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芸能事務所マネージャーが“未来のタレントたち“の疑問に答える 芸名の悩み、SNS投稿、役作りの心構え

Twitterを活用し、誰でも簡単にファンクラブを開設できるプラットフォーム「Fans’(ファンズ)」が、次世代のエンタテインメント業界のスターを育成するプロジェクト『Fans’ Dream Project(#ファンドリ)』をスタートさせた。
 
その第1期生たちに、エンタメ業界で活躍するプロフェッショナルを特別講師として招き、様々なテーマで講義を実施。第10回目にして最終回では、これまでセミナーのファシリテーターを担当してきた伊波さんが、参加者からのジャンルレスな質問に真摯に回答してくれた。
 
<伊波恒樹さんプロフィール>
YouTubeチャンネル「岡田を追え!!」の芸人・岡田康太さんが所属する、株式会社パッチューネ代表取締役。以前は芸能事務所・株式会社ホリプロコムでスピードワゴン、モノマネ芸人ホリなどのマネージャーを担当してきた。

■「本名と芸名」どう使い分けるべきか

――これまでフリーで10年以上活動しています。それが本名なんですけど、芸名を付けたほうがいいのか、もしくは場合によって使い分けたほうがいいのかアドバイスをください。

「僕の持論ですが、名前はまったく関係ないと思っています。あの明石家さんまさんだって、吉本に入った当初は島田紳助さんに『売れるか!』と笑われたというエピソードを聞いたことがあります。僕が過去担当したタレントさんでも『ハリウリサ』という、ダウンタウン浜田さんのものまねをする方がいたんですが、これが本名でもあるので、やっぱり最初は悩んでいました。でもネタが面白かったから、それがもう定着しているし、結論売れたらみんな『それでいい』っていうマインドになるんだと思います」

――以前「事務所の人はSNSフォロワー数が見ている」という話を聞いてから、試行錯誤しているんですが、知名度がないからそのフォロワー数も増えないし、フリーの役者だと出演先もなかなか見つかりません。悪いサイクルを打破する術はありますか?
 
「思い悩んでいる感じなので、いまは楽しく活動するメンタルに切り替えてほしいです。あと、以前お話してくれたFor you社長の野田さんも、『フォロワー数は大事だけど全てではない。ただ、わかりやすいアピールポイントがあった方が良いのは確かです』と語っていました。誰も見ていなくても、発信し続けていくことが重要ですし、あとは自分の好きなことからブレないことが重要だと思います。
 
SNSとはちょっと離れますが、僕はラジオ好きで、マネージメントしている岡田康太くんとラジオをやろうと、僕の地元である沖縄県浦添市コミュニティラジオのFM21に1時間の枠を買ったんですよ。リアルタイムではそこに住む人たちしか聞けないんですけど、YouTubeでアーカイブ配信するので、それで全国の人が聴くことが出来る。これがもっと広がって、浦添市の「てだこ大使スペシャルサポーター」に就任する事になりました。始める事によって、気持ちを前向きに、プラスに繋げられたらいいなと思っています」

■ファンクラブ向けに投稿すべき内容

――いま、フリーモデルと心理カウンセラーをやっています。クラウドキャスティングから「コンテストを応募しませんか?」っていう連絡があって、出場してみたらグランプリを獲得できました。今後SNSや、自己プロデュースをどうすればいいのか、というのを聞きたいです。
 
「漫画週刊誌の歴史あるコンテストがあり、いろんな方がそこを目指します。ただそれでグランプリを獲っても、コンテンツの多過ぎて影響が弱くなっていることもあり『バン!』とは行きません。肩書として名乗るのはいいですが、そこからどう自分を発信していくか。等身大で、自分の好きなことを、そして日頃の情報収集を掛け合わせてオリジナルをつくっていきましょう」
 
――ファンクラブで毎日投稿をしていますが、SNSとの差別化が難しくなってきました。これはファンの皆さんに有益なものなのか……と。
 
「Fans’を運営する身として、何を投稿しようが、ファンの皆さんはむしろそれを楽しみにして月額費を払っているわけで、すごく嬉しいはずです。2回目に登場してくれた飯野雅さんは、コアなファンをつけるために、『SHOWROOM』を毎日5〜6時間配信して、人となりを定着させて、こまめにリプライを返してコミュニケーションすることで、“自分を推す“人をどんどん増やしていったと話していましたね」

■突然の映画主演決定。「役作り」の方法は?

――音楽制作を中心に活動しているんですが、そこからWeb CM出演やMC登壇など活動の幅が広がっています。嬉しいことなんですが、「あなたは何をしている人ですか?」と聞かれたときに難しさを感じてしまって……どう名乗ったらいいでしょうか?
 
「いまでも十分スゴいと思いますが、TikTokで『15秒ミュージシャン』と名乗るなど、何か特徴を持つのもいいですね。もし苦手なことだとしても、第5回の講師桝本さんが行っていたように『嫌なことの中にチャンスがあるかもしれないから、とりあえず何でも一回やってみる』姿勢でいきましょう」
 
――大学で、今度ショートフィルムの主演を務めることになりました。中学生の時に演劇部だったんですけど、そうした“部活内での技術“しか学んでいません。役作りなどの不安が大きいです。
 
「もうこれは決まってしまったことなので、プラスに捉えて覚悟を決めてやるしかないですよね。マネージャーも、先輩についていくより、一人でスケジュール管理するほうが成長すると言われています。自分にとってこの役はどういうものなのか、考え抜いて疑問に思ったら監督と話し合う。そういうところからスタートじゃないですかね。僕が尊敬しているラジオパーソナリティーの福山雅治さんも、ミュージシャン志望だったと思いますが、映画のオーディションを受けるなどガムシャラにやっていた時もあります。音楽だけじゃなく色々とチャレンジする事によって、俳優としての名声を得るようになりました。今後の選択肢を広げる意味でもチャンスだと思います」

■さいごに

「半年間みなさんお疲れさまでした。そしてありがとうございました。桝本さんが『ライスワーク』と『ライフワーク』のバランス、と言っていたように、お金だけじゃなく、やりたいこともやってうまくバランスを保っていきましょう。せっかく明るい芸能界を目指すわけですから! 僕も皆さんと出会えた事、こうやって皆さんと喋ってみて少し成長出来た気がします。改めましてありがとうございました。

今日をきっかけに僕も「僕のFans’」を更新します。「僕のFans’」でも皆さんと繋がり、近況を報告しましょう。切磋琢磨してお互い精度を高め合っていきましょう!」

伊波のFans’でお待ちしておりましす。 300円よりも価値を出すことが僕の役目ですし、300円で多くの会員さんが集まるコンテンツを作るのは皆さんです。

もし良ければ皆さん、伊波のFans’下記より入会お願いします。会員が5名いれば早速、明日の19時〜 オンラインMTGやろうと思います。w  ENJOY!!!」
 
伊波恒樹Fans’
https://www.fansnet.jp/iha23-24


<#ファンドリとは?>

Fans' Dream Project(#ファンドリ)」とは、Twitter連動型ファンクラブサービス「Fans'(ファンズ)」で獲得したファン数に応じて、全29社の程プロダクションからのオファーを受けることができる育成型オーディションプロジェクトです。


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