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【遊戯王】イデアコントロールのすゝめ【デッキ紹介】
目次です。
はじめに
みなさま〜!おはようございます。半袖ぱんだです。
最近オフ会用のカジュアルデッキにハマりすぎてこの興奮を皆の者と分かち合いたいので無理やり共有します。
駄文ですがよろしければ読んでいってくれると嬉しいです。
コンセプト
そもそもどういう経緯で組んだのかという話からしましょうか。
まずこちらのカードをご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122818847/picture_pc_989427b49373fa491ec11502c75a1e83.png?width=1200)
かわいいですね。この鳥を上手いこと使ってやろうというのがこのデッキのコンセプトです。
結果としてデッキの軸になるのはホトトギスではなく、ホトトギスを出力するための“天帝従騎イデア”となるのですが、生暖かい目で見守ってください。
構築方針
上記のホトトギスですが、上手く使うための条件は2つあると考えています。
①安定して盤面に出力することができる。
②盤面に出力した後に勝ちにつながるアクションを取ることができる。
①から順番に解説します。
①安定した盤面出力
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122820675/picture_pc_a3129b28329ccb8efd1da57ba1de859d.png?width=1200)
再掲しますが、意外にもこのカード、ステータスが優れており、デッキから触る手段が多いです。ざっと紹介します。
1.鳥獣族を利用し、“ろびーな”や“シュライグ”を絡めてサーチし、自身の効果やフェリジットの効果で盤面に出力。
2.家臣ステータスを利用し、“天帝従騎イデア”からリクルート。
3.星3炎属性を利用し、“炎星候ホウシン”からリクルート。
他にも炎王ギミック+咎姫やそもそもスモールワールドでサーチしたりと、いろいろありますがデッキとして運用する上で現実的っぽいのは上3つだと思ってます。
炎王でも再現性は高そうですが、炎王の一般的な展開でバロンを落とすところが炎王獣キリンになって、1サーチが1ドローに変わるだけなのでデッキとして美しくないと僕は思います。
今回僕は2のイデアを選択しましたが、こちらの理由は後々話します。
②出力後の勝ち方
さて、ホトトギスを安定して出力できるという前提のもとで、もう一度ホトトギスの効果をおさらいしましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122864816/picture_pc_d55672366c01b0c056ef4110b7ae2872.png?width=1200)
簡潔にまとめると、エンドまで待つor手札1枚捨てる or自害で1ドローすることができます。何を使うにしろ結局ドローするんですね。
つまり、このカードを強く使うこと=ドローをした時に妨害or展開につながるカードを多く採用することとなるわけでございます。
今回は展開ではなく妨害を軸にして、増やした妨害と相手のカードを1枚ずつ交換することで、アドバンテージ差による勝利を目指すことにしました。
…というのも、イデアの制約が重く、ホトトギス使用後の展開に良い案が浮かばなかったためです。
そもそも展開するのならばホトトギスではなく、イデア→スネークアイエクセル→ポプルスの順で展開するべきですね。ポプルスからメガキレラを出して、進化の特異点でもサーチしましょう。
ここで、さも当然かの様に、アドバンテージ差が稼げると記述していますが、
「手札にあるホトトギスやイデア1枚を消費して1枚ドローする行為からはアドバンテージ差は開かないのではないか」
という至極まっとうな批判が、半袖ぱんだの人格と精神を破壊しに来てもおかしくないでしょう。
(余談ですが正論パンチもほどほどに、あまりに正論パンチが強すぎると精神に異常をきたし、Vtuberと女子中学生しか信じられない体になってしまいます🥲)
ここで登場するのが、ホトトギスを出力するための“天帝従騎イデア”です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122864625/picture_pc_a80ac530deb2f8951b381e04dea7f28a.png?width=1200)
イデアには召喚・特殊成功時に家臣ステータスのモンスターをリクルートする効果以外に、墓地に送られたら除外状態の帝王魔法罠を回収する効果を持っています。
次に“汎神の帝王”の効果をご覧ください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122865597/picture_pc_9a7f2c71547b9f87ebd6fd3769937014.png?width=1200)
