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中小企業こそ、採用活動にコストをかけるべき理由

こんにちは。エフアンドエムクラブの藤本です。

昨今、労働市場の競争が激化し、多くの中小企業が「人材不足」に悩んでいます。優秀な人材を確保することがますます難しくなる中で、企業としての成長を目指すためには、採用活動にかかるコストをどのように考え、どのように投資するかが重要なテーマとなっています。

中小企業こそ、積極的に採用活動にコストをかけるべき理由について、具体的に考えてみましょう。

1. 競争力を高めるための投資

中小企業が優秀な人材を確保することは、業界での競争力を維持・向上させるために不可欠です。大手企業と異なり、予算に限りがある中小企業にとっては、コストを削減しようとする気持ちも大切です。しかし、採用活動に対して適切な投資を行わなければ、結局は企業の成長を阻む要因となりかねません。

例えば、求人広告を出すだけでなく、応募者に企業の魅力を伝えるためのブランディング活動や、選考プロセスを改善するためのツール導入など、適切な投資が欠かせません。こうした投資を行うことで、より多くの優秀な人材が集まり、結果的に企業の競争力が向上するのです。

2. 企業文化の醸成と人材定着

中小企業はその規模ゆえに、採用する一人ひとりの影響力が大きいです。適切な人材を選び、定着させることで、企業文化の醸成にもつながります。採用活動にコストをかけ、じっくりと適切な人材を見極めることで、自社に合った人材を確保し、長期的に企業の成長に寄与することができます。

また、人材定着率が向上すれば、新たに採用活動を行う頻度が減り、結果的にコスト削減にもつながります。短期的な節約にとらわれず、長期的な視点で採用活動に投資することが重要です。

3. 長期的なコスト削減とROIの向上

採用活動にコストをかけることは、一見すると短期的なコスト増加につながるように思えるかもしれません。しかし、適切な人材を採用し、その人材が企業に定着して成果を上げることで、長期的にはコスト削減につながります。たとえば、早期退職者が出るたびに新たな採用活動を行うのではなく、初めから適切な人材を採用して定着させることで、結果的に採用コストを低減できるのです。

さらに、適切な投資によって採用活動のROI(投資利益率)を向上させることも可能です。これは、より少ないコストで優れた人材を確保し、その人材が企業にもたらす成果が投資額を上回る状態を意味します。

F&M Clubの「マンスリーチェック」に毎月回答しましょう

4.「マンスリーチェック」で他社の採用コストを把握する

自社の採用活動にコストをかけるべきだと理解していても、どの程度のコストをかけるべきか判断に迷うことがあるでしょう。そんなときに活用できるのが、エフアンドエムクラブが提供する「マンスリーチェック」です。

「マンスリーチェック」は、全国約12,000社のF&M Club会員(中小企業
)からアンケートを収集し、様々な経営指標に関するデータを提供するサービスです。このアンケートに回答いただくことで、他社がどれくらいのコストを採用活動にかけているか、具体的なデータを確認することができます。
2024年8月分のマンスリーチェックもすでに3000社程度が回答していますので、同地域の他社や従業員規模が近い会社の取り組み状況をチェックすることができます。

例えば、同じ業種や規模の企業がどれくらいの採用コストをかけているのかを知ることで、自社の採用活動における投資判断をより的確に行うことができます。また、他社と比較することで、自社の採用活動における改善点や強みを明確にすることが可能です。

大阪府、従業員0人~50人で絞ってみました(マンスリーレポートより)

5. まとめ: 採用活動は未来への投資

採用活動は単なる人材確保の手段にとどまらず、企業の未来を築くための重要な投資です。特に、中小企業が持続的に成長するためには、優秀な人材を確保し、定着させることが欠かせません。そのためには、短期的なコスト削減に固執するのではなく、長期的な視点で採用活動に投資することが重要です。

エフアンドエムクラブの「マンスリーチェック」を活用すれば、他社の採用コストを参考にしながら、自社の採用戦略をより効果的に構築することができます。ぜひ、アンケートにご協力いただき、他社との比較データを手に入れてください。これを機に、御社でも採用活動を見直し、未来への投資を始めてみてはいかがでしょうか。

マンスリーチェックの回答は会員専用サイトより


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