元外資系ヘッジファンドディーラーManagerMの目 日経平均と海外投資家動向の考察 2024年12月27日
本日の市場動向
2024年12月27日、日経平均株価は+713.10円の上昇で終値40,281.16円と大台を大幅に上抜けました。
市場はギャップアップからスタートし、終日買い圧力が継続。出来高も増加し、非常に強い上昇相場を形成しました。特筆すべきは、9月末からの「38,000~40,000円のボックス相場」を終値で上抜けた点です。
短期的なトレンド転換が強く意識される中、海外投資家の動向とチャート形状から1月以降の展開が期待されています。
海外投資家動向
12月第3週(12/16~12/20)のデータが更新され、以下のような結果となりました。
現物:-4,750億円の売り越し
先物:-625億円の売り越し
合計:-5,375億円の売り越し
これらの動向は直近の市場状況と整合性があり、「違和感なし」と判断されます。この週の日経平均は-790円安で推移しており、売り越しデータと相場の動きが一致しているため、特筆すべき歪みは見られませんでした。
チャート分析
日経平均は「38,000~40,000円のボックス相場」を上抜け、短期的な上昇トレンド形成の可能性が高まっています。以下のポイントがそれを支持しています。
出来高の伴った上昇
12月第2週の海外投資家による先物市場での大幅買い越し(+1兆1,434億円)
短期的な買い仕掛けの可能性
ただし、直近の12月第3週では現物・先物ともに売り越しとなっているため、引き続き海外投資家の動向に注意が必要です。
投資戦略
トレンドフォロー型のシグナル装置である225Aiは、本日も「青色(買いサイン)」を継続しています。
12/26の39420円買い → +1040円の順行幅を記録中。
年初からの最大順行幅トータルは+39,330円と、トレンド相場で非常に効果的に機能しています。
ただし、年内の残り日数では新たなポジションは取らず、年明けの相場を見極めながら買いを検討する予定です。
まとめ
12月第3週のデータから、短期的な売り圧力が確認される一方で、先物市場における大規模な買い越しが影響を与えた12月第2週の動きがまだ市場に反映されています。
このため、年明け1月相場では、短期上昇トレンドの継続を確認しつつ、海外投資家の動向や出来高の推移を注視しながら戦略を再構築する必要があります。
引き続き、225Aiを活用してトレンドの初動を捉えることで、2024年相場の利益機会を最大化していきたいと思います。
参考情報
年内最終取引日:12月30日(月)
年明け取引開始日:1月6日(月)