帝王魔罠版のトレードインかつ、墓地から除外して帝王魔罠のサーチすることができます。
では、この2枚の効果を覚えてもらったところで、“汎神の帝王”+“天帝従騎イデア”の噛み合わせ初動について考えます。(ほとんど動くことないですけど)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122889602/picture_pc_a5e837e429fd95b736be02fbc5f51645.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122889636/picture_pc_188778e4fa9de58850c76b32d12c59b4.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122889683/picture_pc_21b35f714565637a10d12cdf17049553.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122889728/picture_pc_e22ece37c9b638a0336fd3da2456d84f.jpg?width=1200)
これが一連の流れで、帝王魔罠が1枚返ってくることを加味すると、イデア1枚から3枚ドローしたことになります。
ここの差分2枚がアドバンテージとなるので、これで勝ってください(白目)
上の写真ではイデアが墓地に送られる前提ですが、残された場合は返しのターンにリンクリボーに変換することで全く同じ枚数稼ぐことができますし、なんならリンクリボー1体分得をするので大丈夫です。
①、②をふまえて
・初動としてイデア+汎神を目指す
・汎神とホトトギスのドローで引いて強いカードを多く採用する。
この2つがこのデッキを組むための要件になることがわかりました。
…。ここで1つ大きな壁にぶち当たります。
まず、1つ目の要件である「イデア+汎神」からの初動は2枚初動です。
一度頭の中で2枚初動のデッキを想像してみてください。僕はドライトロンと電脳堺を思い浮かべました。あるいはシャドールのような融合デッキを想像する方もいるでしょう。
これらのデッキに1つ共通して言えるのは、「2枚初動の再現性を高めたがために自由枠が少ない」ということです。
もちろん「イデア+汎神」の初動も例に漏れず、イデアに触るためのカードで10数枠、汎神に触るためのカードが自身と副葬で5枠となりこれだけで15〜20枠を割く必要があります。また、イデアからのリクルート先、汎神のサーチ先を考慮するとまた7枠。そうすると、10枠程度しか残りません。
そもそも、5枚体制で汎神に触れるわけがないので、“キュリオス”や“ベアトリーチェ”などの墓地肥やしのカードも必要になり、それらを出すためのカードでも枠を圧迫します。
そのような不都合を目の当たりにしたとき、あなたはデッキの中に神の通告や宣告などのとりあえず強い罠を採用する気になるでしょうか。おそらくならないと思います。
少なくとも僕なら入れないです。
かといって、構築方針を変えていいわけではなく、なにかいい解決策を模索していたところ、1つの天啓が降り注いできます。
「初動になるカードも後引きのドローで引いても強いカードにすればよいのでは…!?」
何いってんだコイツ???と思う方も多数いらっしゃると思うので解説します。
例えば、“イデア”を出す初動として“トゥルースリインフォース”が挙げられます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122891607/picture_pc_ce2b35c302fb51b45db8f6d8682ddc37.png?width=1200)
このカードはイデアを出力する展開札ではあるものの、僕は“リインフォース”から出す先や“イデア”から出す先を“ホトトギス”から変えれば妨害カードとしても運用できるのではないかと考えたわけです。
そこで出てきたのがこいつ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122891817/picture_pc_530d8531041998cf62311f1ec3ef63d5.png?width=1200)
あまりにも都合が良すぎて見つけた時は爆笑してしまいました。このカード1枚採用することだけで、強制脱出装置3枚搭載したのと同じ効果が見込めるのは偉いですね。
ちなみに、なぜかこのカードはチューナーなので、相手エンドフェイズに“リインフォース”を使い盤面を返した場合、そのまま返しのターンに4シンクロの“クオンダム”を出すことができます。
この“クオンダム”も個人的に芸術点が高いので後半でまた解説します。
このように、“イデア”になれるカードは即時妨害カードとしても運用できることが判明したところで、他にどんなのがあんねんというところです。
