0.1mmの成長に捧げた私の残業代

子どもは偉大である。

という言葉が私は腑に落ちない。
子どもは何も出来ないし、保護者がいないと金銭もない。

そもそも社会にも大した事が出来ない人は多い。
令和になって銀座の店前で煙草を吸うジジに注意し嫌味を言われ
ジジに全く関係ない路線の遅延を怒鳴られ
私が出したルールにネチネチ起きる可能性が極めて少ない(宇宙人が来たらどうする?レベルの)可能性の話を40分ジジから聞かされ
そんな経験からそう思うようになった。

ただのジジの愚痴になってしまった。
つまり、子供だっていつかこんなジジババになってしまう可能性がある。
だから子供は偉大でも天才でもない。
偉大も天才も棺桶に入るときに、第三者の目で評価されるものだ。

そんな子供の成長以前に、今私は不妊治療中だ。
卵子がたくさんあるが育たない、多嚢胞性卵巣と診断された。
定期的に注射をして卵子の成長を促している。
今回、2週間におよぶ注射で2万円かかった。
2万円は私の先月の残業代に匹敵する。
2万円かけて0.1mmしか大きくならなかった。

育っても人に迷惑をかけることにしか生きがいを感じないようなジジババになるかもしれない、いや、そもそも人間になるかどうかも怪しいものに2万円…。
LCCで北海道にいける価格だと思うと結構高く感じる。

夫は体外受精を希望しているけど、私はそこまでして子供は欲しくない。
子どもはみんな迷惑ジジババ予備軍。
それに大金をかけることに疑問がわいてきたな。

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