今日見た夢

家族と飛行機に乗って千葉県の映画館に行った。

映画館の受付でなにやらチケットを渡されて、

「引き渡しは上の階になりま~す」

と言われた。(引き渡しってなんだよ…チケットはもうもらったじゃないか…)と思って上の階に行ってみると、そこには魑魅魍魎が跋扈していて、謎のキラキラした石が地面に散らばっていた。

「落ちているアイテムを拾うのはTキーだぜ!!」

という謎のチュートリアルボイスが聞こえ、(Tキーだったのかぁ)と思いながら脳内のキーボードをとりあえず連打しながら歩いていくと、いきなり次の場面へと変わる。

「もうここを出ないと飛行機の搭乗時間に間に合わない!」

と祖母が叫ぶ。もう5年は会っていない祖母も一緒にいたらしい。というか、どうやら映画を見るシーンはスキップされたらしい。

急いで電車乗り場までいくと、半壊した電車がホームに入ってきた。

(え、ドア外れかけてるじゃん…千葉県の電車やべえな…)

と思いながら乗ろうとすると、見えない結界に阻まれるように中に入ることができず、周りの人々もさながらインドの列車に乗る人々のように、突起などを掴んでぶら下がっている状態であった。

「母さん!次の電車にしよう!」

流石に危険だと感じた僕は、母を電車から引き剥がした。

その時、一瞬母親が光に包まれたかと思うと、青白い錘に変化してしまった。

「母さん…」

僕が呆然とつぶやくと、突如としてけたたましくブザーが鳴り響く。

周りを見回すと、半壊した電車が運航している駅とは思えないほど、小ぎれいなモニターがホームに等間隔で設置されていることに気づいた。

そしてそのモニターに一様に映し出されている映像は、ボウリングでガターを取った時に表示される映像にとても良く似ていて、人をいらだたせるようなものであった。

「出発できません」という文字と共にドアが開いて人を吐き出す映像が流れる。次の瞬間、その通りにドアが開く。

さながらメダルゲームのジャックポットのようであった。ドアが開き人が流れ出す。そしてその人々も光に包まれ青白い錘に姿をかえていった。

「千葉県すげえ…」

感嘆と共に漏れた僕のつぶやきを最後に夢から覚めてしまった。

余談だが、この後に自分の手が自分の身体に押しつぶされて感覚を無くすほど痺れていたことが発覚し、錘のモチーフがどこから来たのかわかった気がした。

そして、千葉県が舞台になった理由は、おそらく寝る前に「銚子って千葉県だったんだwww北海道かと思ってたはwwwうける~~~」などと夜中に一人で笑っていたからだろう。

僕も、千葉県も、無実だ。

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