イデアを出力できるカード兼妨害札としてリインフォース以外に以下カードを採用しました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122919308/picture_pc_a30b6084a685505f971f1e8750f1cad2.png?width=1200)
デッキないの通常罠になんでも触れます。“トゥルースリインフォース”はもちろん、後述する“戦線復帰”や“激流葬”もセットできるので初動の中では対応力がかなり高いです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122919517/picture_pc_e61fc13c6083e1051e58ec3720872e62.png?width=1200)
デッキの“イデア”には触れられないものの、“イデア”の2周目以降は展開カードとして扱うこともでき、もちろん任意のタイミングで“ポーラペンギン”を出力できます。
“リインフォース”と違っていいところは、一度使用した“ポーラペンギン”を再利用できたり、“バルドレイク”や“バロネス”など“ポーラペンギン”以外の妨害を用意できるところですかね。
もちろん、“イデア”ではなく“汎神”に触るギミックを回すこともできるのでかなり器用なカードだと思っています。
次に、“汎神の帝王”に触れるカード兼妨害札として採用したカードの紹介です。
僕は“汎神の帝王”に“ベアトリーチェ”でアクセスすることにしました。
“キュリオス”でもアクセスすることは可能ですが、墓地に落とす試行回数がベアトの方が1度多いのに加えて、素材の枚数も単純に1枚ベアトの方が少ないのでこっちがおすすめです。
と、いうわけでドローしてきて強いベアトリーチェの素材を探してみたところ…。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122921099/picture_pc_f42f9fc42e80da402e1eed6d1f798c0d.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122921101/picture_pc_bd4d062afdfc2a4098ac3c8c82d16e95.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122921102/picture_pc_97d173db421cf7d809de4a1142a157a4.png?width=1200)
勝手に男と決めつけてしまいました。LGBTへの配慮が欠けています。訴えられたら負けてしまいそうです。
………。
そんなことは置いといて、宇宙最強カード“深淵の獣”です。手札誘発として相手の行動を阻害したり、通りが悪くてもライフを守る動きができます。
特に“マグナムート”に関してはこのカード1枚でランク6エクシーズに繋げることが可能であり、優秀さが際立っています。
まとめ
こまごました話をしてしまったので一度まとめておきます。
最初の目的であった、
①安定してホトトギス(イデア)を盤面に出力すること
②ホトトギス(イデア)を盤面に出力して勝ちにつながる構築にすること
の2項目は
・イデア+汎神の初動をめざし、そこからアドバンテージ差を生み出すこと
・ドローした先に強いカードを採用すること
の2つの条件を満たした構築によって達成され、この2つの条件を満たすためには、
妨害札として運用できるカードが、そのままイデア+汎神をかき集めるカードとしても運用できるカードでまとめることで上手く構築できるのではないかといったところまで来ました。
全体感は見えてきましたか?
これを前提として完成した構築が次のものになります。
デッキ構築
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122923757/picture_pc_52267f6d5e1c9860b7238063a2e59a4d.png?width=1200)
構築方針のイデアや汎神絡みのギミックはご理解いただけると思うのですが、“竜の霊廟”や“ブルーアイズジェットドラゴン”などのカードの採用はまだ何も説明しておらず、理解するために、頭を抱えてコダックのような素振りを見せる方もいらっしゃるかもしれません。
まぁ、そんなに悩まずに安心して話を聞いてください。悩んで頭を使いすぎると毛根が死滅して頭が禿げてしまいますよ。
今回はデッキを
・「イデアを出力するためのカードとイデアから出力するためのカード」
・「汎神の帝王にデッキから触ることができるカードと帝王魔罠」
・「竜の霊廟を中心としたドラゴン族」
・「その他」
の4つに分解して説明しようと思います。
イデアを出力するためのカードとイデアから出力するためのカード
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122927944/picture_pc_47aa31f2a8bab470592d74457269abe4.png?width=1200)
ほとんどは解説済みなので必要なところだけ説明します。
Q.ホトトギスの採用枚数が2枚なのはなぜ?
