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「いつかまたやってくる危機」に備えよう

2023年3月、欧米で大きな銀行破綻が相次いで発生し、
「世界金融危機の再来か?」と心配されました。
しかし幸いにして、今までのところ、
リーマン・ショック時のような問題は起きていません。

リーマン・ショック以降、アメリカの大手銀行は
危機の要因となった住宅ローン事業を縮小してきました。
現在、ローン組成のおよそ7割はノンバンクが占めています。

結論を述べると、リーマン・ショックが起きた原因は、
ハイリスクだとわかっていながら、
目の前の利益を取りに行った人間の欲にあります。
視野の狭さと「手軽に富を手にしたい」という人間の弱さが、
危機を膨張させたのです。

ハイリスク投資に手を出した結果、
資産を失ってしまった人たちの多くは、
「あの時、やめておけばよかった」「いけると思った」
といった後悔の念を漏らします。
資産は、失ってからでは遅いのです。

だからと言って、「投資は怖いから」と資産形成をしないでいると、
インフレによって資産はじわじわと削られていきます。
だからこそ、長期保有を意識した資産形成をする必要があるのです。

リーマン・ショックから学べることとは何でしょうか。
それは、

・調子が良い時ほど、慎重に資産形成を進める
・どんな時もリスクのことを忘れず、長期保有&分散投資を心掛ける

 この2点でしょう。

なお、リーマン・ショックが発生した際、
活発に動いた資産の1つが金でした。
「有事の金」と呼ばれるように、
安全資産と見なされている金には、危機を通じて、
かなりのお金が集まることとなりました。

金は、代表的な現物資産であり、
世界中どこへ行ってもほぼ同じ金額で取引されています。
金は、世界共通の通貨であるといっても過言ではありません。
リーマン・ショック時に、株価は大幅に下落しましたが、
その間も、金の価格は右肩上がりで上昇を続けていたのです。

今後も、定期的に「○○危機」という問題は起きるでしょう。
そういう時のためにも、資産の一部をぜひ金で保有することを
お勧めする次第です。

【参考文献】
THE WALL STREET JOURNAL:2022年2月1日、他


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HP:
https://www.fangs-g.com

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