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元外資系ヘッジファンドディーラーManagerMの目 日経平均と海外投資家動向の考察 2024年12月23日
本日の市場動向
本日の日経平均は+459.44円の上昇で終値39,161.34円となり、先週末の弱気相場から一転、上昇圧力が高まりました。これは金曜日のNY市場の動向を踏まえた週明けの動きであり、買い支えが入るべき価格帯でしっかりと買いが入ったことが確認できます。
先週末の記事でも指摘したように、昨夜のNY市場で反発がなければチャート形状が悪化するリスクがありました。しかし、現状では下落が一旦ストップし、週明けの東京市場はギャップアップからスタート。そのまま高値圏で引ける形となりました。
チャート形状と相場レンジ
日経平均は依然として「38,000円-40,000円のボックス相場」の範囲内で推移しています。
38,000円: 明確なサポートライン。
40,000円: レジスタンスライン。
このボックスレンジ内での動きが続く限り、相場の方向性は明確になりませんが、38,000円を割り込む場合には下方向を意識する必要があります。反対に、40,000円を上抜ける動きがあれば、新たな上昇トレンドの始まりを示唆する可能性があります。
海外投資家の動向
海外投資家動向は、相場の先行指標として重要です。12月第2週のデータによると、以下のような動きが観察されました。
先物市場: 単週1兆円を超える買い越し → 「買い仕掛け」の可能性が浮上。
現物市場: 直近13週で-3.5兆円の大幅売り越し → 中長期では日本株比率を下げている可能性。
海外投資家が先物で強い買い圧力をかけている一方で、現物では売り越しが続いています。これにより、中長期的な強い上昇トレンドが出現しにくい状況ではありますが、短期的には買い目線が有効です。
投資戦略
本日の日経平均は強い買い圧力を背景に上昇しましたが、現在の相場はまだBOX内での推移に過ぎません。このため、短期的なトレンドを捉えることが重要です。
225Aiの戦略サイン(順張りシステム)は、現在「売りサイン(赤)」が継続しています。次回のシグナルが「買い」に切り替わるタイミングでのエントリーを検討することが有効です。
2024年の225Ai実績: 最大順行幅トータル+39,330円
→ ボックス相場ではやや弱いものの、トレンド発生時には優れたパフォーマンスを発揮。
今後の注目ポイント
NY市場の動向: 米国市場が安定した動きを見せるかが重要。今夜のNY市場の反応を注視。
38,000円のサポート維持: 日経平均が38,000円を維持する限りは、買い目線を継続。
海外投資家の動向: 先物買い越しの継続性を確認。特に次週の投資主体別売買動向がカギ。
まとめ
日経平均は短期的に下落を止め、上昇圧力が高まっていますが、中長期ではBOX相場内での推移が続く可能性があります。海外投資家の買い仕掛けが続くならば、来春に向けて高値を試す展開も期待されます。ただし、サポート割れのリスクにも注意を払いながら柔軟な戦略を取るべきです。
トレンドの初動を確実に捉えるためにも、引き続き225Aiのサインと海外投資家動向の両方を参考に、相場を見極めていきましょう。