元外資系ヘッジファンドディーラーManagerMの目日経平均と海外投資家動向の考察 2024年12月17日
本日の市場動向
本日は日経平均終値39,363.68円(前日比-92.81円)でギャップアップ後、売り圧力が強まり、「売り一辺倒の展開」となりました。
昨日に続き、同様のパターンで値を消す形。出来高も細り、イベント前の様子見ムードが濃厚です。
日経平均は引き続き「38,000円~40,000円のBOX相場」で推移。
以下の点を警戒する必要があります。
38,000円:明確なサポートライン。
37,000円台:ここに定着すると「下方向」へのトレンドを意識。
今後の重要イベント
今週は日米の重要イベントが控えています。
12/18深夜:米FOMC
12/19:日銀会合
これらを通過すれば、年末に向けて閑散モードになる可能性が高いです。
海外投資家の動向
現状の海外投資家のスタンスは「スクエア」。
以下の動向が明らかです。
買いの勢いなし
トランプトレードの影響で「米株買い・日本株売り」が加速中。
現物売り越しは一服
直近12週で-3.0兆円の超大幅売り越し。
中長期の展望
日本株の上昇トレンドを支える主体が不在。
中長期的には「強い上昇トレンド」は起こりにくい状況。
投資戦略
現在、<225Ai>のシグナルは青(順張りで買い)が継続中。
次のシグナルでエントリーの判断をしていく場面です。
2024年の<225Ai>最大順行幅実績
2024年は大きなトレンドが頻繁に発生しており、以下の通り<225Ai>は有効に機能しています。
日付売買エントリーポイント順行幅
12/3買い39,150円+1,010円
11/14売り38,920円+1,140円
11/6買い39,080円+1,090円
10/18売り39,230円+1,680円
最大順行幅トータル:+38,320円
<225Ai>の特徴
「トレンド初動を捉える装置」として強み。
反面、1000円幅程度のBOX相場には弱い傾向あり。
年末年始の警戒ポイント
米株市場には「買いポジション」が大きく溜まっていることが予測されます。
年末年始:特に「年明けのリスクオフ」に要注意。
年末年始を買いポジションのまま迎えることは、例年よりリスクが高いと考えます。
まとめ
日経平均は依然「BOX相場内」での推移が続く見込み。
サポート:38,000円維持が鍵。
海外投資家動向:「スクエア」で積極的な買いは見られず。
重要イベント(FOMC・日銀会合)通過後、閑散モードを想定しつつ、リスク管理を徹底することが重要です。
引き続き、次の<225Ai>のシグナル確定を待ち、エントリータイミングを見極めていきます。