A.実質3枚目以降のホトトギスとなるホイールシンクロンを採用しているから。
ホイールシンクロンを見ていきましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122928296/picture_pc_3dcf89fc47543c1fb61b91b935c0070a.png?width=1200)
イデアからリクルートできる星5のチューナーです。この星5というのがかなりミソで、イデアと合わせて“チャージウォリアー”、“ドロドロゴン”をシンクロすることができます。
(勘違いされる方もいると思うので補足すると、ホイールシンクロンをイデアから出す時は必ず相手ターンのエンドフェイズ中に行ってください。イデアの制約に引っかかって爆発してしまいます。)
チャージウォリアーもドロー効果を持っているので、これをもってホトトギスの3枚目と言えるわけです。
ちなみに、復烙印がある状態でレベル変動効果を使うと、自身が光属性なので勝手に山下に帰ってくれるのでイデアの弾が無限に補充されます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122931270/picture_pc_7ec65c6f002ca6873af72b6961557c94.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122931272/picture_pc_9426e2187022f8f5cdb896f9ba5605f8.png?width=1200)
6シンクロです。それぞれの使い方について説明します。
“スターダストチャージウォリアー”
このカードを出す時は盤面の深淵の獣と合わせてベアトリーチェに成ることが多いです。
深淵の獣が3枚しか採用されていないのでイデア側からもベアトリーチェを作れるギミックも搭載しようという心持ちでございます。
他にもTGストライカーと合わせてバロネスやディスパテル、ドラガイトを召喚する時もシンクロしたりします。
“ドロドロゴン”
前述したレベル変動効果を問題なく使用することが可能であり、そのままこのデッキのフィニッシャーまでつながります。
一応ルベリオンの蘇生するためのコストにすることもできます。
ドロゴンから出すフィニッシャーは次のカードになります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122932103/picture_pc_95921eb153bac70cc729e0d3d8d64504.png?width=1200)
ドロゴン+ドラゴン族で融合できます。相手の盤面を全て処理しながら墓地の激流葬や戦線復帰をセットすることで、受けに回ることが多いこのデッキでもゲームの攻防が逆転します。
自分の盤面が減らない激流葬ほど強い罠はなく、この布陣が通ってしまえばすぐに決着が付いてしまいます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122932398/picture_pc_cd4c4595528fbd3ad3c2dc744adcea0c.png?width=1200)
タイラントドラゴンほどのパワーはないですが、素材の条件がゆるく、ドロゴン+真源の帝王とかでも出せてしまいます。
墓地のホトトギスを蘇生することができるので、墓地のブラックホールドラゴンをくっつけることも可能です。
最後にちょっと使い方に癖があるクオンダムについて話します。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122932786/picture_pc_6defc64f2271a298790d9e0256a5e519.png?width=1200)
効果はいたってシンプルで、相手ターン中にシンクロ召喚ができるだけです。
使い方は基本的に3パターンで
1.自ターン中にディスパテルの素材にする
2.相手ターン中にディスパテルかバロネスの素材にする
3.相手ターン中にドラガイトの素材にする
それぞれ説明します。
1.自ターン中にディスパテル
自ターン開始時の盤面にイデア+ポーラペンギン、手札にマグナムートがある時にやります。
マグナムートを出す時にイデアを除外できるので、ディスパテルからそのままイデアが帰還し、ホトトギスまでつながるのがこの展開の魅力です。
2.相手ターン中にバロネスorディスパテル
これは手札にドルイドヴルムがいる時しかやらないので頻度は少ないですが、ドルイドの除去効果とシンクロモンスターの妨害効果を合わせて1番妨害量が多いのがこの展開です。
3.相手ターン中にドラガイト
クオンダムを出した後にイデアの通常召喚をする場合は必ずこれです。
イデアの制約を踏み倒してドラガイトに行きます。自身が水属性なので、戦線復帰等でポーラペンギンが墓地からいなくなってもドラガイトの効力は残り続けます。
汎神の帝王にデッキから触ることができるカードと帝王魔罠
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122933753/picture_pc_4d4d182c4d7f70380e385ea37e8f5a4d.png?width=1200)
