YouTubeに演奏動画を上げる時に、必ず直面する機材の問題について(前編)
さて、前回は動画のコメント等の話をしましたが、
今回は、演奏動画を上げる際に直面する機材の話です。
と言っても、専門的な話ではなく、ど素人の私がピアノで「弾いてみた」「歌ってみた」等の演奏動画を上げるにあたって、どんな道をたどってきたか、という話です。
まずは、こちらをご覧ください。
【吹奏楽 課題曲】マーチ「潮煙」ピアノで弾いてみた
これは私が10年以上前、一番初めに上げた動画です。(※日付は3年前になっていますが、10年前は著作権関係が非常に厳しく、演奏動画はまったく収益化できなかったので、3年ほど前に100本以上の動画をいったん上げなおしました。この辺りの著作権関係の話はまたいつか。)
で、観ていただけば分かるとおり、画面は4:3で画質は悪く、音も非常に悪いです。動画に関して何にも知らない私が、まず何を使ってこれを撮ったかというと、普通のデジカメ(の動画機能)で撮りました。三脚なんて持っていなく、100均で買ったスマホ台のようなもので固定しています。音は電子ピアノから出る音をそのままデジカメで録りました。そしてデータをSDカードでパソコンに移し、編集などせずそのままアップしています。
そしてこちらは弾き語りの動画、
【aiko】「瞳」ピアノ弾き語り(cover)
当時使っていた電子ピアノはマイクが直で差せて、しかもリバーブがかけられるようになっていました。自分で弾きながら歌うのをスピーカーから聴く分には、全くエフェクトなしよりも多少リバーブがかかった方がうまく聴こえると思ったのですが、撮ったのを聴くと確かに反響しすぎて聴きにくく、この辺も弾き語り動画が評判悪い原因でした。しかも、このアングルはデジカメをピアノの上に固定しているので、弾くたびに画面が揺れてしまっています。
という訳で、初めの頃は正にど素人の状態で、ただカメラで撮るだけでした。それでもこんな環境で100本くらい動画をコツコツ上げていました。
しかし、テレビのアナログ放送も終了し、世の中の映像コンテンツはほとんど4:3から16:9に。YouTubeもどんどん横長ワイド画面がスタンダードになってきたので、思い切ってデジタルムービーカメラを購入しました。そして、なんとか電子ピアノの音をカメラに取り込みたい、ということで、電子ピアノから出ているオーディオケーブル(L/R)を一本にまとめ、デジタルムービーカメラの外付けマイク入力に直接差す、という方法をとりました。それがこちら、
【サザンオールスターズ】「流れる雲を追いかけて」ピアノ弾き語り(cover)
カメラのマイクでそのまま録るよりは、音データとしてよくはなりましたが、サーーーーという、いわゆるホワイトノイズが鳴ってしまっています。これもケーブルを「抵抗入り」だとか「抵抗なし」だとか色々試しましたが、一向に消えませんでした。(この時はまだミキサーやオーディオインターフェースなどという知識は1㎜もなかったのです。)
こんな状況で、また50本近く動画を上げ続けていた時にふと、マイクの音声と電子ピアノの音声を別々に分けて取り込んだら、少し音がよくなるのではないか、ホワイトノイズも減るのではないかと思って調べ、ミキサーを間にかませてみることにしました。
こういうやつです。(実際はもっと古いモデルを使ってました)
で、撮ってみたのがこちら、
【渡辺美里】「言いだせないまま」ピアノ弾き語り(cover)
ホワイトノイズはあまり減ってません。一見変わりない感じですが、マイクの音はだいぶよくなりました。しかし、結局ノイズは減らせないのだなぁ、と思いながらまた動画を撮り続けること数十本、今度はデジタルムービーカメラが壊れてしまいました。
そんな時、私が持ち始めたのがカメラの救世主
iPhone SE(初代)です!!
といった所で話が長くなってきたので、
次回に続きます。
(つづく)