パーパス、なんでス?(前編)
おはようございます、こんにちは、こんばんわ。FantaRegista尾田です。
今日は自己紹介シリーズの3回目ということで自分のパーパスについて
お話しさせて頂きます。
以前の投稿で触れましたが、僕は今年の3月で26年お世話になった
大手広告代理店を卒業させて頂きましたが、その理由は「50才になって、人間50年~♪って位だし、自分が本当にやりたかったこと(ナレーター業)に挑戦してみたい!」というものでした。
が、、、今にして思えば、浮かれてましたね(;'∀') 「50にして会社を辞めて夢を追う」なんて言うと正直「すごいねー!‼!」「応援するよー」とか言ってもらえて、「イヤイヤ、どうなるか分かんないスよ~」なんて言いながら満更でもない顔していたと思います、、。その結果、師匠のお叱りを頂戴することに、、。
幸いにも僕には師匠と仰ぐ方に沢山恵まれましたが、最後のライン長であられたKさんは、ごつい響きの名前とは似ても似つかぬ、柔和で端正なお顔立ち、それを裏切らぬ物腰のやわらかさ、そのうえ頭が良くて親身に相談に乗ってくださる方(もはやチートレベル)。
僕が広告クリエイティブとして今後どうしていけばいいか路頭に迷っていた時に、公私ともに道を示して下さった、文字通り恩師です(焼き鳥もいっぱい食わしてもらった)。
そのKさんには取り繕っても仕方ない、本音で話そう!と滔々と思いの丈をお話ししたところ、、、やや間があり、
「うん。お前の言っていることは分かった。個人的にはとても応援したい。でも、これってお前の都合を言ってるだけだから、、人は応援しにくいかもね、、」とい趣旨のお話をして下さいました。
マジか、、、。その瞬間は、夢を否定されたようでしょげてみたものの、
あの人の助言には必ず真意があると思い直し、考えてみました。
しばらくして、ふと、「そうか!『お前にはパーパスが無い』ってことを
仰っていたんだな」と思い至ったのです。
パーパス。
その企業が社会に存在する意義・目的。
かつて企業理念と言われていたものが今風に言い換えられた言葉(かな??僕も理解が曖昧(;'∀'))。その企業があることによって社会にこんな善を
もたらす(だから株価もあがる)、みたいなことでしょうか。
なんで(WHY)その企業があるんだっけ?その企業があると何がいいんだっけ?という立ち返り点でもあるかと思います。
僕の場合はまだ企業ではないけど、夢を追いたい!も結構だが、じゃあ、
お前がナレーターになってそれが社会の(やや大げさだけど)何の役に立つのさ? ただの自己満足だろ?と言われればそうかもしれない。
育ててくれた会社に迷惑をかけるのに、そこまで考えていなかった、、、。
それで自分にもう一度問いかけることにした。
そもそも「なんで」ナレーターになりたいと思ったのか?
そして僕は今一度、
自分の原点という深海に潜ることになったのです。
(つづく)