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ベントナイト(bentonite)とは

モンモリロナイト(スメクタイト)を主成分とする粘土の総称である。
※モンモリロナイト・・・現在はスメクタイトという言い方が一般的です。
膨潤性をもった粘土鉱物・・・・その結晶構造から水を含むと膨らむ性質をもち、さらに ※陽イオンを吸着する能力をもつ。
陽イオン交換容量(Cation Exchange Capacity、以下、CEC)土壌が交換性陽イオンをどれだけ保持できるかを示すもので土壌の保肥力の指数です。
なんかわかりにくいですね・・・

くみあいベントナイトチラシより
くみあいベントナイト紙袋25㎏入り/島根県出雲産
くみあいベントナイト/粉末200メッシュ

上の図を見るとモンモリロナイト(スメクタイト)の結晶構造は2:1型となりますね。
また層間陽イオンの違い(つまり産地?)によってNa型ベントナイトよCa型ベントナイトに分けられるようです。
今一度主な日本のベントナイトの産地を北から列記すると

    青森県(黒石市)
    宮城県(蔵王、川崎)
    山形県(月布)
    群馬県(安中、松井田、富岡)
    新潟県(白崎、細越)
    島根県(出雲市/鏡山、大田市/朝山<大暮>)

このうち山形、群馬、新潟はNa(ナトリウム)型
    宮城、島根はCa(カルシウム)型ベントナイトに相当します。

一般にアルカリを多く含むとNa(ナトリウム)型ベンナイト、アルカリ土類を多く含むとCa(カルシウム)型ベンナイトと呼ぶ。
Na(ナトリウム)型は膨潤度が大きく、PHも高い、Ca(カルシウム)型は膨潤性は低く、PHも低い。

島根県出雲産/鏡山鉱山のベントナイト原鉱

岡山県笠岡市東大戸~井原市にわたる丘陵地に微細なモンモリロナイトとカオリナイト(カオリン石)からなる笠岡粘土が産出する。

岡山県笠岡市東大戸/笠岡粘土鉱山
笠岡粘土(粉末)紙袋30㎏入り

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