重い女
「重たくない愛は愛じゃない」
と付き合う前に、恋人に言われたので別に相手のことが好きで重いなら重くてもいいと思うのが最近の答えなのだが、面倒臭いほどに重い自分に嫌気が差している。
重いと言っても、
30分、1時間連絡がないだけで何しているのか不安になりヒステリックを起こしたり、すぐ浮気を疑ってメンヘラを起こしたりそういうことは流石にもう無いのだが、相手の過去(の女のこと)がどうも受け入れられない。
過去の女の話は一切して欲しくないし、過去の女と一緒に使っていたものも全て捨てて欲しいと思う。
「メンヘラ」ではないが「重い女」なのかもしれない。あと1ヶ月ほどで27歳になるというのになんとも情けない称号である。
難しい事なのだが、過去のことも含め全てを受け入れないといけないのは理解している。
いや、【お得意の回避癖】でどうにかなることもあるかもしれないしそもそも過去の話を持ち出されなければ知ることはないことも沢山あるだろう。
何故過去の話を聞かなければならなかったのか。
今はもう話されることはないが、聞いてしまった話が無理すぎて無理なのである。
過去の女がみんなシナモンが好き、と聞いてからもうシナモンのアイテムなんか持ちたくもないので所有してたシナモンのグッズは捨てたし今後買うことは無いだろう。
シナモンだけじゃなくサンリオ自体無理になっているようなので、持っていたお気に入りのフィギュアなど手放すのは惜しいが友達にあげることにした。
今日の話だが、Zoffとサンリオがコラボしているメガネを見かけ、シナモンのメガネが欲しいと思ったがもう買えないんだなと思うと少しだけ辛くなったりもした。
サンリオピューロランドなんか、一生行ってやらないんだからね。
ポケモンだってそうだ。
無神経に置いていたポッチャマのパジャマ、お揃いのコップ。絶対前いた女の趣味だろ。
ジラーチが小学生の頃から好きで、腕にまで入れようとしていたぐらいだがその絵を見る毎に嫌なことを思い出してしまう気がして入れることは一生ないだろう。
それに加え、自衛の為「X」でのワードミュートに【ポケモン】を入れてしまうような神経質な女なのだ。
嗚呼、自分はなんて生きにくい人間なのだろう。
神様、私にアレルギーのお薬をください。
2024.11.29