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元外資系ヘッジファンドディーラーManagerMの目 日経平均と海外投資家動向の考察2024年12月20日
本日の市場動向
本日の日経平均は-111.68円の下落で、終値は38,701.90円。売りが優勢の中、安値圏で引ける展開となりました。NY市場が重要な分岐点となる中、東京市場は依然として「38,000円~40,000円のBOX相場」の範囲内に留まっています。チャートの形状と投資主体の動向が、今後の相場展開を見極める上で重要なポイントです。
海外投資家の売買動向
12月第2週(12/9~12/13)のデータでは、以下の特徴が見られました。
現物:-5092億円の売り越し
先物:+1兆1434億円の買い越し
合計:+6341億円
この週の日経平均は+360円高を記録しており、先物市場での大規模な買い越しが「買い仕掛け」の可能性を示唆します。一方で、現物市場では直近13週間で-3.5兆円の売り越しが続いており、中長期的には海外投資家が日本株比率を下げている可能性が浮上しています。
チャート形状の分析
現状、日経平均は38,000円~40,000円のBOX相場内での動きに終始しています。
38,000円:明確なサポートライン
40,000円:レジスタンスライン
特に、38,000円を割り込むと下方向への警戒が必要です。一方で、短期的には先物の買い仕掛けによる上昇余地も残されています。
投資戦略
海外投資家動向を踏まえると、短期的には「買い目線」を維持することが有効と考えられます。ただし、中長期的な上昇トレンドは限定的であり、戻り売り圧力が高まる可能性があります。
現在、相場の分岐点となるのはNY市場の動向です。今夜のNY市場が反発すれば、日経平均も引き続きBOX相場内での推移が予想されますが、もし大幅続落するようであれば、東京市場も38,000円割れを試す展開が視野に入ります。
<225Ai>の活用
今年の<225Ai>は、トレンドの初動を的確に捉え、大幅な順行幅を実現しています。2024年の最大順行幅トータルは+39,330円に達しており、特に「大きなトレンド相場」において高い精度を発揮しました。
最新の<225Ai>シグナル
現在は「赤色(売りサイン)」が継続中。
次のサイン確定を待ち、エントリーを検討。
トレンド相場での有効性:
<225Ai>は「トレンドフォロー戦略」において強力に機能しますが、1000円幅程度のBOX相場には弱いため、チャート形状との併用が重要です。
まとめ
短期的な注目点:NY市場の動向
中期的な戦略:BOX相場内での売買を意識
長期的なリスク:海外投資家の現物売り越し傾向
海外投資家の動向を重視しつつ、<225Ai>のシグナルとチャート形状を参考に、戦略を柔軟に調整することが求められます。
次の相場展開を見据えた柔軟な対応が鍵となるでしょう。