これからは、「やっぱり金がいい?」
世間では、“有事の金”と言われています。
そこで今回は、以前、FANに寄せられた
金に関する質疑応答をご紹介したいと思います。
* * * * *
Q、社会が不安定化すると、
「金など安全資産の価格が高騰する」
と聞いたことがあります。
やはり、金を購入すべきでしょうか?
A、短期的に「金がどこまで値上がりするか?」
というのは、誰にもわかりません。
ですが、戦争やインフレ、原材料高などが
金相場に大きな影響を与えているのは事実です。
時代をもっと遠くから俯瞰して見た場合、
相場を動かしている一番の要因は
先進国が行ってきた金融緩和政策、
つまり通貨の供給量です。
現在のインフレは、
この政策を続けてきた結果であるのは
間違いありません。
では、質問の「金を買うべきかどうか?」
についてですが、長い目で見ると、
金は上がっていくことが予想されます。
なぜなら、今後も経済危機は起きる
可能性が高いからです。
もし、金の購入を考えるのであれば、
ドルコスト平均法などを使って
定期的に購入していくか、
もしくは価格が下がった時点で
購入するのがいいでしょう。
* * * * *
Q、もう、金本位制に戻ることは
ないのでしょうか。ビットコインなどが
金本位制の代わりになることはありますか?
A、金本位制とは、
法定通貨と同等の金を用意し、
価値の裏付けに使う制度のことです。
現在の経済規模からいって、
おそらく今後も、世界が金本位制に
復帰することはないでしょう。
法定通貨をモノなどと紐づけることは、
経済活動を制約することになりますから、
現状、考えにくいのではないかと思います。
だったら、古い仕組みはすべて用無しで、
新しい仕組みに入れ替わるのかというと、
もちろんそうではありません。
たとえば、最近生まれた新しい仕組みに
ビットコインがあります。
最新技術をもとに作ったビットコインとて、
今ある仕組みの上に成り立っているのです。
多くの場合、
「どちらが次の時代に残るのか?」というよりも、
用途によって新旧の仕組みを使い分けたり、
そこからさらに派生商品が誕生したりするのが
自然な姿だと言えるでしょう。
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