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ハースストーンマスターズツアー・オンライン:アジア太平洋 デッキ予想ガイド

皆さん、こんにちは。ふぁんだむです。

今回は、明日から行われるマスターズツアー・オンライン:アジア太平洋大会のデッキ予想をエアプなりに書き連ねていきます。結果として間違ってたら笑い飛ばしてください。まずは、昨日行われたアップデート「パッチ17.6」が来たことによって、いくつかのカードがバランス調整を受けました。一つ一つ振り返っていきます。




1.バランス調整されたカードまとめ

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ケイン・サンフューリー 体力5→4への変更

このバランス調整は、4ターン目におけるテンポ出しを少しだけ弱くした調整です。とはいえ、リーサル札の部分では打点も変わっていないので、前環境同様、デッキに組み込まれるのではないかなと思います。


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悪魔変身 5ダメージ→4ダメージ

このバランス調整は、テンポデーモンハンターにとっては痛いかもしれません。今までは「6ターン目にあと5点でリーサル」の場面からぴったり出すことができる唯一のカードでしたが、今回の調整によってリーサルターンが遠のきそうなカードになりました。それでも、使われることにはなると思います。


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アズィノスのウォーグレイヴ 5コスト→6コスト

おそらく、デーモンハンターの中でも、これが最も大きなカギを握りそうなバランス調整だと思います。今まで5ターン目に握ってドルイドの「グローフライの群れ」を返したり、盤面の掃除をしつつ、次のターンの「グレイヴの達人」につなげる動きが強力でしたが、それがしにくくなります。もしかすると、デッキから抜くことまで考えるプレイヤーが出てくるかと思います。ちなみに僕だったら抜く。


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菌々財宝 コスト2→コスト3

このカードは主に「スペルドルイド」が、大打撃をくらってしまった調整です。2ターン目菌々財宝→野生の繁茂→グローフライの群れという最速ムーブが、先攻のみできなくなります。後攻でやるにしてもコインを切ってしまうのは弱いですし、なによりも野生の繁茂とターンが被ってしまうのが一番の被害だと思います。今大会でどうなるか楽しみです。


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ドラゴンキャスター コスト6→コスト7

このカードの調整もかなり痛いところがあります。最速パズルボックスや、創造の力が1ターン遅れることによって、残りライフ一桁からの逆転がしにくくなります。他にも、トワイライトドレイク→ドラキャス+創造の力などの動きが制限されてしまうのも、かなり苦しいです。それでも、ハイランダーメイジの強さは大きく変わらないのかなと思います。


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海賊の隠し武器 +1/+1→+0/+1

このバランス調整は、今のウォリアーに大きく影響しているようには見えません。イカリやツーデンランス、レンチカリバーも「3回振ることができる」というのが重要なポイントです。確かに、ミラーマッチの爆弾ラングラーを咎めることが難しくなりますが、それ以上にデッキ圧縮やリソース確保の方に試合が揺れ動きそうです。相変わらずテンポウォリアーや、爆弾ウォリアーが強そうに思えます。


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這い寄る悪夢ガラクロンド 引いたカードのコストが0→コスト1

現在のローグは、ガラクロンドに大きく依存しています。例えば、0コストのトグワグルやクロンクスが1コストになると、今まではそのターン中に全て使えていた手札が窮屈になります。悪漢なども絡むと手札が上限を超えてしまい、手札管理が難しくなり、いつも以上に繊細なプレイングが求められることになります。もしかしたら、ポジションが悪いデッキの一つになりうるかもしれません。


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竜の女王アレクストラーザ コスト0→コスト1

おそらく、みんなが一番気になっているカードだと思います。今までは、9ターンにアレク+0コストドラゴン2体で盤面を制圧しきっていましたが、それができないとなると、ハイランダーデッキの強さは少しだけ落ちてしまうかもしれません。ただ、クエストマリゴスウォーロックにおけるアレクは、ヒーローパワーで0コストになる可能性があるので、そのデッキから抜けることはないと思います。


長々ざっくりと振り返ったところで、本題に入りたいと思います。まずは、今大会のTierリスト(仮)を以下にまとめてみました。


2.Tierリスト(仮)

