時間も、お金も、「少しずつ積み重ねていく」のがコツ
人が何かを手に入れるためには、時間が必要です。
働いて収入を得ることもそうですし、
勉強などでも同様です。
たとえば、外国語を支障なく使えるようになるには、
およそ4000時間程度が必要だと言われています。
仮に英語を習得しようと考えた場合、
私たちはすでに学校である程度、
英語を勉強してきていますから、ここでは
残り2000時間を勉強すればいいと仮定しましょう。
これを聞いて、「2000時間なんて、とても無理」
と思った人であっても、1日5分だったら
時間をつくることができるでしょう。
来る日も、来る日も、1日5分を
英語の勉強に費やしたとします。
これを400日間繰り返せば、
理論上は英語を習得できることになります。
もちろん、実際は個人差があるでしょう。
けれど、やろうと思えば
1日たった5分の勉強を1年ちょっと続けるだけで、
英語を習得することは可能なのです。
資産形成も、これとまったく同じです。
世の中の多くの人は、定年間際になってから
慌てて老後資金を準備しようとします。
けれど、短期間で資金を増やすためには、
多額の元金を必要としたり、
リスクを高くしなくてはならなかったりします。
一方、時間をかければ、
そうしたことは一切不要になります。
試しに、私たちFANGSがご提案している
資産形成法を用いて、1億円の老後資産を築くために
必要となる月額拠出金を計算してみました。
それによると、20歳の方は、65歳の定年までに
月々1万4000円を積み立てればいいことになります。
25歳の方は、月に2万1000円の積み立てが
必要となります。
30歳の方は、月々3万1000円が必要となり、
35歳の方は、月に4万8000円、
40歳の方は、月7万6000円の積み立てが必要
との結果になりました。
ご覧の通り、資産形成を早く始めれば始めるほど、
月々の負担額が少ないことがわかります。
確かに、何十年もの間、毎月積立金を
捻出することは簡単ではないと思います。
とはいえ、決して不可能な金額ではないですし、
その間、資産を大きな危険にさらす必要もありません。
これが、時間をかけて資産形成を行うことの
最大のメリットなのだということを、
心に留めておいていただければと思います。
【参考文献】
『「超」英語独学法』(野口悠紀雄著、2021年、NHK出版)
以下の関連記事もご覧ください。
FANGS Group【ファングスグループ】
HP:https://www.fangs-g.com
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