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タイム・マシンミュージックのBackbone#2 楽器紹介+今後のトピック
キンミライガッキ現代支部の代表代行をしているGakkiです。別時空の楽器店でタイムマシンを作っています。前回の記事↓
—ということで、このシリーズは自動演奏楽器TIME⇆MACHINES seriesの裏側を紹介する記事になります。
今回より本編スタート。各楽器の紹介、そして今後予定するトピックについて書いていきます。よろしくお願いします。
自動演奏楽器「TIME⇆MACHINES」とは
名前の由来
音楽は時に"時間芸術"と称されることがあるようです。(脚注※1) 時間芸術≒音楽とするならば、それを成す自動演奏機械は、なんと呼ぶべきでしょうか?—そんな意味をこめてタイム・マシンを作っています。(※2)
全体はこんな感じ
とにもかくにもまずは見てもらうのが一番。
とりあえず「色んな自動演奏楽器があって、色んな音がする!」と思ってもらえたら幸いです。
どんなガッキがあるのか
ではもう少し紐解いてみましょう。TIME⇆MACHINESは複数の自動演奏楽器のユニットからなります。それぞれを簡単にご紹介。
![](https://assets.st-note.com/img/1714627106451-A3ED44ZSvv.png?width=1200)
AUTO=H°USHI(オートプシー)
人工筋肉やモーターで音程を制御するエレキ弦楽器
![](https://assets.st-note.com/img/1714627209761-lev9shy4RW.jpg?width=1200)
BLITZ Valve(ブリッツバルブ)
~10万ボルトのスパークを鳴らすリズム楽器
![](https://assets.st-note.com/img/1714627430898-JgNtWCnYan.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1714627506714-hfPJBhJsGN.jpg?width=1200)
Observer(オブザーバー)
発電効果を持つ新素材を打面に使ったエレキ打楽器
![](https://assets.st-note.com/img/1714627578831-cwXLeVmD7X.jpg?width=1200)
Chrono=Phonograph(クロノ=フォノグラフ)
レコードを直接スクラッチ・サンプリングする全自動蓄音機
![](https://assets.st-note.com/img/1714627747265-1yOIubu2YL.jpg?width=1200)
…それぞれにキンミライガッキ本社による別時空の逸話がありますが、今回はバッサリ省きます(※3)。また、各自動演奏楽器とも掘り下げたら個別記事が書けるほどなので別の機会に。うちのC.E.O.が書きました・・・。↓(2024.5追記)
ユニットを組み替えることで、現代的な音楽スタイルから実験的なパフォーマンス・サウンドインスタレーションまで対応するシステムです。
※タイム⇆マシンは今後も増える可能性があるので2024年4月時点の情報です。
なぜ作ろうと思ったのか
理由は色々ありますが一つは「全ての楽器を新しくすることで0から新しい音楽表現を構築するため」です。
キンミライガッキは自動演奏でないガッキも扱っており、各シリーズの発展集大成の1つでもあります。興味がある方は公式HPから他のガッキたちも見てみてください。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/139253291/picture_pc_1ff02f03bcb2c2d36fc4de2562bcd8e2.gif)
![](https://assets.st-note.com/img/1714628326353-mmBYIw6Byh.jpg?width=1200)
このシリーズ、どんな人が参考になりそう?
色々な方に届く内容にしたいと思っておりますが、直接届きそうな方を予想してみます。
ソフト的なキーワード:TouchDesigner、Ableton Live、OSC、Arduino
ステッピングモーターやソレノイド、リレー等を制御したい人
MIDIに同期させて色々動かしたい、光らせたい人
メカトロニクス、メディアアート作品、自作楽器を作りたい人
3DプリントやCNC加工に、手仕事を加えたい人
製作した作品を持ってパフォーマンスに繋げたい人
※しっかりとした技術記事ではないので、実践例としてご覧ください。
今後取り扱う予定のトピック
最初に道標があった方がよかろうということで、今後の扱う記事の予定を書きます。自動演奏楽器の運用の話は多岐に渡るため、可能な限り短くシンプルな記事に分けようと思います。
やりながら何か付け加えるかもしれませんし、やらないのもあるかもしれません。(※4)
自動演奏楽器「TIME⇆MACHINEシリーズ」とは
↑ 今回ですね。回を分けて掘り下げるかも
システムについて
ソフトウェア、通信方法とか色々
設計・製作について
完成系予想と冗長性のバランス。材料費なども
製作環境
騒音の対策、あるといい工具・工房環境などなど
大きなLIVEや展示をやるために
運搬・設営・撤去の話からチームの話まで、企画の規模に合わせて
完成してからが本番!作曲について
性能のボトルネックが個性に ?システムが音楽性を規定
破損・メンテナンスについて
「壊れる」「不具合」にどう向き合う?発明としての「壊れ方」
リアルSFプロトタイピングとしての楽器づくり
理想を質量存在に具現化し、それを扱っていく(思想つよめ)
今回はここまで
本編と言いつつ、助走も含む内容でした。全部やろうとすると長距離走になると思うのでストレッチを入念に、焦らず行こうと思います。
ゆくキンミライもよろしくお願いします。
今回の脚注コーナー
※1 「時間芸術 音楽」で検索!別時空の楽器店を標榜するキンミライガッキとしては、大変座りのいい概念。
※2 本社からの発言ノルマ達成。
※3 キンミライガッキはC.E.O.率いる別時空の企業。きっと私はまた怒られることになるのでしょう。気になる方はキンミライガッキのHPへどうぞ。
※4 未来は分からない。