、子育てで悩んでおかしくなりそうだったときもいつもアイドルを見て元気をもらっていた。
いちばん好きなものがアイドルなんておかしいだろうか。好きなもの・・・と考えたときに一番最初に浮かんだ。でもこれをそのまま書くなんてなんだか恥ずかしいような気がして他のことを懸命に考えた。最終的にやっぱりここに戻ってきて今記事を書いている。
いちばん好きなものと同時に私にとっての幸せは何かを考えていた。全然答えが出ない。具体的なイメージがわいてこない。やっとたどりついた答えは、「嫌なことを考えず、毎日楽しく暮らすこと」だった。これもそのまま公に発信するのは恥ずかしい。すごく単純で子どもじみた回答ではないだろうか。やりたいことや興味を持っていることはある。だが、それも全部幸せである前提で進みたいと思うのだ。幸せでなければやりたいことや興味のあることを進めていっても幸せだと感じられるか分からない。
幸せと感じるための一つの方法がアイドルを見ることなのだ。この時間だけは嫌なことを全部忘れて純粋に熱狂の中だけで生きていける。
私にとってアイドルとは宗教のようなものだ(私は無神論者)。付き合いたいなんて思ったことはない(高校生まではそんな妄想をしたこともある)。ただそこにいるだけで尊い存在。存在しているだけで癒される。コンサートでファンサ(アイドルが自分のためにリアクションしてくれること)やサインボールが欲しいと思ったことは一切ない。むしろ尊い彼らの視界に私なんて入れてほしくない。ただ一方的に好きで応援したいだけなのだ。
一時期はアイドルに貢ぐためだけに仕事をしていたし、本当にアイドルのためだけに生きていた。アイドルのためにお金を稼いで、お金を使うことが喜びだった。
なぜアイドルにこんなに陶酔しているのだろう。この答えはもう出ている。一方通行で好きになれるからだ。相手が生身の人間なら(アイドルも生身の人間ではあるが)慎重にコミュニケーションする必要がある。時には気を悪くさせてしまっただろうかと悩んだり、意見の違いで落ち込んだりする。だが、アイドルにはこのような気遣いは一切不要だ。私は彼らに認識されていないからだ。
このテーマについて考えながら自分について発信するときでもかっこつけようとしていることに気付いた。正直にありのままの自分でいたいと思っているにも関わらず。人から見たら、くだらない、幼稚だ、思考が足りていないと思われるのかもしれない。それでも今はこれが私の精いっぱいの正直な思いだから包み隠さずに書く。
これは自分との戦いなのかもしれない。虚勢をはりたい自分と正直でいたい自分との。これからもこの戦いを続けていく。
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