特に解説するところはないです。帝王魔罠は墓地効果が強いものを3枚選んで採用しました。
この3枚という枚数の理由だけ解説した方が良さそうですね。
まず、汎神の帝王の墓地から除外してサーチする効果は1デュエル中に何度使用することができるのかという議題について語ります。
汎神の帝王以外の帝王魔罠の採用枚数をnとした時に何回つかえるか考えます。
初めて2ドローする効果を使用した時、墓地に汎神の帝王1枚と帝王魔罠が1枚存在することになるので、デッキ内の残り帝王魔罠の枚数はn+1枚となり、サーチ効果を使えばのこりn枚となるので、1サイクルごとにデッキの中の帝王魔罠の枚数が1枚ずつ消費されることがわかります。
そして、デッキの中に帝王魔罠が2枚以下になった瞬間に機能しなくなるので、帝王魔罠をサーチする効果はマリガン効果からスタートするならばn-1回、副葬やベアトリーチェからスタートして、サーチ効果からスタートするならn回使用することができます。
サーチ効果がイデア+汎神の展開で稼げるリソースの1枚分を担っているので、少なくとも2回は発動したいことを考えると、n-1≧2、つまりn≧3であることが求められます。
ただ、この帝王魔罠、単なる事故要因なので、多ければいいというわけではなく、むしろ最小の採用枚数の方が良いと考えていて、採用枚数は最小値の3枚となったわけです。
竜の霊廟を中心としたドラゴン族
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122935434/picture_pc_dce56fc9608a0fa07909547928a95004.png?width=1200)
構築方針が決まったところで、残りのスロットに何を採用するか考えるところでまた1つ大きな壁にぶつかるわけです。
「先攻もらってホトトギス自害1ドローして終わりとか言ってるデッキが後攻になったらどうするんだろう…???」
イデアに召喚権を使用する以上、エクストラからの捲り、展開での捲りに期待することができず、かといってまくり札の採用も先攻で罠を構えるプランと矛盾してしまいます。
ここの壁にぶつかった瞬間、大粒の涙があふれんばかりにでてきました。上手い噛み合いを見つけて舞い上がっていた半袖ぱんだ氏は死んでしまいました。セキショウ+バロネスみたいな盤面にすら鼻で笑われながら蹴散らされてしまいます。
そんなのに負けるわけにはいかない。負けたくないと憤慨した僕ですが、捨てたはずのデッキ案から知見が広がりました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122936658/picture_pc_074e05b1452d6dc427616f9461237a5f.png?width=1200)
実は1番最初のデッキ案は、ホトトギスを自害させて、世界中のこいつや雙極の破械神、アストログラフマジシャンを反応させてワンキルしてやろうという方針で組もうとしていたのですが、安定したホトトギスの供給と反応させたいモンスターの存在が矛盾してしまい、お蔵入りになってしまったんですよね。
ところが、霊廟からブルーアイズジェットドラゴンを落とすことでイデア自爆特攻から妨害されにくいダメージステップ中に特殊召喚することができ、それなりに妨害が踏めることに気づいたわけです。
そして何のついでか知らないんですけど、自分のセットカードが破壊されなくなります。革命です。
霊廟からの捲りに気づいてから、イデアの自爆特攻から捲れるようなプランを取ることになりました。
そんな中、ジェットドラゴンを素引きしている時に自凸がトリガーになるドラゴンが他にいないかなぁと探したところこのカードに出会いました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122937835/picture_pc_b04ed29078783b2f7d77a6bfb67968d5.png?width=1200)
秋葉原にも難波にも大須にも妖精がいることが知られていますが、それと同様にこのデッキにも妖精がいます。要注意な点もそっくりです。
何かが自凸した手札墓地からこのカードが湧いてきて、デッキから闇ドラゴンをサーチできます。もちろん深淵の獣がサーチ範囲に入っているのでドルイドヴルムで何かを踏んだあと、天球を作って捲りきりましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122938436/picture_pc_17a8139ac42efce5efad39f4776a23b1.png?width=1200)
自凸からの捲りに貢献するわけではありませんが、ホトトギスの自害と激流葬に反応して無限湧きします。
大量のドローをするこのデッキの都合で霊廟から落とす先は多いに越したことはないです。
アクセスコードトーカーからのワンキルも防ぐことができます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122938653/picture_pc_ff8e2d16cf967b995e1a8495b7e996bb.png?width=1200)
