うらばなし。#10
日付:6月9日(木)
天気:晴れ
記入者:さしみ
こんばんは、さしみです。
皆さま、先週土曜日の放送はご覧いただけましたでしょうか?
第9話、駿と久慈の活躍もあって華々しい優勝を飾ったキラリンの物語からは一変…シリアスで重苦しい雰囲気のまま第10話の放送は幕を閉じました…。
競走馬に限った話ではなく、お馬さんは(大体)400~600kgほどある身体を4本の脚で支えています。1本でも怪我をしてしまうと残りの脚への負担が重くなり、結果として健康だった脚も負担に耐えきれず病気になってしまう可能性が高まります。
それでも回復して元の生活に戻れるお馬さんもいますが、”予後不良”(治る見込みが低い)と診断されてしまうと中々難しく、かなりの治療費がかかるといったお金の問題だけではなく、お馬さんにも精神的なストレスがかかったり、ほかの病気まで誘発してしまうといったことも多々あるようです。
人間は多少の怪我や骨折をしても、治療をしつつ大人しくしていれば大抵は回復して日常生活に戻れますが、お馬さん…特に競走馬は上記のように命に関わる問題になってしまうため、怪我などには一層気をつけないといけません。
…と、キスケのシーンについて補足させていただきましたが
第10話にはほかにも競馬に関する用語が出てきましたのでいくつか取り上げたく思います。
アバンでは皇厩舎に預託契約の電話がかかってきていました。
預託契約は馬主と調教師の間で交わされる契約で、契約が成立すると馬主の所有する馬は、その調教師の厩舎に入厩することになります。(1頭につきいくら、という金額面は厩舎によって異なるようです)
「預けるからには、自分の馬を勝たせて欲しい!」
と多くの馬主さんが考えると思いますが、第9話の弥生賞を見て皇先生の厩舎がきっと目にとまったんですね…。
ただ、皇先生の台詞にもあった通り、契約を結んだ分の馬の世話をすることになるため、預託を希望する電話がたくさん来たとしてもあまり安請け合いはできません。お馬さんに関する知識や勘だけではなく、厩舎の経営者としての才腕も調教師には必要なのです。。
もう一点、天音の父親からの手紙に関してですが、
天音のお兄さんが騎乗するという「2000ギニーステークス」は、イギリスのクラシック三冠レースの一つです。
「ダービーステークス」「セントレジャーステークス」と並び、3歳の牡馬・牝馬を対象にしたもので、クラシック三冠を目指すハイレベルな若い競走馬が最初に挑むG1レースになります。
天音父『うちの馬も今年はロイヤルアスコットに何頭か出走する予定だ。こちらは順調だよ』
という内容について…
「ロイヤル・アスコット」ではイギリス王室が主催となり、いくつもの大きなレースが数日間にわたって開催されます。また、アスコット競馬場自体が王室所有の場所ということもあり、「最も格式高い競馬開催」と言われております。
毎年6月に開催され、表彰式ではトロフィーをエリザベス女王自ら優勝馬関係者に贈呈するようです。更には競馬場内の「ロイヤル・エンクロージャー」というエリアでは、細かな規約・ドレスコードがあり、それに反していると退場させられてしまうそうです(ドレスコードは少し調べましたが、女性のドレスの肩ストラップは何センチ以上、など本当に細かかったです)
イギリスのウィンブルドン選手権(テニス)やヘンリー・ロイヤル・レガッタ(ボート競技)、ゴルフ全英オープンに並ぶ夏の大イベントとして、イギリス国内だけでなく世界中の競馬界と社交界の大イベントとされています。
そんなレースに出走するとは、イギリスの競馬界におけるグレイス家の立ち位置はいかほどのものなのか…。
ここで、グレイス家に関するうらばなしです💡
天音の家族構成は『両親・兄ふたり』となっていますが、お兄さんは二人ともジョッキーです!
ちなみにお父さんも元ジョッキーで、現在はオーナーブリーダーです。
オーナーブリーダーというのは馬主兼生産者のことなので、馬主としてお馬さんを所有するだけではなく、お馬さんの生産をする牧場ごと所有しているということですね…。
(下世話ですが、グレイス家の世帯収入が気になります)
家族に関するうらばなし繋がりですが、京都出身のえりの妹は二卵性の双子ちゃんで
現在二人とも京都の置屋で芸妓の修行中です…!
えりがお菓子ロッカーに入れている金平糖は、妹たちが買っており実家からの仕送りとともに送られてきております✨
以上、第10話のうらばなしでした。
今週放送の第11話もお楽しみに…!!