Tier1:テンポウォリアー キューブプリースト 爆弾ウォリアー コントロールウォリアー

Tier2:テンポデーモンハンター ハイランダーハンター クエストマリゴスウォーロック ハイランダーメイジ コントロールデーモンハンター ドラゴンドルイド

Tier3:スペルドルイド ガラクロンドローグ マーロックパラディン ZOOウォーロック 

Tier4:聖典パラディン トーテムシャーマン コントロールシャーマン


今大会もウォリアーが最強というわけではありません。Nohandsgamer選手が作りあげた「キューブプリースト」というデッキが対抗馬となっています。一時期は、ウォリアーに対して有利を築けていたプリーストでしたが、結局バーストコンボの前に屈するというのが現状でした。ですが、脱走するマナセイバーと心霊分裂のおかげで、盤面の取り合いに勝てるようになり、神格化がついたミニオンをコピーしてライフを30付近にまで近づけながら戦うことが可能になりました。他のデッキにも、大きく不利をとっているものがないため、Tier1にいてもおかしくはありません。もしかすると、今大会のBAN候補にまで上がってる可能性まであります。

Tier2付近は結構あやふやですが、テンポデーモンハンターがウォリアーに対して以前よりも不利を被ってしまったこと、ハイランダーハンターのアレクが9ターン目の巻き返しとなりにくい部分ではありますが、それでもブランやゼフリスは生き生きしてるので強いかなと。ただ、第3、4候補のデッキになるかなと思います。前回大会で優勝構成に入っていなかったウォーロックですが、ローグやテンポデーモンハンターの弱体化によって、今回こそはポジションが良くなったのではないかなと思います。

Tier3ですが、スペルドルイドが菌々財宝をナーフされて株を落としましたが、ドラゴン軸のドルイドならばまだ戦えるのではないでしょうか。マリゴスやアレクを入れて、ウォリアーに対して強く出られるリストを整えておけば、ウォリアーメタとして存在できるのではと思っています。マーロックパラディンは、アグロ構成の最後のピースとして採用されるかも枠で考えられそうですが、ゼフリスに無力すぎる点から不採用になるやもしれません。ただ、爆発力だけはピカイチなので、持ってくるプレイヤーも少なくはありません。

Tier4のトーテムシャーマンは、標的となっているドルイド、プリーストに強く出られるデッキタイプです。ただ、ローグやデモハンなど細かい除去を大量に持っているヒーローに対してはほぼ無力なのと、スペルドルイドがナーフされたので、数が減るにつれてシャーマンも数を減らすと思われます。前回の大会では、コントロールシャーマン入りの構成がDay1で4-1していたので、まだ諦めるのは早いかもしれません。


3.デッキ構成予想(仮)

以上の点を踏まえて、今大会の王道構成は「テンポウォリアー、クエストマリゴスウォーロック、テンポデーモンハンター、ハイランダーハンター」になるのかなと思います。なんせ一日しか時間を与えられていないので、しっかりとしたリストが出てくるのか怪しいところはありますが、おそらく構成が広く戦えるのかなあと思います。次点で、「コントロールウォリアー、キューブプリースト、ハイランダーハンター、ドラゴンドルイド」だと考えています。これはテンポウォリアーメタで、強く出るならこれかなあと。「爆弾ウォリアー、ガラクロンドローグ、ハイランダーハンター、テンポデーモンハンター」あればクエストマリゴスウォーロックを倒しきれるかもしれません。アグロ構成を組むのであれば、「テンポウォリアー、テンポデーモンハンター、マーロックパラディン、ハイランダーハンター」だと思います。ハイランダーメイジや、スペルドルイドを持ち込んだプレイヤーに強く出られそうなので、多少ありだとは思っています。


4.メタカードになりうる存在

今大会のメタカードは「クエスト中の冒険者、酸性沼ウーズ、ブームピストル無頼、ガーディアン改造屋」辺りになりそうかなと予想します。正直、前回の環境とメタカードの介入部分は大きく変わらないかなと思いますが、「ガーディアン改造屋+ボーンチューワーの喧嘩屋」のセットは、決まればアグロ相手をほぼシャットダウンできる強さを兼ね備えています。ブームピストル無頼は、ハイランダーデッキ全般に刺さりやすいところと、ローグのガラクロンドや、悪の手先全てに機能するため、今回は活躍の場を設けられているようにも見えます。他にあるかもしれませんが、そこは明日の大会を楽しみに待ちましょう。


ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。今回は選手によってデッキの好き嫌いが出る大会かもしれません。皆さんも、このデッキが強そうとか、この構成が面白そうとか思ったら、是非実行してみてください。新たな発見が自分を強くします。そして、大会の配信を見るときは、片手にスナックとドリンクを持って、応援したい選手を家から応援し、心の底から楽しみましょう!!!

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