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食べることは生きること。うさぎも人も

飼っているうさぎが感染症になってかれこれ3週間。

エンセファリトゾーンといううさぎによくある病気らしく、感染すると中枢神経が侵され平衡感覚を失いローリングしたり首が曲がった状態なってしまう。

最初は食欲がなくなりどうしたのかなと思っていたら首を傾げたような格好になりよろよろし始めた。動物病院にすぐ行きおそらく感染症との診断。

シリンジで薬を与えふやかしたペレットの強制給餌をするようにとのことで自分で食べれない間は体重が減って衰弱しないようにしっかりと食べさせることが重要だそう。

そこから毎日うさぎをひっくり返して抱っこしてシリンジで口にペレットを運ぶ介護が始まった。1日3〜4回。ペレットをふやかしシリンジ10本ほどに詰めて終わったらシリンジを洗うという作業はやってみると地味に負担がある。

しかも獣医の先生のようにうまくはできない。先生がやるとうさぎは嫌がらずどんどん食べていたのに私がするとシリンジ3本目ぐらいで口を動かさなくなりペレットがあふれかえって終了。体重が落ちてきているので、元の体重に戻るよう頑張りましょうとのことで、私が食べさせられなかったらうさぎが痩せて弱っていくというプレッシャー。

こんなことしてうさぎは幸せなのだろうかと思ったり・・・。野生の世界では自分で食べられなくなったら静かに弱っていくはずなのでそれでよいのでは?いやでもこのうさぎは野生ではない、とぐるぐる思う。素人は余計なことを考えず獣医の先生の指示を聞いておけばいいんだけれど。

数日経つと首が曲がって食べにくそうであるものの好物の野菜は自分で食べるようになった。毛繕いも自分でしようと頑張っている。ケージから出して散歩させてみるとひっくりがえってその場で動かなくなった。シリンジ何本分食べたとか、自分でちょっと歩けたとかそんなことに一喜一憂している。

2歳の子どもも作ったものを食べたり食べなかったり。ご飯類を食べず果物ばっかり欲しがったり、野菜を食べなかったり。これだったら食べるかな、こうしたら食べやすいかなと考えて作っても当てが外れる時も多い。前は好きだったからと思ってまた同じ料理を作っても今回は食べない。何で〜!

も〜、お願いふつ〜に食べて!うさぎも子どもも!食事担当ってプレッシャーとストレスがある。夫にうさぎがあまり食べなくてとか子どもが好きなものしか食べないなどと言っても大丈夫だろ〜っと気にしてない様子。

うさぎや子どもが食べないとやるせない気持ちになり涙さえ込み上げてきそうになる。うさぎも子どもどうでもよい存在ならこんな気持ちにならないのかな。愛情があるからこそ?いや、ただ自分の努力が報われないことにムカついているだけ!?

きっと世の中の食事係のお母さん(お父さん)は同じ気持ち分かってくれるんじゃないかな〜。もっとおおらかに構えていたいなぁ。

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