なぜ、老後資金を貯めるのは難しいのか?
人生の3大支出が何かというと、
教育費、住居費、老後資金の3つです。
この中で、もっとも準備するのが難しいのが
老後資金です。
もし、あなたが結婚して子供ができれば、
「この子に良い教育を受けさせたい」
と思い、教育費のことを考えるのが
普通の流れになるでしょう。
住宅ローンも実際に今、
住んでいる家に関する費用ですから、
是が非でも月々の収入の中から
捻出しようとするはずです。
つまり、教育費と住居費は
現実にリンクしている費用だと言えます。
一方、老後資金は
未来のために用意するお金です。
「今すぐ必要ではない」
「老後のことが実感しにくい」
といったことから、つい後回しにされがちです。
生命保険文化センターが2019年に行った
「生活保障に関する調査」によると、
だとの
結果が出ています。
この数字は、2016年の調査と比べて
最低生活費が1000円、
ゆとりある生活費が1万2000円、
それぞれ上がっています。
年々上がり続ける生活費に対して、
日本の年金制度はどれくらい
頼りになるのでしょうか。
もともと、戦後直後の日本は
圧倒的に若年層が多く、
綺麗な人口ピラミッドを形成していました。
人口が年々増加し、
若年層の比率が老齢層よりも高い間は
何の問題もありませんでした。
しかし、今はその日本も、
少子高齢化社会へと突入しています。
日本の人口ピラミッドも、
底辺がすぼまっている“つぼ型”に
変形してしまいました。
人口減少に伴い、生産年齢人口も減り続け、
「2030年には働き手2人で老人1人を支える」
社会になると予測されています。
これが、日本の現状です。
国は、年金の支給開始年齢を後ろ倒しにしたり、
定年を先延ばしにしたりと、
あの手この手を使って年金制度の延命を
図っている状態です。
だから私たちは、自分の老後資金を
自分で準備する以外にないのです。
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