竜の霊廟は捲りの手段として採用されたわけですが、先攻でも強さを発揮します。
もちろん、前述したブルーアイズジェットドラゴンを墓地に送ると伏せを守りながら恒常的なアドバンテージを獲得することができますが、それだけではなく、自分の初動を厚くするためにも使うことができます。
例えば、霊廟+戦線復帰という持ち方をした時に戦線復帰からマグナムートを蘇生してベアトリーチェを作りに行ったり、ラルバウールを落としておいて、相手のアクションを見ながら適切な深淵の獣を当てることができます。
他にも深淵の獣と合わせて持っているときは、ルベリオンと復烙印を置けるのでドローしてデッキを回したりもできますし、単純にデッキを2枚分圧縮できるので、汎神ドローやホトトギスドローの質も向上します。
その他
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122939405/picture_pc_d48cd8434be03f0a346f3c06007cebb8.png?width=1200)
基本的に、後攻時に強いエクストラと激流葬が多くを占めています。シンクロ体に関してはクオンダムのところにまとめて書いてあるのでそちらを読んでいただけると嬉しいです。
残りの数が少ないので一つ一つ紹介しちゃいますね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122939608/picture_pc_658f79973eac59dc0f317030f18bd16f.png?width=1200)
増援、リインフォースから出力する、イデア以外の選択肢です。深淵の獣やチャージウォリアーと合わせて8,10シンクロに繋げます。
後攻時は召喚権を使用せずに自凸プランに移せるのでイデアの制約がかかる前に天球を出したりすることができます。隠れた有能枠です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122939970/picture_pc_900ef15aa30d8901a8a18b2e7170a1cf.png?width=1200)
イデアからベアトリーチェを作る手段として、ホイールシンクロンが採用されていましたが、これはその逆です。ベアトリーチェからイデアを出す手段としてこのカードが採用されています。
あと、汎神にすでに触れられている時に副葬を引いた時はたいていこのカードを落としてます。
墓地から激流葬は中毒になります。お気をつけて。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/122940278/picture_pc_cd46ccea6df2d5014f3b0ac4fda18f3a.png?width=1200)
アライバルの解答です。ほとんど出しません。
以上が採用カードの解説です。ご質問などありましたらDMにでも送ってくれれば答えます。
デッキの回し方
このデッキ、ちゃんと回すことはできるのですが少し扱いが難しいです。
どう難しいのかというと、展開も妨害も同じカードから始まり、どちらかを選択した瞬間もう片方は切り捨てないといけないからです。
そして大方、妨害を吐きすぎてしまうと自分の展開がおぼつかなくなり、勝手に自滅します。
アナカラーハンデスが先2で出すベラドンナはマナブーストで使わなければいけないのと同様にこのデッキのリインフォースは序盤は相手の挙動を許してでもエンドフェイズにホイールシンクロンを展開する択をとった方がいいことが多いのです。
しかし、デュエル・マスターズとは違って戦わなければいけない戦場は遊戯王です。何も妨害を吐かなければ死んでしまうことが多々あります。
死なないギリギリを狙って妨害を吐かなければいけないのが難しいところです。
プレイは難しいものの自分の動きを通すだけならそこまで難しいものではないのでもし組むのいうのであれば気にしなくてもいいです。
指標的なものを置いときますね。
〈ⅰ〉まずはとにかくイデア+汎神を揃えます。
他の組み合わせは基本的に1枚ずつしかカードを増やすことができず、パワーが圧倒的に足りません。頑張って拾いにいきましょう。
イデアは持ってることが多いので汎神を拾いに行くことが多数です。つまりベアトリーチェの成立が最優先事項となるわけです。
〈ⅱ〉揃ったら盤面の処理に徹底する。
汎神イデアのリソースが回り始めると勝手に手札が増えるので罠カードや深淵の獣、ジェットドラゴンを使って盤面を返していきましょう。ここまできたらもう簡単です。
〈ⅲ〉ドロゴンからフィニッシャーを作って勝ち
タイラントドラゴンと無限の激流葬が越えられるカジュアルデッキが存在するわけなく、そのまま殴って勝ちです。
こちらもわからないことがありましたら全然質問受け付けるのでDM待ってます。
おわりに
僕の自慰行為に最後まで付き合っていただいてほんとにありがとうございます。
このデッキ面白い!と思ってくれた方、カジュアルデッキ組んだことないけど興味が出てきた!と思ってくれた方がいらっしゃったらとても嬉しいです。
最後に宣伝ですが、12/3(日)にカジュアルの交流会をやります。是非是非お越しください。