“資産形成”と“お風呂”の意外な共通点
資産形成を行う過程をたとえるなら、
「お風呂に水を溜める」イメージです。
“水=お金”です。
お風呂に水を張るまでには、
主に3つのステップがあります。
1の「風呂桶の栓を閉める」というのは、
資産形成では支出のコントロールに相当します。
お金が流れていってしまわないよう、
出口を閉めるわけですが、
支出の場合は、お風呂の水と違って
完全に止めることができません。
ですから、1のポイントは
「不要な支出を削る」ことにあります。
2の「蛇口をひねって水を出す」について、
これは「収入を得る」ことのたとえです。
蛇口をひねれば水が出てくるように、
働いてお金を生み出す過程を指しています。
3の「必要量の水を溜める」に関して、
最近は少しでも早くお金を貯めるために、
「蛇口を増やす=副業・兼業を行う」
という方法もあります。
ところで、資産形成を行う際に、
気をつけなければいけないのが
「資産の目減り」です。
水が蒸発するのと同様、
お金も放置していると減っていきます。
お金が目減りする一番の要因は
インフレ(物価上昇)です。
通常、モノの値段が上がれば、
相対的にお金の価値が下がります。
これは、経済活動が需要と供給の
バランスで成り立っているためです。
フタもせずにいれば、お風呂の水は蒸発します。
水蒸気になった水(お金)は上昇して雲となり、
上空で冷えて雨を降らせます。
もし、この雨を
バケツで受けてお風呂に入れれば、
お風呂の水位は戻ります。
これが、資産運用に相当します。
雨は、自分で受ける方法と、
他人に受けてもらう方法があります。
つまり自分で株などを運用するか、
運用会社に運用を依頼するか、です。
すでに述べたように、
風呂桶の栓は閉められますが、
支出は完全には止められません。
現代社会で生きていくには、
ある程度の支出が必要です。
実は、支出は止められないものの、
月々の支出を±ゼロにすることであれば
可能だということをご存じでしょうか。
「支出をなかったことにする方法」
については次回、お伝えします。
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